表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
VRMMOで運全振りになった結果  作者: 龍虎
高校、出会い編
19/55

一般Peopleの事情

 それにもう一つ良かったことがある。それは、呼び捨てで呼んで貰えたことだ。距離が縮まっている、ということだろう。俺が世間一般で言うリア充になる日も近い!!


「その魔法見たことないね。もしかして魔法作成で作ったの?」

「そうだな」

「え?本当に!?まだ方法が見つけ出されてないのに!!」

「マジか...」


 力を授けられた後のチュートリアルは通常のチュートリアルとは一線をかくした物だったらしい。普通の人はアクアボールみたいな魔法でやっていくしかないのか....

 と思ったらそうでも無いらしい。


「うん。だから、今までは最初に覚えてた魔法で魔法使いの優劣が決まっていた部分があるんだよ」

「最初に覚えている魔法はボール系だけじゃないのか」

「違うよ。今みたいな弱い魔法だけじゃなくて、もっとド派手なのを覚えている人も居たね。まるで地獄を顕現させるような魔法もあった。規模はすごく小さいし、それ一発が限界だったみたいだけどね」

「なるほどな~~」


 最初に発動できないレベルの魔法が来たら苦労するだろうな。魔力がそれを発動できるようになるまでは素手でポカポカ殴って経験値を稼がないといけないんだぜ?辛すぎだろ。

 そこで俺は女神様が『上手な使い方』と言っているのを思い出した。使い方といえば魔力操作による威力増大も『上手な使い方』ではないだろうか。俺は念のためそれを言ってみる。


「詠唱中とか綴っている途中に、魔力を込める方法は知ってるか?」

「私は知らないけど他の人が知ってるかな??」

「そっか、見てるだけじゃわからないからな」

「攻略WikiにUPしてみたら?」

「そうだな」


 攻略Wikiに匿名で書く分なら有名になるもクソもないし、流石に魔法使いになってみたら最初、魔法が使えないのは可哀想過ぎるだろ。そんなの魔法使いが不遇だし、同じ魔法使いとしてそんなのは見過ごせない。

 脳内に「絶対に攻略WikiにこのことをUPする」とメモをして、俺は再び手をつないだ。イチャイチャタイム再開だぜ!!


「そういえば、他の人とパーティを組んだことあるのか?」

「無いよ。クエストを受けたことはあるけど」

「クエストを取りあえず受けて、レベルを上げてからパーティに入ろうかと思ったんだけどね。途中で人探しに切り替えた」

「探してたのは俺か」

「そう」


 何だかだ色気を感じさせる顔でノースさんはそう言った。ノースさんのキャラが大人びた女性だからか、大人の魅力のような物を感じる。健全な男子高校生だから思うのぐらいは許してほしい。

 また誰かに俺は許しを請う。俺は一体全体誰に弁解しているのだろう。まあ、いいか。俺はノースさんと歓談を始めた。 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
零の魔法
魔力0の良いところの少年が、学園で成り上がり、魔獣と闘う
一言で表すとそんな物語です。近未来+学園+魔法+科学、そんな作者の新作に興味のあるかたは↓で飛べますのでどうぞ
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ