飲み会終了
「にゃー。おいしかった。ごちそーさま。
もーたべれない。」
「僕ももう食べれません。
おいしかったー。」
「私は、食べること自体はまだまだいけそうだけど、ワイン飲んでもほとんど回復しないようになっちゃったわ。
回復量大きくなる効果にも限界があったみたい。」
「むー。
たぶん、きゅーけつきだとすれば、あかわいんとかとまとじゅーすをのむのは、ちをのめないときのだいしょうこうどうだから、それによってかいふくできるりょうまたはそくどに、あるていどのせいげんがかかっているのはとうぜんかも?
いくらでもかいふくできるなら、きゅーけつきじゃなくて、わいんまじんとかいわれるよーになってそうだし。
ちなみに、こんかいので、なんにちぶんくらいかいふくしたの?」
「えーっと。
たしか、今日の朝食べ始めた時のHPが4800くらいで、エルフちゃんと会った時がだいたい5000だったはず。
今のHPが・・・約15000。
HPの自然消費は、一日で700前後だったと思うわ。
この町に移動してくる途中、食料が無くなって一日食べられなかったとき、そのくらい減ってた。」
「つまり、そのぺーすならだいたいじゅーよんにちぶん、かいふくだね。
それで、いまならにじゅういちにちくらい、なにもなければもちそー、と。」
「7×7が49だから、そのくらいになるわね。
あれだけで2週間分になるなんて、最高ね。
今までは、日の出から夕暮れまで食べ続けても多い時で1000点くらいにしかならなかったもの。」
「一日で700消費、って、僕なら2回は死んでますね・・・。」
「あれだけ、っていっても、わいんにじゅっぽんくらいのんでたし、とまとじゅーすもしなぎれするまでのんでたね。
あ、でも、あのはやさでいちにちたべてたぶんを、あのびんにほんくらいでかいふくした、とかんがえると、かなりこうりついいのかな。いままでにくらべれば。」
「ものすごく効率いいわ。
料理の速いこの店を探すまでは、料理を頼み続けて食べ続けてもHP回復が間に合わずにじわじわ減っていく状態だったし。
この店を見つけてからも、食事での体力回復だけで一日使ってしまうから、本当に食べる以外のことをする余裕がなくて、収入もなかったし。
あの瓶2本飲む程度なら、お酒に強い人なら不可能では無さそうだし、別に一度に飲む必要もないわけだから、店を移動しながら飲んでればあまり目立つこともなさそう。
今日までは見せ物みたいに目立ってたから、助かるわ。」
「らー。そーだね。
これにほんくらいなら、あんまりめだたなそう。すこしはめだつだろうけど。
わたしでも、きがのゆびわそーびすれば、いちにちにほんくらいならいけるとおもうし。」
「あの、飢餓の指輪って、かなり危なそうな名前の指輪ですが、何に使う指輪なんですか?
飢餓状態になる指輪?」
「らー。つけると、どんどんおなかがすいていくゆびわだよ。
いっぱいたべたいときにつかう。
たぶんまりあさんみたいなたいしつだと、たいりょくのほーがへってっちゃうだろーからいみはなさそーだけどね。」
「えっと、食べるために飢餓状態になる、って、そこまでして食べたいもんなんでしょうか?」
「むー。
わたしみたいな、あんまりりょうたべれないたいしつだと、ちょっとつかってみたくなるかも?
でも、どのくらいのこうかあるのかじっけんしてみてないから、ちょっとあぶなそうでつかってない。
くうふくでうごけないくらいに、いきなりなっちゃうとかいうかのうせいもひていはできないし。」
「たしかに、どんどんお腹が空いていく、という説明なら、どの程度の速さなのかによって全然意味が違ってきそうですね。
普通より少し早くなる、程度なら食べ歩きするにはいいかもしれませんが。強力すぎていきなり飢餓状態、という可能性もありますし。」
「らー。そんなかんじ。
そーいえば、まりあさんに、いちおうちゅういしておく。
にっこーと、かいふくまほーにはきをつけて。」
「たしかに吸血鬼なら、日光に弱いはずよね。
それにしては、日光あたっても大丈夫だったように思うけど。気付かなかったくらいだし。」
「それなら、いまのじょうたいはたぶんだいじょうぶ?
かりのすがただからだいじょうぶなのか、こんけつとかでにっこうによわいとくせいひきついでなくてもともとだいじょぶなのか、そんなかんじ?
もしへんしんとかできるとしたら、にっこーがあたるところとかではしないほーがいい。たぶんこげる。」
「変身できるかどうかはわからないわ。
焦げる、って、灰になるってことかしら?」
「こげたらはいになったりやけどしたりするんじゃないかな?
かいふくまほーは、どーいうげんりでかいふくするとしても、いいことにはならなそう。
いっていりょうかいふくとかなら、こうかぎゃくてんしたとしてもかすりきずにしかならないだろーけど、わりあいかいふくとかなら、ものすごいだめーじになるかも?
しぜんかいふくりょうをばいぞうするこうか、とかだったら、それもやっぱりものすごいだめーじになりそう。しぜんかいふくがまいなすだからね。」
「たしかに、僕くらいの体力を全回復するくらいの魔法をかけられて効果が逆転したとしても、マリアさんならかすり傷程度かもしれませんね。5ケタもあるなら。」
「ぽーしょんは、たぶんいまのじてんではしんぱいないとおもう。
かいふくするのかだめーじうけるのかはつかってみないとわからないけど、だめーじうけるとしても、まだつよいくすりは、きがるになげられるほどにゅうしゅしやすいわけじゃないし。
それにぽーしょんにちかいこうかがあるりょうりもあるから、いままでてきとーにたべててちゅうどくおこさなかったなら、すくなくとも、ひんしつひくいぽーしょんはむしできる。はず?
ぎじゅつがしんぽして、つよいのもきがるにためせるよーになったら、あるていどちゅういがひつよーかも。」
「なるほど、ある程度世間のうわさにも注意しないといけなそうね。
いろいろ教えてくれてありがとう。本当に助かったわ。
エルフちゃん、次にここに来るのっていつごろかしら?
これからいろいろ実験して、結果を報告したいわ。」
「こないとおもう。」
「え?」
「み?」