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4話

『骨密度上昇のLVが上がりました』


 蛇の骨を完食したタイミングでこのどうやってレベルを上げるのかまったくわからないスキルのレベルが上がるとは・・・。もしかして骨密度だから骨を食えば上がるの?そんなの嫌だ~。骨なんて食い物に困ってる今しか食わねーよ。食う事でスキルレベルが上がるとしてもどんだけ食ったら上がる物なんだよ。いやまだ、そうと決まった訳じゃない。カルシウムを摂取すれば上がるものなんだよ、上がるはず、、上がるよね?

 このスキルのレベルが上がってどう変わる物何だろうか?ちょっと木を蹴ってみようか、


「おりゃっ!」


ガッ


 痛って~(涙)、でも思ってたより少~しだけ痛くなくなってる、それとちょびっとだけ威力がある気がする。樹皮が割りと剥がれた。まあ、まだ何か良かったと実感できるような事は何も無いけど。

 


 引き続き生き物でも探しながら川に沿って歩きますかね。こういう時川の上流に行けばいいのか、下流に行けばいいのかわからないな。下流に沿って行くと人里が有りそうだけどどんな人なのか、友好的か敵対的かもわからないから戦う力が無い内は遠慮して置くかな。よし、上流に向かおう。岩場とかあったら丁度いい洞窟もあるかもしんないし。



約二時間後


 大分大きい岩が多くなってきたな、足場が不安定で歩きにくい。川の流れもかなり激しくなって、離れてるこっちまで水飛沫が飛んできてる。川の位置も谷みたいになって、川沿いも結構な斜面になって来てる。登れる内に登っとくかな、川から結構離れるけど上から探しながら進めばいいし。


 よっこいしょ。足場が悪いし、疲れる。


 何とか登りきったが思いの外疲れた。休みたいけど、安全に休める場所が無いからまだ休めない…。早く拠点になる場所を見つけないとヤバい。この辺りが川から水を確保できる限界ぐらいの斜面になってる。ここから近くで拠点を探そう。早く見つけないと体力の限界だ。


 ヤバい。ヤバい。ヤバい。見つからない。日も暮れ始めた。完全に日が落ちたら本当に危険過ぎる。急がないと。





 良かった!!完全に日が暮れる前に暗くなって来てるけど洞窟が見つかった。中に何も居ないといいんだけど。熊とかいたら終わりだな。そしたら死ぬかもしれん。

 中を恐る恐る覗いてみるが、何も見えない。石を拾って投げつけてみる。



カツーン、、コン、コン



 石が落ちる音が反響して聞こえた。何もいないように思えるが、どうなんだろうか?

 ええい、ままよ。ここを拠点に出来なかったら死んじゃうだろうし、ここに狂暴な生物がいたら、今の体力で相手に出来るようには思えないし、入ってみなきゃわからん。

 ゆっくりとその洞窟に足を踏み入れる。特に何もいないようだな。そこまで広くもない。床は地面よりも低い位置にある。奥まで行っても生物がいる様子はないし、頻繁に何かが訪れている様子もない。これで一先ず安心だ。

 ああ、安心したら眠くなってきた、かなり長い時間緊張状態だったからな。とりあえず洞窟の奥まで行き、下はゴツゴツしていて寝心地はすこぶる悪いが、身体を横たえ、目を閉じる。



(今日は疲れた。これでまだ、異世界生活一日目だよ。前途多難過ぎるな。まあどうにもならない事は仕方ない。ケセラセラだ。)







 ケセラセラの意味ってなんだっけ?

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