12日目午前~休み時間
地下3階、多目的室。
足元には、巨大な魔法陣が残っている・・・。
えっと。
まず、よんかしょにわけておいといたざっそうをあつめてきたから、それぞれ、ひんしつのかくにんを、してみる。
さいしょに「いい」ひんしつだったざっそうが、
かんそうしつ、「わるい」、がおおい。かなりしおれて、すいぶんなくなってるかんじ。
ふつうのへや、「ふつう」がおおい。すこししおれてるかんじ。
いくうかん、「ふつう」がおおい。ふつうのへやとおなじ?
あいてむぼっくす、「ふつう」と「いい」がはんぶんはんぶんくらい?いちばんしおれてない。
つまり、かんそうさせるのがもくてきなら、かんそうしつが、いちばんいい。
かんそうさせたくないなら、あいてむぼっくすがいちばんいい、ってかんじかな?
あいてむぼっくすは、ひんもくごとにほぞんされてるみたいだから、くうきのながれとかそういうものまではさいげんされてない、ってかんがえるのがしぜんかな。
だから、「じかんがたったことによるれっか」はすすむけど、「くうきのながれがあることによってかんそうしたくうきにふれてすいぶんがうばわれる」ぶぶんまではさいげんされていないから、かんそうがおそい、と。
ぎゃくにかんがえると、「すいぶんとかつちとか、ひつようなものをほきゅうしてほぞんしたばあい」よりはれっかがはやいかのうせいもあるな。
まあこんかいは、れっか、じゃないか、かんそうがはやいほうがじっけんしやすいから、かんそうしつがいちばんいいほぞんばしょ、ということになる。
つぎに、ひんしつ「いい」「ふつう」「わるい」にわけて、れんきんじゅつにかけてみる。
えっと。
「いい」「ふつう」「わるい」それぞれじゅうまいずつ、それぞれさんかしょくらいでいいかな。
さんかけるさんできゅうかしょにおいて、と。
『十の素材を鍋に入れ、魔力の炎でコトコト煮よう。
しっかり魔力が通ったら、素敵なものができるかな?』
『素材変換、上位』
10枚ずつに分けられた雑草が白く光り、光の粒になって分解していく。
その光が固まり、光が消えた時には、1枚ずつの草が残されている。
これで、ちょっといいものに、なるはず、と。
・・・やくそう、になった。
そして、ひんしつは、「いい」ざっそうからは、「いい」やくそう。
「ふつう」のからは「ふつう」のやくそう。ちょっとしおれてるのと、きずがあるのがある。
「わるい」のからは、「わるい」やくそう・・・かなりしおれてるのと、くさりかけのとある。
つまり、たぶん「ひんしつのらんくだけさんしょうして、おなじらんくになるけど、どーいうげんいんで『わるい』のか、とかはらんだむ」かな。
だから、じょういへんかんつかうときは、かこうまえのざいりょうをつかうのがこうりついい、ということになりそう。かんそうさせるとひんしつはどうしてもさがるし。
そんなわけで、のこりのざっそうは、「ふつう」と「いい」をへんかんしてやくそうつくって、「わるい」はすりつぶしのれんしゅうよう、にしてみよう。
そんで、できた「ふつう」のやくそうのうちしおれてるものは、かんそうするまでもうすこしってことだからかんそうしつ。
そのほかはすりつぶしがおわってからぽーしょんつくりほんばんにつかう、と。
・・・そーいえば、まりょくのほのおで、っていってたわりに、まりょくへらなかったみたいだなぁ。
まりょくすこしいれてつくってみたら、なんかちがうことがおきるかも?
まあそれはあとでかんがえることにして、すりつぶしのれんしゅうー。
このざっそうがかたづいたら、まほーじんを、もーちょっとてがこんだものにかえてみようかな。
そのあと、またけっしょーつくりして、そのあとぽーしょんつくる。
そーいえば、やくそうからさらにじょういへんかんしたらまたなにかべつのくさになる、ってことかな。
くさがいっぱいたまったら、じっけんしてみるのもいいかも。
「ただいまー。」
「ただいま。」
「おかぁいー。」
「壁の魔法陣、なんとなく見えそうな感じはしたよ。
もうちょっとかも?」
「にゃー。
やっぱり、みえるように、なるんだね。」
「そうだねー。
そっちの方の調子はどう?
薬作りの練習だったっけ?今は。」
「こっちは、もーちょっと、ではないかな。
まだまだざっそういっぱい、つかう。」
「あれ、けっこういっぱい採ったと思ったけど、あれもう使い切りそうなの?」
「らー。
すりつぶしのれんしゅうは、そろそろおわりそう。
れんしゅうおわったあとは、ざっそうはじょういへんかんするから、じゅうまいがいちまいに、へる。
だから、たーくさん、つかう、かも。」
「それなら、午後の仕事も終わったら、また3人で草取りしよーか。
みやっちもいいよね?」
「ええ。もちろんいいわよ。」
「にゃー。
あいあとー。」