表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
197/446

食事とお買い物

市場入り口近くの屋台。


エルフが、下から鷲づかみするような持ち方をしたフォークで、ぎこちなくナポリタンを口に運んでいる・・・。


「にゃー。ここのなぽたん、やっぱりおいしい。」


「そだねー。ここの料理は安定しておいしい感じ。安いし。

 まあ安いとは言っても最近の物価上昇で10チップ超えるようになっちゃったけどね。」


「そうねぇ。

 最近はなぜか仮眠室が取りやすくなったから少しお金に余裕はあるけど、今回の値上がりは大変ね。」


「み?

 お金、しょちょーからたくさんもらった、って言ってた、よね?」


「え?

 ・・・・あー。そいえば白ちゃんと会って何日かたったとこでもらってたね。銀貨100枚。」


「そんなものもあったわね。すっかり忘れてたわ。

 使うつもりなかったから・・・。」


「んじゃ、けっこー派手に使っても大丈夫ってことになるかな?」


「良いかもしれないわね。

 今の収入が少ないのは確かなわけだから、ある程度残しておいたほうが良いと思うけど。」


「んじゃ食べ終わったらお買い物ーってことで。

 白ちゃんはなんか買うものある?」


「編み物、とか、さいほー、とか?

 そーいうのの練習、する道具、ほしい。」


「んーと、それは編み物と裁縫を両方?どっちかでいいの?」


「どっちかー。」


「それじゃ、まず手芸の店で毛糸とか買おうか。

 初歩の本とかも置いてあるはずだし。

 あたしはまだ買うもの決まってないし。」


「むー。

 ほんは、一か月前くらいによんだから、どーぐと材料だけ、でいい。」


「いや、1か月前に読んだって言っても・・・・

 あー、覚えてるのか。」


「らー。」


「それじゃ、手芸の店に行きましょうか。」


「にゃー!」


・・・


市場内、手芸道具の屋台。


「けいとー。あと編み物の棒―。

 どんないろがいいかな、っと。」


「そいえばさ。

 白ちゃん、編み物でなに作る予定なの?」


「むー。

 たぶん、おもてに着れるようなものはできないと思うから、下着?

 練習終わったら、作る。」


「あー。毛糸のパンツみたいなやつ?」


「らー。だいたいそんな感じの。」


「まだ寒いし、いいかもねぇ。」


「らー。がんばる。

 けいと、たくさん買う。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ