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7日目休み時間

「午前の部の仕事終わり~。ただいま~。」


「白ちゃん、ただいま。」


「みーたん、はーたん、おかぁいー。」


「あれ、白ちゃんが本持たないで書庫の中を歩いてるなんて珍しいね。」


「にゃー。」(メモを開く)


「メモ?

・・・図書館の本棚、じゃなくて柱の配置図?

柱ごとになんか印ついてるね。」


「らー。」(こくり)


「・・・白ちゃん、まさか読む本なくなって今度は柱に興味を・・・?」


「み?」(首かしげ)


「いや、興味わかないの?と言われても、あんまり柱には興味ないなぁ。」


「むー。」


「はやてちゃん、最近普通に白ちゃんの言葉聞き取ってる時があるわね。」


「いや、なんとなーくしかわかってないよ?

でも、なんとなくこうかな、って感じに適当に解釈して返事しとけば、間違ってたら教えてくれるし。

だから適当でいいんじゃないかなと思うよ。

たぶん白ちゃんのほうもある程度なんとなくで聞き取ってるっぽいし。」


(ぐぅ。)

「にゅー。」


「うん、今お腹すいてるなぁ、っていうのはわかったわ。」


「らー。」(こくり)


「正解、だって。

 まあお腹なってたし、スタミナゲージも見えてるからさすがにわかるけどね。」


「にゅー。」(足踏みとんとん)


「えっと、その足踏みをする、ということは、

 魔法陣を作って休憩したい、ということかしら?」


「らー。」


「それじゃ、また仮眠室を確保してから食料買ってこようか。

 食堂では魔法陣作れないし、昼間は仮眠室も空いてるしね。」


「にゃー。」(ばんざい)







>そのころ、第2書庫では・・


「おつかれさまです、七詩先輩。」


「お疲れ様です。」


「こだまさん、あやさん、おつかれさま。

ところで、仮眠室の床のことなんだけど。」


「床、ですか?

最近仮眠室取れていないのでわかりませんが…。」


「私もわかりません。

床がどうかしましたか?」


「あ、心当たりがないならいいの、それじゃね。」


(この二人も違ったか。

 いったい誰なのかしら?)

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