加工練習開始
「みーたん、はーたん、おあよー。」
「おはよう。」
「おはよー。」
「私たちはいつも通り仕事だけど、白ちゃんは今日もカジノに行くのかしら?」
「きょうは、たぶんいかないとおもう。
しょーひんのゆびわ、どーにかつかえないか、いろいろためしてみる。」
「もしかしたら呪いの装備かもだから、その辺は気を付けてね~。
呪いの装備って、けっこうわかりにくいらしいから。
しっかり見極めてからね。身に付けるのは。」
「らー。きをつけるー。」
「それじゃ、まずは朝ごはん行きましょうか。」
「にゃー。いきましょー。」
・・・
「そろそろ時間だから、行ってくるね~。」
「いってきますね。」
「らー。いてきまー。」
地下3階、多目的室。
イスに座って、テーブルの上に材料を出し、作業の準備を始めている。
「さて。
ごーれむからもらったゆびわ、さいずあわないからなんとかしたいんだけど、きんぞくかこうのぎじゅつなんかもってないしなぁ。
それいぜんに、こうぐであつかえそうなおもさのものがあるかどうかというじてんで、かなりあやしい。
とりあえず、こうぐつかわないきんぞくかこうぎじゅつのれんしゅうからかな。うまくいけば、しゅうりのぎじゅつもおぼえられる・・・のかなぁ。
まあとりあえずためしにやってみよー。」
「えっと。
まず、ごーれむのざんがいのきんぞくから、てつのかけらをつかってみよう。
かけらにまりょくをちゅうにゅうしてみる。」
鉄を溶鉱炉で熱したときのように赤くなり、どろどろに溶けていく・・。
「あ、とけた。
もーちょっとすくなくか。
もすこしてつまぜてみればいいかな?
・・・いいかんじになった。やわらかい。ぐにゃぐにゃ。
まりょくいれすぎるととけるんだなぁ。きんぞくは。
つぎは、すこしちぎって、おおざっぱにゆびわのかたちをつくって、こんどはすこしだけまりょくちゅうにゅうしながらぎゅーっとしてかためる。
こんなかんじ、かな?」
歪んだ指輪、のようなものができた。
これがぴったり合う指の人は、世界のどこにもいないだろう…。
『魔鉄のリング 品質ものすごく低い
基本効果 守備力上昇(微弱)
状態 かなり歪んでいる』
「まあさいしょだし、ひんしつひくいのはしかたないか。」
「なんかいかれんしゅうしてみて、かいりょうできないかかんがえてみよう。」
・・・・
「にゃー。
れんしゅうしたら、すこしゆびわっぽくなってきた。
ざいりょうをぎんにかえたら、とくしゅこうかもついたみたいだし、じゅんちょー。
ぎんのほうがおおざっぱにまりょくちゅうにゅうしてもできるから、つくりやすいかも。」
『魔銀のリング 品質かなり低い
基本効果 守備力上昇(微弱)、敏捷上昇(微弱)
追加効果 呪い耐性(微弱)』
「もうちょっとひんしつをあげられるようになったら、つぎはざいりょうくみあわせたりしてつくってみるのもいいかも。
ほーせきときんぞくのくみあわせ、とかはげーむじゃなくてもあるわけだから、げーむでできないりゆうはないだろーし。」
「そーいえば、きれいないし、しょうひんのなかにあった。
あれならしっぱいしてもくやしくないし、つかってためしにつくってみよー。」
「いしをまほうでけずって、ぎんをこねて、いっしょにかためる、っと。」
『石貨と魔銀のリング 品質かなり低い
基本効果 守備力上昇(微弱)、敏捷上昇(微弱)、感覚上昇(微弱)
追加効果 呪い耐性(弱)』
「むー。
つよくなった、のかな?びみょーなきがする。
やっぱりもーちょっとれんしゅうと、ざいりょうのしつがひつようかな。」
「でもこんかいのはざいりょういっぱいあるくみあわせだし、れんしゅうにはいいかも。
これたくさんつくってみよーかな。」
・・・
「すこし、なれてきたかな。」
『石貨と魔銀のリング 品質低い
基本効果 守備力上昇(弱)、敏捷上昇(弱)、感覚上昇(弱)
追加効果 呪い耐性(弱)』
「むー。
つかれてきたから、すこしきゅうけい。」
「さいずちょーせーのわざ、あるのかどうかしらないけど、まだまだとおいかも・・。
まだひんしつひくいのしかできないしなぁ。
まあものすごくひくい、かなりひくい、ひくい、までいったからふたつはよくなったんだろけど。
とりあえず、ひんしつふつうくらいまでつくれるまでれんしゅうしてからかんがえようかな。」
「ふつうのはんまーとかぺんちとかがあつかえるくらいのちからがあれば、かこうのしかたもふつうのほうほうがつかえるんだろうけど、まずはんまーがあつかえないしなぁ。
じこりゅうでなんとかするしかないか。」