俺の彼女はバカなのか？ 俺以外の男にもホイホイと簡単にお持ち帰りされる軽い女！
”俺の彼女はバカなのか？ 俺以外の男にもホイホイと
簡単にお持ち帰りされる軽い女！”
俺が今の彼女を本気で好きになって気づいた事だ！
俺の彼女はアホなのか？ ”尻軽女だった。”
分かりやすく言えば？ 男に誘われれば簡単に着いていく女！
まさか？ 外見は全くそんな風に見えないのに、実際はホイホイ着いていく。
彼女の元カレも、”これが原因で別れたらしい。”
俺も彼女がこんなに軽い女だと最初から分かっていれば絶対に付き合って
いなかったと思う！
『なあ？ 昨日の晩は、誰と居たんだよ？』
『えぇ！？』
『昨日だよ、昨日？ 誰と居たの？』
『有望だよ、有望と居た！』
『ふーん、後で有望ちゃんに聞いとくわ。』
『別にいいけど？ 私の事、疑ってるの？』
『お前は尻軽女だからな、簡単に知らない男に直ぐに着いていくじゃん！』
『お酒が入ってるからでしょ！ 昨日は一滴も飲んでないわ。』
『それって、本当に信じていいのか？』
『勿論よ！』
・・・俺は彼女の言う事は、”何一つ信じていない！”
そもそも彼女は、”嘘つきだ！”
どうでもいい事から、大事な事までなんでも嘘をつく！
それに彼女が嘘をつくときは分かりやすく、鼻を掻く癖がある。
この日も、俺の前で鼻を掻きはじめたしな。
”また俺の知らないトコロで彼女は初めて会った男にお持ち帰り
されたのだろう。”
もういい加減、ムカつくし！ 嫉妬でどうにかなりそうだよ。
だけど俺はそんな彼女と別れられない。
”俺が彼女の事を好きだからだ！”
こんな女なのに、俺は彼女と別れる事も出来ないでいる。
『”もういい加減、酒を飲むのをやめてほしいんだけど......。”』
『えぇ！？』
『お酒を飲むから、ホイホイと男に着いて行くんだろう？』
『どうかな？ 分からないわ。』
『”素面でも着いていくのか？”』
『そんなの分かんないわよ！ 私の意思じゃないんだから！』
『自分で決めて着いて行ってるんだろうが、、、！』
『”イケメンだから？”』
『それが一番ムカつく！』
『そう言う怜大はどうなのよ！ 可愛い女の子に言い寄られたら、
断れないでしょ！』
『・・・・・・』
『ほら？ 私と一緒じゃない！』
『”俺なら、彼女が居ると最初に伝えるよ。”』
『私だってそうよ！』
『・・・じゃなんで？』
『口が上手いのね！』
『ヘラヘラ笑って言う事じゃないだろう。』
『ごめんごめん、でも、許してほしいの！』
『・・・あのさ、もうそろそろ限界なんだけど、』
『”じゃあ、私と結婚して！ 旦那になったら私を束縛していいわ！”』
『よし！ じゃあ、結婚しよう！』
『うん。』
＊
・・・彼女はあの時、そう言ったのに。
俺と結婚しても相変わらず、今でも初対面の男にお持ち帰りされ
ているみたいだ！
”何の為に俺と結婚したのか？”
ただ唯一の救いは？ ”俺と彼女の間に子供ができたコトだ！”
可愛い俺に似た女の子が産まれて、彼女も家にいる時間が増えたよ。
たまに気晴らしに、彼女の友達の有望と飲みに行くと、、、？
”朝帰りコースになるんだ！”
俺もこれ以上はもう彼女に言わないようにしている。
”可愛い娘が居る事だし、離婚は俺がそうしたいと言わない限りはする
事がないと思うからだ！”
でも？ なんで知らない、初対面の男にホイホイと着いていくかな？
俺にはさっぱり分からん！
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
