綴るッ!
今回はVRMMOと学園生活との境目になっていますので異常に文字数が少ないです。
なんか色々有って疲れた俺はアクアショットの試し撃ちをしてからログアウトすることにした。緑色の矢印出てるけど後でいいや。丁度、ゴブリンが出てきたので俺はそいつに向けて撃つことにした。
「アクアショット」と念じるとアクアボールと違い自動的に手が動き出した。
俺の周りに幻想的に光る文字の列を創っていく。そして文字を書き終わり、チョンと魔力を込めながらピリオドを打つと先の水球よりも速い、恐ろしいスピードでゴブリンに迫っていく。
瞬く間にゴブリンを貫いた。それでは勢いが殺しきれずに大地を抉る。するとアクアショットは水しぶきとなって消えていった。
そんな一連の流れを見て思う。これは最早ゲームではない、と。オーバーキルにも程があるような威力だったよ。本当に、後半の方にいかないと殺戮をするだけの簡単なお仕事から抜け出せそうにない。
それと、女神に「英雄になるだろう」って言われたということは間違いなく英雄に俺が成ってしまうのだろう。あれ、明らかにフラグだしな。
俺がフラグを建ててしまったことでみんなにとってはハードにしてしまったかもしれない。さすがにそれは心苦しいものがあるので、俺が建ててしまったフラグによるものであると判断出来るやつは積極的に解決しよう。
俺はそんなことを考えた後、ログアウトした。
ログアウトするともう夜中であった。速めに切り上げたと思ってたが時間ギリギリだったな。俺は意外だったため時計を見て目を丸くする。
夜ご飯を食べて、しっかり入学式の準備をして寝ないとな。あんなことがあって良かったのかもしれない。しっかり寝れたからな。