夢の彼女と現実のおバカ達
ワタクシは大きな屋敷に住んでいますわ。
勿論お部屋だっていっぱいありますのよ。
数えきれないほどの部屋がありますの。
その全てがワタクシのモノ。
そんなお部屋の一つ一つのお部屋にお気に入りのお人形やヌイグルミを置いてありますの。
その日の気分によってどのお部屋で遊ぶか決められるのですわ。
淑女とお茶を嗜むよりもワタクシは一人お部屋で遊ぶのが好きですわ。
だって、他の子とお話ししていても面白くないのですもの。
皆が殿方の話ばかり、将軍家の子息が男らしくて素敵、伯爵家の子息が知的で素敵、パーティでどこかの名門の殿方とダンスを踊ったとかそればかり。
全然面白くないお話ばかりで、嫌気がさしますわ。
なぜ、己より格下の殿方のお話で盛り上がれるのかわかりませんもの。
だから彼女達とのお茶会は嫌い。
退屈し過ぎて面白くないもの。
だからお気に入りのお部屋でお気に入りのお人形で遊ぶのが好き。
可愛いお人形やヌイグルミに囲まれて、この子達とお茶を飲むのが好き。
お外はつまらないもの。
お外はワタクシの退屈を紛らわしてくれないもの。
お部屋で彼等を眺めながらお菓子を食べている方がとても有意義だわ。
そうこのお菓子を・・・・・苦いですわね。
何でしょう。
とっても苦いですわ。
ワタクシの大好きな甘いお菓子と言う訳ではなく、ほんのりビターな味を楽しむとかではなく、ホントにマジで苦いですわ。えっ? マジ何なんですの!? この味!? うわマッズ!? 味覚が死にますわよ! 吐き出したいですわ! 吐き出したいのになぜか口が開きませんわ! 何なんですのよーー!!
「ウヴェヴェヴェヴェ~~」
「おい見ろ、顔面が見せられない顔になってきたぞ。誰かモザイクいれてやらねぇとコイツ女として死ぬぞ」
「みい?・・・・・・にゃ!!」
「モザイクの意味がわかってねぇ癖に、なんとなく伝わったか。だが尻尾で目だけ隠しても、女としての大事なもんは守れてねぇと思うぞ?」
「シュシャイシャ~イ・・・シャアッ! シュシャイシャ~イ・・・シャアッ!!」
「いないないばあって、それは赤子をあやす手段だからな。つかそれマジ止めろ! クソガキの不細工顔が見えたり見えなかったりで笑いが止まらなくなっちまう! クカカカカカカカッ!!」
「ウヴェヴェヴェヴェ~~~」




