表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
開拓惑星の孤独  作者: 舞夢宜人
第1章 入植

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

23/41

第23話 開拓惑星の独り立ち

 開拓地に入植してから20年。とうとう最後の降下船が母船を旅立った。母船で最後まで保守作業をしていたスタッフが生命維持の限界で脱出したのである。既に5年前から資材の提供や人員の積極的な提供は行われていない。これも一つの時代の終わりなのだろう。

 私たちの開拓地は、3か所の合計で1200名を超える大所帯となった。妻達は約100名にもなる孫たちを筆頭とする孫世代の子供たちの保育に汗を流している。4分の1以上が20歳未満の子供や孫の世代ということもあり、活気にあふれている。妻達は、妊娠している娘や嫁たちを見ると、羨ましそうに最後にもう一人欲しいというが、睦月に「私も欲しいけれど、孫で我慢しておけ。」と釘を刺されていた。おそらく、どんなに忙しくとも、妊娠期間中は私が家族サービスに精を出していたので、もっとかまってくれと待遇改善を要求したいのだろう。反省しておく。


 ITに依存した機器の寿命で、19世紀並みの生活様式になってしまったが、食料も、物資もそれなりに豊かである。かつてのように支給品の作業服を着ている者は、もはやいない。皆、この地で作られた服を着て、この地で作られた食べ物を食べている。


 周辺探索チームは、結局のところ、周辺の詳細地図の作成が捗っただけで、期待された未知の生物は発見できなかった。不思議なことに、母船のデータベースにある種か、その種が変異したと思われる種しかいなかったのである。テラフォーミングで放流しなかった種の近縁種がいたぐらいである。もともと、母星の生物と近い構成だったのかもしれない。一時期、地下100mでコンクリートの塊を発見したというニュースがあったが、しばらくしたら、ただの凝灰岩だったと否定する発表があった。この星には未知な点が多い。


 私は、息子である次郎と三郎と士郎に補佐をつけて、行政の長としての仕事を徐々に移行している。あと何年かしたら、3つの開拓地をそれぞれ任せて、私は顧問に退いて、妻達と一緒に教育関係の仕事をするつもりだ。


 夕食後、散歩に出かけようとしたら、一花が一緒に食べましょうと、柿を持ってきた。今年もそんな時期になったのかと思いつつ、子供たちに幸あれと願う。



未完の状態でお蔵入りしていたものから、伏線のまま終わっていたものを削除して、整理したものです。企画的には、開拓者の人間模様とか、テラフォーミング前の生物の生き残りとの遭遇とか、周辺地域の冒険とか書きたいネタはあったのですが、力不足で途中で筆が止まってしまった。欲張りすぎたんだろうなあ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ