01 病院と幽霊と後遺症
どうも~お久しぶりです。
プロローグを投稿してから、かなり期間があいてしまいました...すみません。
晋也:「知らない天井だ...」
と、どこかで聞いたようなセリフをはいてみた。
まあ、本当に知らない天井だからその通りなわけなのだが...
体を起こしてみると、白色の壁と薄い青のカーテンが目に入った。
病院か...?そう思っていると、体に違和感を覚えた。
やけに胸筋が付いていたのだ。
俺は身長は平均程度にはあったが、筋肉はあまりなく細身だったはず。
そういえば、なんで俺は病院にいるんだっけ?
たしか、本を買いに行って...その途中で女の子を見かけて...それで...
そうだ!俺は事故に遭ったんだ!
ならこれは、事故のでケガをした際の手術の後遺症みたいな感じか?
...と、違和感について考えていると
??:【やっと起きたか...】
どこからか、聞いたことのない声が聞こえた。
どこだ?
きょろきょろとあたりを見回しても、特に誰もいない。
気のせいか...と思ったら
??:【そんな見回したって、私は見えないぞ。】
(えっ?)
さっきと同じ声で聞こえた。
晋也:「えっと...どこにいるんだ...?
俺に話しかけてるなら、姿を現してくれるとありがたいんだけれど。」
??:【いや、見えないって言っただろうが...】
と声の主はあきれたように言ってきた。
??:【私はお前の中にいる。】
はぁ?と意味不明な言葉を理解しようとしていると
??:【...というか、私の体を返せ!】
と、言ってきた。
晋也:「私の体って何のことだよ?なんだ幽霊か!?」
事故の影響で幽霊の声でも聞こえるようになってしまったのか...?
これから霊能力者として、幽霊やらライバル的なエクソシストとの戦いが始まる!みたいな?
そんな展開...オラ、わくわくすっぞ!
幽霊?:【お前が動かしてる体は、私の体だ!鏡を見てみろ!】
と幽霊が言ってきたので、とりあえず鏡の代わりとして近くにあったスマホの画面で見てみる。
すると、そこにはあの事故で俺が助けた女の子の顔が映っていた。
この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。