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はー、怠い!眠らないと疲れるねー!あったまフラフラだ。アハハハハ!
でも、うたた寝して飛び起きるを繰り返していたらちょっとした物音で起きられるようになった。眠れなくなったとも言うかな。
ショートスリーパーになったぜ!これで俺も特殊能力の持ち主だ!結果オーライだな。
何だかたーのしくって仕様が無い。ハイテンションだぜー!ワーハハハハハ!
さってどうすっかなー。なんか暇なんだよなー。やらなきゃいけない事は沢山あるけど、どうやったら良いのか分っかんない事ばっかだから暇に感じるんだよな。やる事ありすぎて逆に暇って事よくあるよね。
そんなやらなきゃいけない事は日々を過ごす為の食糧確保にゴブリンの殲滅、強くなる為の修行と言うかなんと言うか諸々。
言語化すると大した量じゃないな。ただ一つ一つの事柄が面倒臭いんだよなぁ。じゃあやらなきゃ良いじゃないかってえ事なんだけど、…なんだけど!!やりたいんだから仕方無い。
脱線が多くて話が全然進まないな。実際思考が二転三転するのはよくある事だろ?まあこれも脱線だし…、出来るだけ少なくして話を進めたいね。
食糧確保が一番大事だけどこれを優先すると終わりが無い。他の事と平行して進めないとな。
修行にしても筋トレで使わない筋肉を鍛えるより、普段の生活で使って必要な筋肉だけを先ずは付ける。
物を投げる練習したり、木や壁を殴って骨を硬くする。投擲
だったり出来る事は多いに越した事は無いだろう。何度も殴る蹴るを繰り返したらその内威力が大きかったり疲れにくいやり方が分かって来るだろう。
ゴブリン殺しに関しては観察して情報を得てから少しずつでも殺していこう。
まあそんな生活に余裕無いし、行き当たりばったりでいいや。
うーん、居るなぁ。ゴブリンの集落の方に戻って来たけど途中でゴブリンが向かって来ているのが見えて隠れたが、そんなに良い隠れ場所が無かったから離れた木の裏に隠れるしか無かった。
近くに来たらすぐに見つかるだろうし、観察するには向かないな。このまま通り過ぎるのを待って離れた所から追跡する。気配を消すのと跡をつける練習だ。
まあ何かが居ると思ってなけりゃ人が居るとは気付かないもんだ。バレやしないだろう。
身を屈め、息を潜めて待っていると三匹のゴブリンが歩いて来るのが見えた。隠れている木に向かって歩いて来ているように見えたが、そのまま通り過ぎて行った。
よしよしよし、もう良いかな?十分離れたかな?一応もう少し待っ
「ぐっ…!?」
ギリッ!!
びっ…くりしたー!あー、痛っ!体の痛みが戻って来た!?大声出して叫ぶ所だった。
咄嗟に力入れて耐えたから歯がギリッて言って削れちゃったよ。よく耐えた物だと思うよ、やっぱり俺は痛みに強い気がする。
あー、まだあの果実有るから食べよう。もう効果が切れたのかー。残念!と言うか傷を治す訳では無かったのか、痛みを消すだけか…。ファンタジーを存分に感じてたのになー、それでも十分便利だけど。
三匹のゴブリンって三匹の小豚に語感が似てる…!関係無いかー…
おっといつまでも一人遊びには耽って居られないか、痛みも無くなったし追跡を開始だー。
てな訳で独楽みたいな俺がゴブリンを追いかけて行くと、地面に起伏が出てきた。隠れ場所が増えるのは良いが、疲れるな。運動にはなるから良いか。
コマって漢字が独り楽しくだからなんか表現として好きなんだよな。これ分かる人居るかな?こう言うの結構好き。
気をつけてはいるものの細かく音を立ててゴブリンを観察していると、三匹のゴブリンが大きな麻袋のような物を持っているのが分かった。麻袋のような物ってのは麻かどうか分からないってことね。
何に使うんだろう。その分武装がナイフとか小さくなってる。三匹全部ナイフかな、こんなに遠くから見て分かるなんて視力大分上がったなあ。前は左1.5右0.6位だったけど今は両目とも2.0位ありそう。受験期に下がったけど元から目は良かったんだよ。
上がった視力でゴブリンを見ていると袋に何かを詰め始めた。
おぉー、ついに食べられる植物が見つかったか!どうしようか?まずどんな植物か確認して見よう。その後奪い取るか、ゴブリンがいなくなってから木に残っているか見てみよう。
ゆっくり音を立てないように回り込んで近づいて行く。相手からは木の影になる位置を取りながら進み、木の後ろに隠れて様子を伺う。
気付かれてるかもしれないけど一応隠れていよう。もっと隠密行動の練習しないといけないな。そろそろ袋がいっぱいになるし、何かしら動きがあるだろう。
ゴブリン達はいっぱいになった袋を三匹掛かりで持ち上げ、ヨロヨロと数歩歩くと袋を傾け中身を減らし、もと来た道を引き返していった。
いや中身捨てんなよ。中身捨てなきゃ持ち運べないなら最初からいっぱいに入れるな。たまにやるけどそういう事。計画性無いなあ。まあこれで心置き無く確認させて貰おう。
ゴブリンが捨てていった物を拾い上げ、見てみるとどこか見覚えがあるような小さな丸い実房になっていた。
これどっかで見た事ある気がするんだよな、植物詳しくないからパッと見てあれに似てる!とはならないな。取り敢えず食って見て大丈夫かどうか確かめよう。味は分からないけど食って気持ち悪くなったら毒。ちょっとならきっと死なない。
小さい実を半分程囓って見ると舌にピリピリと痺れを感じて口の中の物を吐き出して、舌に残った物をはたきおとした。
うわーびっくりしたよー。何だ今の!と思ったけどこれあれだ。山椒とか胡椒とかそういう系だ。辛味なら痛覚として感じられるんだねー、まあ辛いのは苦手なんだけど。
道理で見た事ある訳だ。料理しないから分からなかった。異世界なら知識が当てになるかは分からんけどな!アハハ!
と言うか、ゴブリンが香辛料使うのかよ。俺より文明的な暮らしをしているじゃあないか。別にショックではないが、驚き桃の木山椒の木だ。
俺は香辛料がそんなに必要じゃないからな。ちょっと口寂しさを紛らわす程度採れば満足だし、ゴブリンを追いかけてぶち殺す必要はないか。
個人的にはゴブリンを殺して精神衛生の安定を図りたいが大量に仲間が来ると次は助からないし、暫くは止めとくか。
これからどこに行こうか。ゴブリン集落の近くの別の方に行ってみるか。そうと決まればさっきのゴブリンを追いかけないと、この森の地理を把握は出来ていないんだ。
ヤバいヤバいどっか行っちゃうよ。急げ急げ!




