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【書籍化】転生幼女は愛猫とのんびり旅をする【2巻12/10発売!】  作者: 茨木野


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95.めんど



 みさやま・ぽんぽこぅ、さんこと、ぽんぽこさん。


 仲間にならなくていいと言ったら、引き留めてとか言ってくるし。

 もしかしてこの人、かなりめんどくさい女性ひとなのでは。


 ぽんぽこさんは真顔のまま、フリップにキュキュッと文字を書く。


【一体、仲間加入に何話かけてるの? 冗長じゃあない……?】


 あ、あなたねぇ。

 誰のせいだと思っているのか。


「シャー!」


 私の腕の中のましろが、牙を剥いて威嚇した。


『【そろそろこの狸、たぬき汁にしていい? むかつくんだけど?】ですって。ましろ様、それはちょっとご勘弁を……あたしらの仲間みたいなかんじですし……』


 愛美さんがなだめるような口調で言う。

 と言いつつも、彼女はましろを全力で止めようとはしていない。

 目線を気まずそうに逸らしている。

 もしかして、愛美さんも、ちょこっとこの狸さん、めんどくせ、と思ってるとか。


【まあ、まあ。では、このぽんぽこさんを仲間にできるかどうか、決闘で決めましょう】


「『『決闘……?』』」


 何を突然言い出すんだろう、この狸。


【古来、ナーロッパでは、何かもめ事があったときは、とりあえず決闘と決まってるので】


 ナーロッパってどこ。

 どこの地方の決まり事を言ってるんだろう。

 私の知らない異国の風習なのだろうか。


『ぽんぽこちゃんは、戦えるんです?』


 愛美さんが尋ねる。


【無論。ぽんぽこさん、ちょー強い。激やば】


 フリップには自信満々な文字。

 うーん、ただの狸にしか見えないし、強そうにはまるで見えないんだけど。

 それに、別に戦う必要性ってそもそもないし。


【戦うのかい?? 戦わないんかい? どっちなんだいっ!】


 ぽんぽこさんが、ビシッと腕を伸ばして筋肉ないけどを見せつけるようなポーズを取る。

 圧がすごい。


「じゃあ……戦わないで」


 平和が一番だしね。


【えー! ここ、戦う流れじゃーん。ぽんぽこさんの強さを読者に見せつけておく流れじゃーん!】


 フリップをバンバンと叩いて抗議してくる。

 め、めんどくさ。


「じゃあ、戦うで……」


【同族で殺し合うか……フッ……それもまた宿命……】


 ぽんぽこさんが、やれやれといった風にフリップを掲げ、遠い目をした。

 さっきとキャラが違う。


 私、愛美さん、貞子さだこさん、そして……アメリアさんまでも、心が一つになった。


((((めんどくせ……))))



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※1/19(月)


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― 新着の感想 ―
ご覧の皆様の中にはぽんぽこさんとあるキャラがダブった事でしょう。 エ◯スカ◯バー「バカめ!」 それでは皆様ご一緒に‥ウゼェ!
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