表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
だらだら不本意運命奇譚  作者: 縞々タオル
醜聞を握らざる者
42/446

近況報告

親愛なるセブンス・レイク様


お久しぶりです。約束通り手紙を書きました。あんたが今どこにいるのかわかりませんが、確実に手紙は届く。そういう仕様でしたよね?


近況報告として、あんたの愛弟子と、ついでにこの三日間で王都に起こった出来事を綴ります。どうせあんたのことだから、王都のことなんてついででいいでしょ。


まず一つ目。これは喜ばしいことですが、とある女子生徒がジルトに惚れています。これはもう確実です。俺としては、その女子生徒もなかなかに大変な経験をしているので、結ばれてほしいと思っています。ほら、あの学者先生の娘さんです。俺たちもお世話になったでしょ? だから、弟子バカ発揮して女子生徒に嫌がらせしないでくださいね。


そして二つ目も喜ばしいことなんですが、ジルトに公爵家の次男の友達ができました。いやまあ、公爵家の人間ってところがひっかかりますが、彼も彼でうだうだ悩んでいるのが見てとれるので、許してあげてください。ていうか、彼はなんにも知らなかったんですから。


そして三つ目も喜ばしいこと、と言いたいんですけど、ぶっちゃけあんたが一番危惧していたことが起きました。それだから手紙を書いたんですけど。

ジルトが復讐相手を知ったみたいです。今はまだあんたの言葉があるから行動を起こしていませんが、公爵邸に殴り込みとか行ったら、確実にクライスあたりに殺されちゃうので、なんとか止めたいところ。


ヘルプミーと言いたいですが、あんたは動くな。まじで動くな。どこにいるか知らないけど、そこにとどまっていてください。

黙って俺の報告を待っていてください。あんたの言葉が響いているなら、ジルトは大丈夫だから。というのは建前で、あんたが動くとローズに匹敵する災害になりそうで怖いので。


じゃあなんでこのことを書いたかっていうと、あんたがジルトに何かあったら書けって言ったからです。秘密にしてたら、俺があんたに殺されるなあと思ったからです。保身万歳。

ジルトはあんたの手紙に、復讐相手が見つかったことなんて書きっこないので、ここでチクっておきますね。あの野郎俺の目の届かない地下道使いやがって。

あ、それと、最後になりましたが王都の近況です。ゴート・アゼラが死刑になりました。

それではお元気で。


          あんたの後輩フレッド・シュルツより

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ