表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/619

16 阿久津龍牙という男


阿久津龍牙...黒髪に赤いメッシュが入った、チーム"ドラゴン"のリーダー...

龍牙は、俺の小学校からの友達だ。


龍牙は、昔はとてもやさしい奴だった。

今みたいに喧嘩ばっかしているわけではなく、むしろ逆で引っ込み思案というか、今まで人を殴ったことがないような性格だった。


だが、その性格は中学校に入ってから変わってしまった。


中学校に問題があったわけではない。家庭の事情というやつだ。

家庭が荒れ、龍牙は中学校に来ようとせず、人が変わったように喧嘩をするようになった。


その急激な変化についていけず、龍牙の友達は全員離れていった。

俺の友達も龍牙に近寄ろうとはしなかった。


だが、そんな状況であろうと、俺は龍牙から離れることはなかった。


龍牙はどんなに機嫌が悪かろうが、子供や女性を殴ることだけはしていなかった。

あと、基本的に喧嘩の相手はいじめっ子だとか周りに迷惑をかけているような奴ばかりだった。


つまり、まだあいつの根っこは優しいままだ...俺はそう思った。


だから、どんなに嫌がられようとも気にせず話しかけにいった。

あいつが喧嘩をしている現場を発見したら、すぐにでも止めに行った。



まあ、なぜか止めに行ったら俺まで喧嘩に巻き込まれたりしたんだが...

俺の戦い方は、その巻き込まれによってできたものだ。


以前にもいったが、俺はスポーツをしていたわけでも体を鍛えていたわけでもなかったので、そこまで体は強い方ではなかった。


だから、相手の動きをよく見て、相手の力を利用することが俺の戦い方になっていた。



とはいっても、俺は龍牙の全ての喧嘩を見かけていたわけではない...


あいつは常に一人で戦っていた。

その一匹狼みたいな背中にあこがれたのか、いつの間にかその後ろには人がいて、チームが出来上がっていった。


それがチーム"ドラゴン"の始まりだ。


しかし、あくまで"ドラゴン"は龍牙の性格を表したように喧嘩に特化した集団であって、あんな風に人に迷惑をかけるようなことをする連中ではなかったはずだ。


それが一体なぜ、こんな風になってしまったんだろう...


この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ