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ふわふわ。  作者: 水無月
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お昼ご飯

「いや、本当ついてないし大変だねぇ。あたしなら何とかして逃げるね。」


と言って、イスに足を立てて座り、ごうかいにオニギリを食べる奈緒美。

お昼休みに4人で机を囲みながらのガールズトークは、けっこう楽しいもんだ。ムードメーカーの奈緒美、ツッコミの薫、癒し系の心、私はいったい何の役割だろう。


「文化祭実行委員は、決めんのめんどくさいから、クラス委員でいいだろう?って、どんだけめんどくさいんだよ。担任は。」


薫は雑誌に載ってる、新発売の化粧品をチェックしながらお弁当を食べている。

そう、私の役割はクラス委員と、また新しく文化祭の実行委員。こういうのは嫌いじゃないけど、勉強時間は減るし、心と一緒にいる時間はけずられるし、ちょっと困る。


「きっと1学期に葵がクラス委員でしっかりやってるから、それで味しめたんじゃないかな?なんかあったら私も手伝うし、頑張ろうね。葵。」


ニコッと笑顔を向けてくれる心。

あぁ、本当可愛い。こんな事言われたら頑張るしかないでしょう?


「まぁ、なんとかなると思うんだけどさ。次の時間クラスの出し物っつーか、何やるか決めるらしいんだよね。ここで時間かかると後がグタグタになるからさぁ・・・」


そう、頑張るって言ってもやらなきゃならん事はたくさんあるし、気持ちだけでは前に進めない。高校の文化祭って、中学とはやっぱ違うと思うし不安。


「大丈夫だよ。アンタなら。肝だめしの時とかよかったじゃん。何かあったらクラスのヤツ等だって動いてくれるだろうし。」


キッパリと言い放つ。うんうん。と奈緒美と心がうなずく。なんか説得力あるんだよなぁ。

こころ強い。頑張らなきゃ。


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