さつき、おめでとう!
結論から言うと、さつきは晴れて留学生に選ばれました!
この試験・・・本当の倍率は、二十億倍でありながら、実は一倍。
「どういうこと?」とさつきは紳士たちに聞きます。
「さあ、それは自分で考えなさいな。」
さつきが、UFOにのりこむと、
入り口で待っていてくれたのは、にいちゃんでした。
「にいちゃん!にいちゃん・・・。死んだんじゃ、なかったの?
ううん・・・ううん・・・知ってる。
うちゅうの『ひみつのことば』は、『いのちのことば』なんだって。
そして、そのことばは決してほろびることもなければ、かわることもない。」
「奇跡だ!奇跡が起こったんだ!
僕は確かに死んだ。
そして、『うちゅうの中心』に行ったんだ。
そこにはね、ぼくたちみんなの『親』がいるんだ。このひとが星もすべての生命をもうみだしたんだ。本当は・・・このうちゅうすべての存在が・・・そしてちきゅうじんすべても例外なくこの「親」につながっているんだよ。
大きな大きな光の海みたいなもの。もちろん、それは心を持っている。
そして、その「親」と「ひみつのことば」はひとつなんだ。おなじなんだ。
その「親」は、僕を抱きしめ、語り掛けてくれた。
『おまえは、大事な妹のために、大切なものを差し出した。
もう、二度と地球には身体をもって行くことはできないが、わたしの新しいいのちを与えよう。』
そう言って、その大きな光は、抱えきれないほど多くの・・・ひとつの海ほどもある光を分けてくれたんだ。
それは、思えば、富にもなるし、人を癒す力にもなるし、空を飛ぶ道具にだってなる。
そう、何でもできるんだ。望みさえすれば。
人は・・・自由になれる!
ちきゅうを天国にすることだってできる!」
「ちきゅうを・・・天国にすることだって・・・できる?
がんばる・・・にいちゃん、さつきがんばってちきゅうを天国にしてみせるから!」
「さつき、留学決定、おめでとう。」
・・・ここまでが、わたし、さつきの学生のころのお話。
次は、みなさんも気になるであろう、選抜試験がどんなのだったかとか、うちゅうの留学中の体験についてお話していこうと思います。




