いざ魔法国家マルスへ!! その④
騎士様二人の目が、今度は何を言い出したかと点になっていたが、私の知った事じゃない。
こちらは必死なのだ。
自分の身は自分で守らねばと…!!
私には魔法は使えない。
そこで学がない私なりに考えてみた。そして閃いた。
私がすべき事はいったい何なのか………。
それは一つ。一択ではないか!!!!
ありったけの思いをのせて、声を張上げてお願いをする。
「私に、生き残るための、究極の、逃げ足の早さを、教えてくださいっ!!!!!!」
弟子にしてください!!!!!と。
私は、王国のトップの騎士様方なら、一流の逃げ足も知ってますよね!?もしくはクワ、スキ。カマで使える防戦術とか!!!!応用できますよね!!?お願いです。教えてください!!
できますよね!?できますよね!?だって、一流の騎士様方なんでしょう!!?
そう言って、向かいに座るナオ様や金髪の騎士様に、祈るポーズで前のめりでそれはもう必死に詰め寄った。
二人は勢いに圧されたのか、しばらく、ぽかぁんとした顔で固まって……
「ナオ…、お前…、逃げ足とか、特化して教えられるか………?」
「………………………いやぁ…、専門的には教えた事がないので、国のトップクラスと言えども、どうなんでしょうか…………?むしろ、騎士といえば、立ち向かって行くのが主な気がして…」
…………そう言った後、二人は同時に盛大に吹き出した。
詰め寄っていた私の顔に向かって。
二人の吹き出した唾を顔に浴びて、私は半眼になる。
私はマジなのだ。
なぜ、私は今笑われたのだろう。
大変…………、不服である。




