子連れ勇者の役目
準備の回なので、少し短いです。
俺は魔力を込めた水やらを飲んできたけど、この子供たちはなんなんだ?
「よくわからんが、ステータスを見たところ、異世界人とこっちの人間のハーフのようじゃな。」
「と言うことはやはり、そういうことなのですか?」とマウローンが言うと。
「たぶんそうであろう。この子供は神サニエル様の子である可能性が高い。」
は?神様の子供だって?でも、そんなのが何でこんなところに?
「神様ってすごいの?」ってオーランが聞いてきた。なんかすごいなついてんな、俺に。
そーだぞオーラン、神様はとってもすごいんだぞ。でも、そんなのが何でこんなところに?
「神がお主を育て人に選んだのだろう。」という王様。
何てことしてくれてんだ神様。
「と言うことで、お前には勇者としての任務を果たし、神の子供たちも育ててもらうと言うことだ。せいぜい頑張ってくれたまえ。」
いや仕事重大すぎだろ。
「「おじちゃんよろしくね。」」って子供たちが言ってきた。でも、おじちゃんかー、悲しい。
「よろしくなオーラン、セアナ。でも、これからはおじちゃんじゃなくてお兄ちゃんにしてくれよな。」そうじゃないと俺の心がズタズタになっちまうからな。
「ハッハッハいいではないか、まぁとりあえず50コケほど渡しておくぞ。」と言って小さな麻袋を渡してきた。
「コケ?通貨の単位か?」
「そうだ、通貨にはコケ、ピヨ、タマの種類があってコケが一番高い。武器等を買う資金にしてくれ。」へー。面白いな、鶏みたいな感じで。
「きれいだね。」ってセアナが金色に輝く硬貨をさわってた。
それじゃあ買い物にでも行くか。
次から話がどんどん進みます。お楽しみに!