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科学者は

作者: 夏乃 雪

その2です


なにがやりたかったんでしょうね、私は


あるところに何時も雨が降っている国がありました


数年に1度

太陽が輝く日が有りその日以外はずっと雨が降っている国でした


その国のちいさな王さまがとある科学者にこう言いました

「ぼくは数年に一度しか日が出ないこの国が嫌いだ。ほかの国は太陽も月も出る、魔術師のようなお前にはできるだろう。出来なけれな一生牢屋ですごすことになるぞ。」


若い科学者は断ることが出来ませんでした


そして城へ行く前の日にその国のある場所で彼と約束を交わしました


「月の出る夜に帰ってくるから聞いてほしい事がある」


彼はうなずき手を振って別れた

彼はたぶん笑っているだろう


しかし彼女は知っています

この雲は神による呪いなのだと


しかし彼女は知っています

彼とは2度と会うことは適わないだろうと


しかし彼女は知りません

なぜ守れるはずもない約束をしたのか

なにを彼に伝えたかったのか





科学者は

   自らの心には無自覚である









ただ 忘れないでほしかった

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