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ポーション研究と材料仕入れ

地下3階、実験室。

2つの扉を通った奥の部屋で、実験をしているようだ・・・。


「にゃるほど。

Bらんくのぽーしょんまではあんていしてつくれてたわけだ。

そして、れいのどくぽーしょんは、Aらんくぽーしょんのふじゅんぶつがとりきれてないから、いろんなふくさようがついてしまっているだけじゃなく、ほんらいのききめもほとんどなくなってしまっている、と。

のむひとのまりょくがたかければふくさようはふせげるみたいだけど、げんじてんで、しってるひとでふくさようふせげそーなのはわたししかいない、そして、わたしはもっとよわいのでもじゅうぶんかいふく。

だから、いま、このどくぽーしょんは、こうげきどうぐとしてしかつかえないかんじ、と。

まあこうげきどうぐとしてはやくにたったけどね。よにんぐみをとめるのに。」


「せいぶんごとにぶんりするもの、えんしんぶんりきみたいなもの?があれば、いいかんじなぽーしょんがつくれるのかもしれない。

 でも、ためしにつくってみるとしても、ざいりょうがちょっとたかくつきそうかなー。

 まてつではすぐとけちゃうから、さいていでもまぎん、できればみすりるにしたい。」


「ぎんかならいっぱいあるけど、ぎんかをとかしてざいりょうにするってのは、ちょっともんだいありそうなきもする。

 むー。ごーれむのそざいも、いろいろなきんぞくだったけどそれぞれのりょうはたいしたことなかったし。

 なにかほかに・・・・あった。

 しょきそうびのつえに、みすりるつかってそうなのがなんぼんかあったはず。」


「みすりるつかわれてたのは、みじかいつえ、ふつーのつえ、おおきいつえ、かな?

 みじかいつえは、おもさてきになんとかつかいこなせるようになるかのうせいもないとはいえないけど、のこりにほんは、まちがいなく、むりそう。

 つまり、とかしちゃってももんだいなし。うるわけにもいかなそうだしね。」


「にほんのつえを、まりょくをそそいで、とかしていく・・・

 けっこーまりょくつかうなぁこれ。

 あ、そーいえば。きかいせいさくになるのか、ぶんりするどうぐつくるさぎょうは。

 ということは、またなにかでれんしゅうしないと、まちがいなくしっぱいする、ということになる。

 むー。どんなれんしゅうにしよーかなー。

 といってるあいだに、つえとけた。

 みすりるかたまり、かんせいー。」


「とりあえず、きかいつくりのしょほ、というと、はぐるまとかねじとかかな?

 そのあたりをつくれるどうぐをなんとかつくって、れいのほうほうでれべるをあげていくと。

 まずてつくずとか、ざいりょーになるきんぞくがあるといいのかな。

 あ、いしでもいいか。いしとかきとかでもはぐるまくらいならつくれないことはないかも?

 さすがに、しっぱいするとわかってるれんしゅうにみすりるやぎんつかうのはすこしもったいないからなぁ。」


入口の方からノックの音が聞こえた。


「らー。あいてまーす。」


「いや、ドア開いてるのはわかるけど、作業中とかじゃなかった?だいじょぶ?」


「らー。さっきおわったところ。

 はーたん、おあよー。」


「おはよー。

 そーいえば、毎回、あたしらより早く起きてるみたいだけど、ちゃんと睡眠時間とってるの?」


「らー。

 たくさんおひるねしてるから、よるそんなにながくねるひつようはない。」


「ああ、そーいえば、昼間にもけっこー小刻みに寝てたね。」


「らー。

 よるまでおきてられないけど、あんまりながくねることもないかんじ。

 ごうけいすればふつうのにんげんのひとよりかなりねてるとおもう。」


「それならだいじょぶだね。」


「そーいえば、ここまでくるの、めずらしい。

 なにか、ようじあった?」


「今日は幹部会議があるからあたしら下っ端は午後休みなんだって。

 だから買い物でも行こうかなと思って、誘いに来た。

 午後ヒマだったら一緒に行かない?」


「にゃー。いくー。」




午後、町はずれの市場。

屋台がたくさん出ていて、そのうちいくつかには行列ができているが、客が寄り付かない屋台もいくつかある。


「むー。

にんげんのひとのかみのいろはあかとかきいろとかみどりとかいろいろなんだね。

にんげんがおおくて、じゅうじんのひとがすこしいるかんじか。ねことかくまとか。」

 

「そーだねー。

髪の色の違いは、人間は生まれつきいろいろな色で生まれてくるし、人間の髪の色を変える魔法ってけっこう簡単らしいから、ちょっと大きい町なら変えてくれる人いるよ。この街にはたくさんいるんじゃないかな?

あ、エルフの髪はたぶん無理と思う。あと、獣人も色は変えられないみたいだね。

ほかにある程度いるのがドワーフ族だけど、ドワーフ族は客商売はめったにしないからね。

だいたい鍛冶とかの仕事やってて、外に出るときはだいたい酒場に直行だから、あんまり見かけないかも。」


「なるほどー。

それなら、わたしのぎんいろも、けっこーめだたないのかな。」


「それは普通に目立つんじゃない?

エルフと言えば銀髪って感じだし、人間は生まれつき銀髪っていないらしいし。」


「え、それじゃ、髪型で耳隠しても意味なかったんじゃない?」


「それならだいじょぶ。

ちっちゃい子供にエルフの仮装させる親って最近けっこーいるらしいから。魔除けで。」


「ああ。魔物も逃げそうね。」


「でしょ?

だから、幼児用の銀髪カツラとか売ってるし、そーいうのだと思われるだけじゃないかな?

まあ最近はやり始めただけだから、目立つのは変わらないけど、普通に偶然銀髪ですっていうよりは怪しまれないはず。」


「にゃー。それなら、だいじょぶそーだね。」


「っていっても、何回か来たことあったよね、この市場。

その時は気にならなかったの?髪の色とか。」


「らー。

おなかすいてたから、まわりのことはきになってなかった。」


「そしておなかがいっぱいになると眠くなる、と。」


「らー。せいかい。」


「そーいえば、白ちゃんはなんか買いたいものとかあるの?」


「えっと。

てつか、ぎんか、みすりる、ほしいかな。

あと、まほーつかいっぽいふくと、とけてもいいくらいのつえいくつかと、いし?」


「んー、組み合わせが良くわからんけど、服ならこの前行った店かな。

鉄は、どーだろね。鍛冶の材料だから、ふつーに買おうとして買えるものなのかがわからない。」


「さびたてつでもだいじょぶ、こわれたなべとか?」


「ああ、折れた剣とか折れそうな剣とかでいいなら、手に入るかも。

銀やミスリルは難しいだろーけど、鉄ならいけるはず。」

例の4人組を倒した謎の薬は、ポーションの失敗作でした。

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