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お祝いと体力回復

「さて。

きょうは、おねーさんになんかいいことがおきたということをめいもくにして、とっぱつのみかいをすることになりました。

みなさん、っていってもこびっとさんとおねーさんだけだけど、かんぱいのじゅんびはいいですか~。」


「いつでも大丈夫よ。

追加注文のワインとトマトジュースも来たし、今日はとことん飲むわよ~。

食事を味わう余裕もなかったから、食事も楽しみだわ。

あ、私の名前はマリア。よろしくね。」


「ああ、たしかに、あのはやさでたべてたら、あんまりあじわからないかもだね・・・。

 よろしくー。

こびっとさんもじゅんびだいじょぶ?」


「あ、大丈夫です。お酒も料理も来てまいます。

でも、僕も混ざっちゃってよかったんでしょうか?」


「いいんじゃないかな?

まりあさんが、ぜひこびっとさんもいっしょにっていってたから。」


「コビットさんが書き込んでくれた情報がなかったら、私がエルフちゃんに話しかけることもなかっただろうし、状況が良くなることもなかったということになります。

ふたりとも命の恩人、ということになります。

ですから、今からするお祝いのパーティーには、ぜひ参加していただきたいです。」


「はい、それなら遠慮なく参加させていただきます。」


「あ、命の恩人って言っても、私は吸血鬼だったみたいなので、命はもともとなかったみたいですね。」


「え?

吸血鬼、なんですか?」


「み?

せつめいしてなかったっけ。そーいえば。」


「はい。

飲み会するから一緒に行こう、ってだけだったです。」


「むー。

それじゃわけわからないか。

まりあさん、どこまでしゃべっていいか、きめてください。」


「全部話して大丈夫。」


「それじゃ、せつめいー。」


・・・・


「っていうかんじのはなしだった。」


「えっと、シロちゃん、いくつか気になったことあるんですが、質問していいですか?」


「むー。

とりあえず、てーぶるりょーりでいっぱいになっちゃったから、かんぱいしてからにしよー?

かんぱーい。」


「乾杯!」


「乾杯!」


「それじゃしつもんどーぞ。」


「えっと、不定形モンスター、っていう予想のあとに、吸血鬼が予想に出たのはどうしてですか?

そういうイメージないんですけど。」


「むー。

としょかんでしらべたじょうほうによると、にんげんのふりをする、きりにばける、こうもりにばける、おおかみにばける、はいになってもよみがえる、けっこーすぐしょうたいばらしちゃうとか、いいつたえによって、いろいろなとくちょうをもってるかんじ?

どれがほんとうのすがたなのか、よくわかっていない。

そのへんしんのうりょくも、とくていのこたいがおぼえるとくぎなのか、きゅーけつきぜんたいがもってるのうりょくなのか、わかってない。

だから、ぶんるいじょう、ふていけいもんすたーとしてあつかうひともいる。のうりょくがいっていしないっていみで。

ふていけいもんすたーのれいにきゅーけつきをあげたのは、「ふていけいもんすたーっていうあつかいをするばあいがあるとわかっているもんすたー」のなかで、むさべつにこうげきしてこないしゅるいのもんすたーはほかにあんまりしらないから。

きゅーけつきは、すききらいおおい、というか、とくていのひょうてきじゃないとかいふくできない、っていういめーじがある。ぎゃくにいうと、ひょうてきにされないひとなら、ひかくてきあんぜんかもってこと。

ただし、れっさーばんぱいあはれいがい。あれはどっちかというとぞんびとかぐーるのほーにちかいから。とくちょー。」


「ということは、私はレッサーバンパイア以外のバンパイアってことになるのかしら?」


「むー。

れっさーではないとおもう。しこうのうりょくあるし。にっこうでこげてないし。

しこうのうりょくがなくてかりのすがたでにっこうをふせげない、かりのすがたになれないきゅーけつきのことを、れっさーばんぱいあっていうだけだから、つよさとかはあんまりかんけいない。

いま、まりあさんのとくちょうでわかってるのは、ふつーのたべものでかいふくほとんどしないってことと、あかわいんかとまとじゅーすであるていどかいふくした、ってことだけ。

かのうせいあるのは、きゅうけつきとか、きゅうけつきとなにかのこんけつとか、あときゅうけつしょうどうののろいついたにんげんとか?

ほんきだしてみればしょうたいわかるかもだけど、いまのたいりょくでほんきだしたら、たぶんじめつするだけかも?

つよいじょうたいはそれなりにふたんかかるってのがおやくそくだし。」


「そういえば、僕に見える情報では、マリアさんの種族が「人間」になってるんですが、それでも吸血鬼、なんですか?」


「むー。

どーなんだろ。

うまれつき、にんげんのふりをしたじょうたいってかのうせいもあるし、たんにとまとでしかかいふくできないたいしつのにんげんなのかも。よくわからない。

・・・そろそろ、りょーりさめそうだからたべよう?」


「あ、そうですね。食べます。」


「私は食べてるし飲んでるわ~。

おいしいわね、ここの料理。お酒もおいしいし。」


「わいんも、おいしー。

のみものは、あるていどのめるみたい。わたしでも。」

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