表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/27

第3話 βテスト①〜当たったよ!〜

pv100!

イェイ!





<おめでとうございます。あなたはNumbers World Onlineのβテストに当選いたしました。>



このタイトルのメールが、俺の携帯に届いたのはおよそ一ヶ月前。


Numbers Onlineの発表があった直後のことだ。


「マジで当たった、、、、」


結構外れ覚悟で応募したんだが、まさか当たるとは。


で、いつからβテストが始まるのかと思いメールの内容を見てみると


<おめでとうございます。


タイトルの通り、中原真様はNumbers World Onlineのβテストに当選いたしました。


つきましては、本日正午12時00分よりスキル選択を始めさせていただきます。


スキルは早い者勝ちになりますので、出来るだけ早くログインすることをお勧めいたします。


ではNumbers World Onlineを楽しんでください。>



ほぉう。


こりゃやべー。


何がって?












今、夜の7時なんですけどぉぉぉぉ!









と後悔しても、何も変わらないのでとりあえずログインしようとギアを取りに行く真。


ギアはいつも棚に置いてあり、そこには彼が数々のサバゲーの優勝トロフィーが所狭しと並べてある。


まぁサバゲーの技術はこのゲームじゃ多分関係ないだろうけど。


そう思いながらも、ギアを取りベッドへ倒れこむ。


頭にギアを装着して、合図の一言。


「Numbers World Onlineにログイン!」


あっという間に景色が変わった。











そこはキャラメイクにありがちな、真っ白な空間だった。


そして定番となりつつある妖精型の可愛い少女が出てきた。


「はじめまして! わたしはNumbers World Online のキャラメイク担当のピクシーです!」


名前まんまじゃんw


「はじめまして。よろしく」


「はい!ではまずキャラメイクをしましょう!」


「わかった。」


「この世界でのあなた自身の姿を決めましょう!」


「あーそれなんだが、ボディスキャンのデータで作れるか?」


ボディスキャンとはVRゲームにおける、ゲーム内と現実の五感に差をつけたくない。そんな人のために作られた、身体、顔、性別を現実と同じにする設定だ。


でも多少は顔や髪の色を変えたりしないと、プライバシーどうこうで使えないんだが。


俺がボディスキャンにした理由はただ一つ!




楽だから♪



そうこうしているうちに、俺のアバターができたようだ。


「はい!完成です!これでいいですか?」


そう言って、ピクシーはどこからともなく鏡を出して、俺に向けておいてくれた。


「お!」


これまたw


本当にそっくりだな。


よしこれで、髪の色をいじって髪型もちょっと。


「ピクシー、できた。」


よし。次は大体名前決めだよな。


「それでは、つぎ!キャラクターのネームを決めてください!」


そうピクシーが言うとともに、俺の前にキーボードが現れる。


そこに俺はいつもゲームで使っている名前を打ち込む。


「シン・ミッドフィールドですか。いい名前ですね!」


この名前、結構かっこ良さげに聞こえるが、実は簡単に決めたのだ。


中原(なかはら)を英語読みで、ミッドフィールド。


真はそのまま シン。


まぁそこまでダサくないからいいんだけど。


「次はステータスです!」


よしきた。


「おっけ」


「ではステータスウィンドウを見ながら説明させてもらいます!」


先程のキーボードと同様、俺の前に半透明の板が現れる。


そこには





ーーーーーーーーーーーー

プレイヤー名:シン・ミッドフィールド


Lv 1


Numbers Point1000


所持金1000M




HP0

MP0

ATK0(+0)

DEF0(+0)


スキル

< 集中>


ヘイト値 10


ーーーーーーーーーーーー



「こちらがシン様のステータスでございます。」


「ステータスってぜんぶ0なの?」


驚いてそう聞くと、


「はい!そうです。このゲームは自由なのです!だから数値も全てご自身で振り分けしてもらいます!」


へぇー。面白いスタイルだな。


「では説目を続けます。ステータスの数値、これはNumbers Pointsです。今、シン様は1000ポイントあるので、これを自由に四つのステータスに分ける、もしくはマネーに変えることができます。」


「お金にも変えれるんのかー」


「はい!まぁー誰も使ってないですけど。」


そりゃそーだな


ピクシーは話を続ける。


「Numbers Pointsはいろいろなところで入手することが出来ますが、ステータス値をあとで変えることは出来ないので、じっくり考えてポイントを振ってください!」


「へー。でこのATKとDEFの隣にある(+〜)ってのはどうゆう意味?」


「このかっこないの数値は、武器や防具を装備した時に増えるステータス値です。

例えば、攻撃力がもともと10で攻撃力が5の剣を装備すると、ATK10(+5)と表示され、15の攻撃力になります。

DEFも同様です。


補足しますと攻撃された時に、DEFの数値をオーバーした分だけ、ダメージとしてHPが減ります。」


「てことは守るにはDEF極振りのほうがいいってこと?」


「それがそうでもなく防御が薄い所、例えば首元なんかは直接ダメージが入るので、DEFに極振りがいいとは一概には言えないんですよ。」


奥が深いなこのゲーム。


よし。じゃあステータスにポイントを振って。


とりあえず無難にしておいて、




お次はスキルだ!





あれ、、、俺もうスキル書いてあるじゃん。


なんで?


「ピクシー、俺スキル勝手に決まってるけど。」


「あ!え、えーとログイン時間が一番遅くて、シン様は余った最後の一つが、、、」


そーゆーことか。


まじかよ、やっちまった。


しかもこの<集中>って言うスキル明らかにハズレだよな。




スキル:集中

集中する











はw


これだけかよ。


まぁこーゆー縛りプレイだと思ってやるか。


でも残念だな。


それを察したピクシーは、


「ま、まぁ、残りものにも福があるって、いいますしぃ。」


「ありがとうピクシー、もう大丈夫だ。」


こんな所でグダグダしてても何も変わらんからな!






やってやろーじゃん!Numbers World Online!









ーーーーーーーーーーーー

プレイヤー名:シン・ミッドフィールド


Lv 1


Numbers Point0


所持金1000M




HP300

MP200

ATK300(+0)

DEF200(+0)


スキル

< 集中>


ヘイト値 10


ーーーーーーーーーーーー







評価よろしくです!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ