装備改良
中央図書館、仮眠室。
仕事に出ていた2人が帰ってきたようだ・・・。
「ただいまー。」
「白ちゃん、ただいま。」
「みーたん、はーたん、おかぁいー。
このふくそー、どんなふーにみえる?」
「・・・どーっていわれても、ねぇ。」
「下着よね。」
「うん、下着だね。具体的に言うとゼライムぱんつ1枚。」
「むー。やっぱりか。」
「いや、確認するまでもないよね?
どーしたの?今までの服は?」
「いままでのふくに、まりょくいれてみたら、こーなった。
とーめい。あったかいけど。」
「ああ、着てたのか。わからなかったよー。」
「着てるって言っても、この状態はなんとかしないと。
どう見ても下着姿、パンツだけにしか見えないし。」
「むー。でも、このふくのうえになにかきようとすると、ぶわーってなる、みたい。」
「そなの?
んじゃ試しにこのタオルを・・・
うわ、白ちゃんの頭の上で浮いてる。」
「これじゃ上には着れないわね…」
「らー。そーみたい。」
「んじゃ、なんか普通の服を着て、その上にその透明な服重ね着してみたらいいんじゃない?」
「にゃー。そのほうほうがあったか。いいかも。やってみる。」
「あ、それなら着替え用に買い足しておいたワンピースがあるわ。
もとは同じ服だから、こっちには魔力入れちゃだめよ。」
「らー。きをつける。あいあとー。」
・・・
「きがえたー。これで、どーかな。」
「うん、今まで通りな感じになったね。それなら大丈夫そうな感じ。」
「そうね。今まで通りに見えるわ。」
「にゃー。よかった。
あと、いろいろなあくさせ、つくった。」
「アクセサリ、かな?」
「らー。それ、つくった。
ゆびわと、うでわと、ねっくれすと、あしわと、てじょうと、くびわ。」
「うん、どー考えても後半がアクセサリー以外の何かになってるね。」
「むー。
つけてみてちょーどよかったから、いろいろつくってみた。
みためとちがって、かるいんだよ?」
「いや、見た目手錠と首輪って時点で、アクセサリーって言葉とはかけ離れてるからね?」
「ゼライムぱんつ」・・・リアルの「クマのプリントが付いたパンツ」くらいのイメージです。安いですが特殊効果は全くありません。
「涼風の羽衣・仮装束」
紡いだ風で織り上げたと言われる羽衣。
風のように軽く、風のように透き通る。
追加効果 風鎧(大)、敏捷増加(大)、移動速度上昇(中)、回避率上昇(中)、スキル『跳躍』追加。
「風鎧」・・・装備の耐久度と引き換えに、ある程度までの物理ダメージを打ち消す。ただし相性が悪く打ち消せない物もあるので、過信はできない。