性行為には理由が必要か
若い人にはそこまで当てはまらない話だと思う。
作者は30代後半である。
少し前に外から聴こえてきた、ネコの交尾のような声。私自身、ネコには詳しくないのだがおそらく発情期なのだろう。
人間のような羞恥心やメタ認知はおそらくないので、草むらなどある程度の隠れる場所があれば、そこでけたたましく獣の声をあげては性行為に至る。
その様子はまさに獣でしかないのだが、そんな姿が羨ましくも感じる昨今。
人間の性行為には理由が必要か?
・・・・おそらく必要である。
獣のように本能のまま、性行為にふけることは、よっぽどな若さでない限りできない。
何のために性行為をするのか、そんな理由が必要である。
少し前のエッセイで、奥様が太って豚みたいになってきた。マジで幸せというようなエッセイを書いていた。本当、疲れ切って眠っている時の寝顔なんて、「ぶ、豚だ〜」って感じの醜い寝顔だし、豚のようにイビキをかいていてで、マジで奥様は豚だ。興奮する!
あれからも少し太って、更に豚に近づいている。
「羨ましいでしょ!?」
読者様
「羨ましくねえよ!」
「豚マニアの嗜好はよく分からん」
「理解できないけど豚化萌えさんが幸せならそれでいいと思うよ」
いつも通り、理解できる人が理解できればいい。
で、そんな豚さんに興奮して性行為等をしようとするのだが。
「今はそういう気分じゃない」
「何のためにしたいの?」
そんな回答になることが多いと、段々と萎えてきてしまう(^_^;)
豚鼻にするとかのスキンシップはそれなりにできるのだが、肝心の性行為となると凄くガードが固い。
そこでタイトルさ。
性行為には理由が必要なのだろう。
ある程度の年齢の人間が性行為をやるからには、やるための理由がいる。
やるための理由なんて
「したいから!」
「密着して愛し合いたいから!」
という理由が真っ先に浮かんでくるがそれでは不十分らしい。
獣のように、理由もなく(?)性行為したいが、それがなかなか難しいと感じる昨今。
読者の皆様にはセックスレス夫婦の実例ととらえて読んでもらっても良いかもしれない。
【数年後】
夫婦間のセックスレスが社会問題となり、国も本腰に乗り出す。メーカーに製品開発してもらい、国としてはそれこそコンドームやローションのように一般のドラッグストアで買えるような仕組みを整えた。
A夫婦
「今日は、馬で試してみようか」
「そうだね、どんな風になるかな」
その後、A夫婦の部屋からは
「ヒヒーン!」「ヒヒーン!」
とサラブレッドの種付けの時のような馬の鳴き声が鳴り響いては愛を確かめ合っている音がした。
B夫婦
「今日は豚さんとかどう?」
「豚って醜そう・・・。でも興味はある。」
その後、B夫婦の部屋からは
「ブヒィィィ!」「ブヒィィィ!」「フガフガフガ」
と鼻息荒く、豚のように愛を確かめ合っているような音がした。
C夫婦
「今日は猿にしよう!」
「猿か。ウキキかな。」
その後、C夫婦の部屋からは
「ウキキキキ!」「ウッキー!」
と猿のように愛を確かめ合っている音がした。
以下略
獣人界隈とかケモナー界隈の人が興奮できる内容かもしれないが、実際のこれは外見が変わるわけではない(そういう妄想をするのも楽しいが)。あくまで精神がそれぞれ獣化する。夫婦じゃなくてカップルでも良いが、2人同時に錠剤を飲むことが条件となる。
例として豚の錠剤なら、精神とか好み、フェロモンも豚化する。自分だけ飲んで相手が飲んでいない状態だと、人間のままである相手に対して別の種族だと思い、魅力を感じることはできない。
だから夫婦同時に飲んで、豚となるのだ!
(もちろん前述のように豚じゃない商品もあるよ)
獣になる錠剤は大ヒットし、夫婦間のセックスレスが解消され、それまで以上にお互いの愛を確かめ合うようになっていた。
そんなストーリーも考えてしまうぐらい、今の豚化萌えは奥様とセックスレス。もちろんセックス自体は目的ではなく、幸せな夫婦生活の手法でしかないのだが、でも時々はしたいブヒという本音。
さて、どうしていこうか。