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第11話 秘密の夜と、すこしだけ手のひら

この回は、完全版と同じ内容でお届けします。

編集による省略はありません。

それからまた、平日はLINEでたくさんやり取りした。


みーちゃんからは何度も、何度も、

「あっくんって本当に優しい」

と言われた。


中学生時代のいじめで自己肯定感が低かった俺にとって、

その言葉は本当に嬉しかったし、自己肯定感が爆上がりした。


つらい過去があったからこそ身についた優しさが、

俺の長所なんだと思えるようになった。


生きる希望をくれたみーちゃん。


そんなみーちゃんとの仮初の恋人関係も2週間が経ち、

8月もあと半分。


この後の展開はどうなるのか。


想像しながら毎日ウキウキして過ごす。


そんなある日、みーちゃんからお泊り会の誘いがあった。


2人きりでお泊り!?


そんなん絶対エロいことになるやん!!


って思ったら・・・


ケンさん、らんかちゃん、みーちゃん、そして俺の4人で、

ケンさんの家に泊まってゲームをしようという内容だった(笑)


正直、二人きりで会いたかったけど、

お泊りなら門限を気にせず、長くいられるのも嬉しい。


みーちゃんの希望なら、4人でのお泊り会も悪くない。


というか男女4人でのお泊り会なんて、これはこれで今までの俺にとったら奇跡だ。


たぶんケンさんがさらっと提案したんだろうけど。


ほんとコミュニケーションオバケだからな、あの人。


おかげで貴重な体験がたくさんできるんだけども…。



そして迎えた当日。


昼間は4人でずっとゲーム。


これはこれで楽しい。


ダラダラ過ごして、ご飯を食べて、風呂に入って、

そしてそのまま寝た。


おしまい。



え?


何か起こるだろうと期待してたって?


まあ、そりゃそうか。


こんな展開で何もないわけがないと思うのは普通の反応かもしれない。


でもそんな奇跡ばかり起こるわけない。


そもそも俺たちが付き合ってることは隠してたしね。


だってみーちゃんには遠距離の彼氏がいるって、ケンさんもらんかちゃんも知ってるし。


浮気してますって大きな声で言えるわけもなく。


バレないようにお互いの呼び方も戻してたしね。


しいて言えば、寝る時にずっとみーちゃんと手を繋いで寝たくらいかな…。


俺、みーちゃん、らんかちゃん、ケンさんっていう順番に布団を敷いてたんだけど、部屋を暗くしてから、バレないようにみーちゃんの布団に手を伸ばして触れたら、自然と繋いでた。


隠れてイチャイチャするのもめちゃくちゃ興奮するなぁって思いながら、その日はそれで満足して寝ました。


改めて、おしまい。



そして次の日の日曜日、みーちゃんの家の近くで花火大会があるっていうから、見に行くことになった。


なぜか花火大会は2人ずつで見る流れになった。


この時は全然気づいてなかったんだけど、後から聞いた話で、もうすでにケンさんとらんかちゃんも付き合ってたらしい。


その前にケンさんが付き合っていた彼女さんとはどうなったのかは、よく知らない。


別れたとは聞いたけど、その後も未練がある感じで元カノさんと会ったりしてたらしくて、らんかちゃんは心配してたらしいけど…。


まあ、みーちゃん以外の他のことなんて、その時は全然見えてなかったなぁ(笑)


そういう裏事情もあって、みーちゃんと一緒に行動しやすい環境ができてたってことらしい。


さて、花火大会だけど、みーちゃんは浴衣に着替えたいってことで一旦家に帰った。


そうです、浴衣ですよ。


めっちゃ期待するよね。


早く戻ってこないかなって思いながら、楽しみで楽しみでしょうがなかった。


▶ 第4章 ― 第12話につづく。


お読みいただきありがとうございます。

感想や応援コメントがいただけると励みになります!

これからも主人公の歩みを温かく見守っていただけたら嬉しいです。

どうぞよろしくお願いします。

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