第一話 始まり
ーー王都内ーー
「急げー!陥落は目の前だぞーー!」
「たたみかけろーー!」
「うぉぉぉーー!」
王都内の街中で赤黒い鎧を着た兵士達雄叫びを上げ走り剣や旗を掲げ白い兵士達と戦っていた、その周辺では街が瓦礫化して火が立ちのぼっていた。
「城を守れ!絶対に中に侵入を許すなー!」
「魔法部隊は何をやっている!早くしろ!」
「魔法部隊はまだ準備がかかるそうなのです!」
「クソっ!連絡しろ、相手よりも先に魔法部隊の準備を急げ!と」
「了解しました!連絡しにいきます!」
白い兵士達がネコミミの生えた幼いメイド服の女の子にそう伝え女の子は急いで王都内の中央にある城へと走り出した
ーー王都内 城内ーー
「また奴が攻めてきおったか、懲りない奴だな!」
王座に座っていたのは長い黒髪のネコミミが生えたお嬢様の風格をただよわせた女性が苦虫を噛み潰した顔で報告を受けて爪を噛み怒りをあらわにしていた。
その時、王座の横にいたローブを纏いフードを深く被って顔が見えない人物が告げた。
「救世主、草原、大樹の元に…」
「救世主?」
「はい、間もなくです…」
「そう、分かった。あの子を向かわせるわ」
王座に座る女性は救世主と聞き少しほっとしたが気が抜けないと思った所に幼いメイド服の女の子が息を切らしてやってきた。
お久しぶりです、修正していきます。