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ふわふわ。  作者: 水無月
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葵と心

私と心は家がとなりどうしの幼稚園からの幼なじみだ。気がつけば一緒にいたし、それが当たり前になっていた。小学校になれば、もちろん一緒に行って帰ってくるし、中学校になれば部活を同じのにした。クリスマス、お正月・・・私たちは家族みたいに家を行き来した。

まわりから見れば本物の家族みたいに仲のいい幼なじみの2人。なんだと思う。実際に私もそう思っていた。あのときまでは。

「葵、風が気持ちいいね。」

ハッと現実に戻る。春のやわらかい風に心の長い髪がゆれる。かすかに心のニオイがした。トクンと胸がせつなくなった。

「そうだね。」

はずかしくて顔を見ることができなかった。報われないとはじめからわかっている。でも、どうしてもあきらめられない。

私は恋をしている。女の子に。

心に恋をしている。

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