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目が覚めると私の部屋だった


「起きたか!?」「義姉さん起きた!?」


彼と私の義弟が私のベットに駆け寄ってきた。


「起きたよ....私......どうやって帰ってきたの??」


私は家の者が血だらけで倒れているのを見た......それから....助けを呼ぼうとして.....


「義姉さんは家の者と一緒に倒れていたんだよ!あの貴族の家の者が気付いてくれて、すぐにお医者様に見せたんだ....包帯が巻いてあるでしょう?」


本当だ。足に包帯がしてある......


「骨折.....したの?」


「うん.........刃物で刺されていたんだ.....でもね!お医者様が治るって言ってたから!!」


「そっか.....」


刃物で......もしかしたら.....一生歩けなくなっていたかも知れなかった

怖すぎる........

歩けなくなった令嬢など婚約破棄されて家のお荷物になってしまうだけだ



「俺の家に来たせいで.........」


「私が勝手に来ただけだから!」


「ごめんな.........」


彼が私のせいで罪悪感を感じていてとっても心苦しい。


「だけど、命に別状がなくて良かった.......ティアと一緒に居た者は......亡くなった」


亡くなった......私のせいで?


「犯人は最近、貴族の青年を狙って殺しをしている奴だと考えられている。やり方が似ていたそうだ」


連続殺人犯として最近、有名な殺人鬼の事だろう。その殺人鬼は貴族の子息しか狙わなかったのに.........何故....貴族ではない者や女の私を....?


「あの殺人鬼はティナの事は殺すどころか致命傷を負わせたかったみたいなんだ.......死ぬような場所には何もしていないから」


貴族の令嬢にとって傷物になるのだけは避けたいのに.......それならいっそ殺してくれればいいのに。

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