今までずっと“優しくてイイ人だったと思っていたこの男性は?” 実は人を見て判断する悪そのものだった!
今までずっと“優しくてイイ人だったと思っていたこの男性は?”
実は人を見て判断する悪そのものだった!
私はずっと、【この男性の正体を知らなかった。】
皆が見ている前では、“イイ人を演じているのか、、、?”
周りの人達に気を遣える、“ステキな男性だとも私はこの時までは
思っていたぐらいだったから......。”
きっと今でも、他の人達はこの男性を“イイ人”としてまだ見ていると思う!
・・・でもある時、“私とこの男性が二人きりになった時、急にこの男性は
イイ人から豹変、私に強引に体を迫って来たの!”
正直! 私は頭が真っ白になり、この男性を見る目が変わってしまった。
一瞬の事だったので、私は抵抗もできずこの男性に体を奪われてしまう。
終わった後は、この男性から私はこう言われてしまったの。
【絶対に今日あった事は、人に言うなよ!】
今まで見た事がないぐらい怖い顔で私はこの男性に言われる。
私は半泣きに泣きながら、自分の気持ちをグッと堪えて、今日の仕事を
やり遂げた。
“私はあの男性に言われた通り、今日男性された事は誰にも言わず、
その日は終わってしまったわ。”
それをいい事に、この日からこの男性は私と無理やり二人きりになると、
私の体を求めてくるようになったの。
『“今日も楽しませてくれよな。”』
『やめてください! もうこんな事、やめて!』
『“最初は許してくれたのに、急にワガママ言うなよ、俺はそれも
嫌いじゃないけどな! まあ~楽しもうぜーい!”』
『・・・お、お願い、や、やめて、』
『おい! そこで何してんだよ! ここは会社だぞ! こういう事は、
外でやれ!』
『じゃあ、今度は仕事帰りに○○ホテルでやろうな! 行くぞ!』
『・・・・・・』
『“島根! お前、彼女と同意の元で体の関係を求めているのか?”』
『勿論だ! なあ、羽音! 同意の元だよな。』
『・・・あぁ、う、うん、』
『ほら? 彼女もそうだって言ってんだろうが、、、!』
『それならいいんだがな!』
【・・・たすけて、】
『・・・・・・』
・・・その日の午後、私は社長室に一人呼ばれる。
そこには、私を助けようとしてくれたあの男性が居たわ!
『なんで、今! 君が呼ばれたのか分かるかね?』
『・・・・・・』
『“朝、あった事を正直に話してくれればいいんだ!”』
『・・・・・・』
『“岡田羽音クン! 正直に想った事を話してくれないか?
島根はちょくちょく女性社員の女の子に強引に手を出すという報告を
社長のワタシの耳にも入っている! もうこれ以上、被害者を出した
くない! 頼む、正直に話してくれ!”』
『・・・あぁ、は、はい、』
『僕は一度! 部屋から出るけど? 大丈夫だからね!』
『はい。』
私は正直に、“社長にこの男性にされた事をすべて話したわ。”
そうすると? “あの男性から受けた被害者の女性社員の子達が、
次々と社長室に入って来たの。”
『“彼女達は皆、島根の被害者だよ!”』
『えぇ!?』
『もうそろそろ、アイツの処分をワタシは考えなくてはいけない!
今までは、アイツの仕事を評価していたのもあって、許してしまって
いたところもあるんだが! 被害者の女性が年々増えていてこれ以上は!
ワタシも、もうどうする事も出来ない! アイツはワタシの親父に随分
と気に入られていて、ワタシが勝手にアイツの処分を出来なかった。
でも? もう親父が亡くなって、これでアイツの処分はワタシが決める
事が出来る時がきたんだ! 済まない、遅くなった! 君たちには、
本当に辛いも想いをさせてしまった! アイツはもう会社をクビにする!』
『社長! ありがとうございます!』
『これで、やっと報われるわ! もうビクビクしなくて済むのよ。』
『・・・・・・』
『岡田羽音クンは、どう思うかね?』
『お願いします! もうあの男性の顔も見たいくない!』
『皆の気持ちは分かった! ちゃんとアイツを処分するよ! 約束する!』
【・・・お、お願いします!】
その後、あの男性は社長室に呼ばれ、その場でクビになり警察に被害届も
出していたので、警察にそのまま引き渡す事になったの!
この事は、“職場の人達、皆に知られる事になり!”
この男性の、“イイ人” というレッテルは剥がされた!
化けの皮がはっきりバレたあの男性は、一度! 会社に次の仕事に就く為の
書類を取りに来て、皆から冷たい目で見られていたわ!
罵声の声もあったりしたのよ。
『“お前みたいなクズが女の子を傷つけんだよ!”』
『イイ人のフリした、セクハラ男めッ!』
『気持ち悪い! ずっとイイ人だと想ってたのに、、、。』
『“この、裏切り者め!”』
『卑怯なやり方で、女性社員に手を出してたなんて! ゴミだな!』
男性は一言も抵抗せず、ただ黙って机の上のモノを段ボールに入れて、
そのまま会社を後にしたわ。
誰も見ていない所で、人はイイ人から悪魔に変わる!
私はこの男性の知らない、闇の部分を目にして! 恐怖を感じた。
もう会社に行くのも今も辛くて怖いわ!
“全ては、あの男性のせいで! 私は私で居れなくなったの。”
・・・でもいつか? 私のこの心は癒される日がくるのだろうか?
最後まで読んでいただいてありがとうございます。