子連れ勇者、武器を買いに
どうも、虎太朗です。少しずつ、見てくれている人が増えてうれしいです。
どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
俺は、子供たちと町に出た。この都市の名前はサイドビというらしい。
まずは、王様の言っていた武器屋に向かう。町には人が多くいて、混雑していた。回りの建物はとてもきれいで芸術のようだった。
「きれいだね。」って子供たちもいっている。
そうこうしていると目的の武器屋についた、
名前はsunshine weaponというらしい。
なかに入ってみると、すごい数の武器や防具などが並んでいた。武具の種類に圧倒されていると
「よう、兄ちゃん。武器屋ははじめてかい?」
と言って店の奥からおっちゃんがでてきた。
「はい、はじめてなもんで、ナニを買えばいいか迷ってしまって。」
「そうかい。じゃあ選んでやろう。その子供の分もか?」
「えーと、」この子達も強いみたいだし、買ってあげた方がいいのか?
「僕も、欲しい!」ってオーランが言ってきたので買ってやることにした。
「はい、じゃあお願いします。」
「あいよ。じゃあまず、兄ちゃんはどんな武器がいいんだ?」
「うーん。」憧れるのは、剣だよなー。まぁ、一応、剣にしとくか。
「剣でお願いします。」
「剣か。予算はどのくらいだ?」うーん、防具とか、子供らのぶんとかも買わなきゃいけないから、
「3コケぐらいですかね。」
「3コケか、それなら結構良いのが買えるぞ。これはどうだ?」と言って出してきたのは柄が青く刃がとてもするどい剣だった。
「これは、ブルードラゴンソードと言って、ドラゴンの牙と鱗でできたもんだ。試し振りしてみるか?」ブルードラゴンソードか、なんか、かっこいいな。
「はい。お願いします。」
「じゃあ、こっちついてこい。」
「はい。オーランたちはここで待っててな。」
「「はぁーい」」一応、危ないかもしれないので子供たちはおいていく。
おっちゃんのあとについて行くと小さな中庭のようなところについた。
「じゃあ、ここで振ってみろ。」と言って、ブルードラゴンソードを渡してきた。
「おー。そこまで重くないな。」もっと思いかと思っていたがそこもでだった。
「そうだろ。それはな、ドラゴンの牙を極限まで削って、鋭さ、軽さを追求した剣だからな。」
そんなすごいのか、これ。
降ってみると、スッ サッとほんとに空気を切っている感覚だった。
「どうだ気に入ったか?」
「はい。とても気に入りました。」
「じゃあ、次は小僧たちか。」
「そうですね。男の子の方は力が強くて、女の子の方は、魔力が強いんですけど。」
「なるぼどな、じゃあ男の方はクローか斧かな、クローは動きやすいけど攻撃力が弱い、逆に、斧は動きにくいが一発の強さは半端じゃない。どうするか、小僧。」
「うーんと。ぼく、爪のやつがいい。」
「だとよ。兄ちゃんそれでいいか?」
「本人が言うならそれでお願いします。」
「じゃあ、これも3コケぐらいならこれがいいかな。」と言って出してきたのは、赤い金具の上に黒く輝く、長い爪だった。
「これは、サンホークスクローと言って、魔法の効果を付与できる優れもんだよ。」魔法の効果を付与できるのか。確かオーランは、Enchantとか言う、魔法の効果を付与する能力持ってたから。ちょうどいいんじゃね?一応本人にも聞いてみるか。
「オーラン、どーする?」
「僕これがいい!」
「じゃあこれください。」
「あいよ。最後に、お嬢ちゃんは魔法が使えるようだから。ロッドかな。」やっぱ魔法使いは杖なのか。と考えてると。
「かわいいのがいい。」ってナセアからの要望があったので、
「じゃあかわいい感じのロッドでお願いします。」
「かわいい感じのか、うーん。あっ、これはどうだ?」と言って出してきたのは、てっぺんにクリスマスの星みたいなのがついている白い木の棒だった。
「これはな、スターロッドといって、魔法効果を1.8倍ぐらいにする、ロッドのなかでも高級品だ。どうだい?」1.8倍か結構スゲーな。
「かわいい!」
「ってことなので、これでお願いします。」
「じゃあ三点で9コケ26ピヨだ。けど、俺があんたを気に入ったから9コケにしてやるよ。」なんか気に入られちゃってるんだけど、まあ、安くなるならなんでもいいや。
「ありがとうございます。じゃあこれで。」
「お前ら、ちゃんとお父さんの話聞いて仲良くすんだぞ。」
「「うん!」」なんか俺、お父さんになってんだけど。でも、子供連れた男見たら普通そうなるか。ま、父さんもいいか、子供いなかったんだし楽しも。
そう思いながら、9まい金色の硬貨をカウンターに置いて店を出た。
「次は何買うかなー?」他に買うものがあるか悩んでいると。
「僕お腹すいた。」とオーランが言ってきた。
「それもそうだな、飯買いにでもいくか。」ま、一応独り暮らし何年もやってたから、おれのめしはうまいぞ。
「「やったー。」」
「じゃ、行くか。」
「「うん。」」
やっぱ、子供ってかわいいな。前はふざけんなって思ったけど、お父さんになった気分だわ。神様ありがとう。大切に育てさせていただきます。
快晴くんは子供を育て上げることができるのか、お楽しみに!
家の引っ越しがあるので次の投稿が遅れるかもしれません、できるだけ早く出来るようにします。すいません。