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開拓惑星の孤独  作者: 舞夢宜人
第2章 国造り

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第41話 開拓惑星の大航海時代

 マゼラン船団は、10年かけて第8次までの8回各地に派遣された。第3次マゼラン船団により、北第一大陸の西岸で難波市を中心にまとまっていた大西亜連合と接触すると、国際連合を設立する方向で協議が開始された。第8次マゼラン船団の帰還後に国際連合が発足した。

 国際連合の発足と前後して、貨物船の増便で、物流が改善してきた。食料品や、アルコール燃料や植物油、鉱物資源の流通の改善により、停滞していた開発が活発化してきている。それに伴って、大西亜連合の神戸市と大和連合の名古屋市が、世界の二大重化学工場としてフル稼働している状態になっている。

 北第二大陸、南第二大陸、南第三大陸にある開拓地は残念ながら壊滅しているか、百人程度の人間が自給自足の生活をしている程度に衰退していた。少人数の街の中には、弥生時代レベルにまで退行している街も多く、再教育と再開発には、長い年月と多大な投資が必要になる地域となっている。


 私たち夫婦は、第3次マゼラン船団で大西亜連合との接触後は、大使として国際連合を設立に奔走した。国際連合の発足後は、国際連合の役員として再開発地域への開発支援にかかわり、70歳になって引退した。その後は、駿河市に戻って、福祉施設でもある高齢者農園で農業をする傍ら、学校などで名誉講師として講演を行っている。


 年齢のせいか、時代の変化についていけなくなりつつある。ニュースでは、大型ジェット機の開発開始と、空港整備の話題が流れている。第1次マゼラン船団の頃には、トランジスタやICを作るのがやっとだった半導体産業も、集積度を上げることが可能になってきた。もっとも、需要に対して生産能力は低いため、テレビ放送の開始を優先したい派閥と、IT機器の復活を優先したい派閥とで、争っている様子が話題になっている。駿河市に限れば、20世紀後期のレベルになるのも時間の問題だろう。国際連合の方は、予想されていたことではあるが、開発と交易による利権争いの場となりつつある。母星で繰り返されてきた歴史が、ここでも繰り返されるのだろうか。数百年したら新たな恒星間播種船がこの恒星系を旅立つ時が来るのではないかと、遠く夢見た。



「第2章 国造り」は、話を閉じるために書いたというところがある。筆が止まってしまったなりに作品を供養するために書いたという感じである。同じネタでも、それなりに力がある人が書いていれば、もう少し面白い展開にできたのではないかと、残念に思う。

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― 新着の感想 ―
[一言] 一気読み。面白い。 d(^-^)
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