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精霊の友として  作者: 北杜
三章 伯爵家滞在編
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30,000PV突破&ユニーク5,000突破。

皆さまありがとうございます。

それから感想を書いてくれた皆様も感謝。

「申し訳ありません。無理です」


オレは無理な事は無理と言える子供だ。

食堂に沈黙が走る。基本的に平民は貴族の命令を聞かなければならないが無理なモノは無理なのだ。


「……どうして無理なの?」


伯爵夫人がオレに聞いてくる。


「まずは料理長の視界に入ると殴られるからです。これ以上、傷を増やしたくありません。まだ賊に殴られた傷も治っていないのに」


オレは怪我人だよ。もう少し労わってください。


「次に料理長が食糧庫を管理しているので私には使えません。食材を買うお金もありませんし」


まあ、伯爵の命令なら使えると思うけどそれは言わない。それからレオナルド様に借りた金も返さないといけないな。どうしよう。


「それから私一人では無理です。ハンバーグの仕込みは時間が掛かります。今回は二人分だったのでそこまで時間が掛かりませんでしたがそれでも三人で仕込みをしました」


イーズとイーズの父親に手伝ってもらって感謝をしています。レオナルド様がイーズの実家の料理店に行ったけど大丈夫かな?怒られる事はしてないと思うけど。


「最後に私の料理に毒が入っている?この発言は料理人にとって侮辱です。こんな事を言う料理人がいる厨房では作れません。料理に毒を盛られたら私は責任を負わなければなりません。そんな所で料理は出来ません。無理です」


オレは料理長に言ってやった。オレは料理人ではないがデカルさんや男爵家使用人のみんなで考え、頑張って作った料理を馬鹿にしやがって。殴られた恨みもあるんだぞ。


「確かにそんな所では料理は出来ないだろう」


伯爵様が静かに言った。言葉は静かだがその奥から何やら怒っている感情がある気がした。


「確かに毒が盛られる可能性がある場所では料理は出来ないだろう。ワシ等も安心して食事を食べたい。それ故に身元がしっかりしていて信頼できる人間に料理を任せるのだ。トルク、お主は男爵家で料理をしていたが、ここは伯爵家だ。キチンとした身元と信頼できる人間にしか料理は出せない」

「その通りだと思います」

「この料理長も先代の推薦で伯爵家の料理人になったのだ。伯爵家の料理長になって三年くらいかの。料理の腕はまだ先代に及ばない。ワシも長い目で見ていたがこいつは先代を超えそうにない」


料理長の顔色が青を通り越して白くなっているよ。


「お前が作った料理は確かに見たことが無い。おそらく料理長も作れないだろう」

「そんな事はありません、出来ますよ。子供の作った料理なんて簡単です」


料理長がとんでもない事を言った。オレが作った料理が簡単だってよ。知識が有れば簡単に作れると思うけどガチガチに固まった料理長の頭では無理だろう。


「では作ってみろ。期日は明日の夕方までだ。その間は料理長には外出を禁じる。またトルクとイーズにも接触を禁ずる」

「しかし、見たことも無い料理は出来ません」

「ならば新しい料理をお前が作ってみろ。この三年間、ワシは新しい料理を食べた事が無い。今までの料理は先代の料理・味付けだ。お前が作った料理は食べた事が無い。お前が作った新しい料理を明日までに作ってみろ」

「そ、それはあまりにも時間がありません。少し猶予を下さい」

「ならん、子供でも出来る料理と言ったはずだ。第一、お前が料理長になって三年間も考える余裕があったはずだ。もう用は無い。持ち場に戻れ」

「しかし」

「出来なかったらワシ等も謀った事になるぞ」


執事長に目配せして執事長が料理長を食堂から退出させた。明日までにハンバーグもしくは新しい料理を作るね……。ハンバーグは現物も見たことないのに出来る訳がない。ならば新しい料理に期待するか。

そんな事を考えていたが、オレは食堂にいるみんなを見た。

クレイン様は諦めた顔で食堂の入り口を見ているし、アンジェ様は目をつぶって思い耽っている。子供達はまだ暗い顔をしているし、伯爵夫人は疲れた顔をしている、伯爵様はなんか怒っている感じだ。

執事長や侍女さん達はすました顔で持ち場にいるな、さすがは伯爵家の侍女さんだ。良く教育されているな。


「さて、トルク。お前に聞きたい事がある」


あれ、今度は何でしょうか?オレ悪い事してないよね。なんか怒ってませんか?伯爵様。


「なんでしょうか?」

「新しい料理は出来ると思うか?」


それをオレに聞くの?料理長の事、全く知らないんだけれど。


「……分かりません。私は料理長の事を知らないのです。ですからどんな料理が出るかもわかりません」

「確かにな。では、お前は新しい料理は出来るか?」


……なぜオレにそれを聞く?うーん、唐揚げは作った事がないな。そういえば唐揚げはこの世界にはあるのかな?


「唐揚げって知ってますか?」

「……なんだそれは?」


みんながオレを見る。新しい料理なのかな?

うーん、喋っていいのかな?喋ったらここに居る誰かが料理長に言うかもしれないな。あ、言ってもいいか。料理長が唐揚げを作ったらここに居る人間が喋ったことになるから。


「肉に衣をつけて油で揚げる料理です。確か男爵家でも作って無いはずです」

「トルク、それは美味しいのか?」


エイルド様が絶望から希望を見出したような声で言った。回復したようだな。


「美味しいと思いますよ」

「よし、では今から作ってくれ」

「僕も食べたい」

「私も食べてみたい」


今、食事を食べたばかりでしょう、食いしん坊さん達め。


「よし、では明日の夕食にその料理を作ってくれ。料理長の新しい料理と競ってみるか」

「待ってお父様。料理長がトルクの言った料理を出したらどうするの。ここに居る使用人は作り方を聞いたのよ。その使用人が料理長に教えたらどうするの?」


ナイスです、アンジェ様。オレが思っていた事を言ってくれたよ。


「その時はその使用人も処罰するだけだ、ここに居る使用人しか聞いていないからな。わからなければ全員処罰する」


こわ、連帯責任ですか。


「料理長に伝えておけ、楽しみにしているとな。あと誰かに監視をさせておけ、それから食後のお茶だ」


伯爵様が近くの使用人に言った。その言葉に使用人達が行動をする。食べた食器を片づけてお茶の用意をする。


「トルクも席に座ったらどうだ」


伯爵様が席を勧める。……困った、どう対処すれば良いのだろうか。素直に座った方が良いのかな?それとも最初は断った方が良いのかな?

オレの席を用意する近くの使用人に小声で聞いてみた。


「すみません、素直に席に座った方が良いのですか?それとも身分相応で断った方が良いのでしょうか?」


……使用人の人はオレを無視して席の準備をしている。教えてくれても良いじゃないか。ちくしょう。


「……どうした。トルク」


クレイン様がオレの行動に疑問に思ったのか声をかけてくれた。どうしよう。クレイン様に聞いた方が良いのかな?でも無礼じゃないかな。貴族の常識を習っておくべきだったよ。


「すみません、平民の私が皆さんと一緒の席に座って良いのか考えてまして。勉強不足で申し訳ありません」

「ハハハ、そんな事は気にしないで良い。此処は貴族の堅苦しい場所ではなく、家族団らんの場所だ。遠慮せずに座ってくれ」


伯爵様が明るい声でオレを席に勧めた。良いんだな、本当に良いんだな。二回断って三回目で断ると失礼になるからその時に承諾をするとかじゃないんだな。


「では失礼します」


座る席はクレイン様の隣の席だ。オレがこんな所に座って良いのか?など考えていたら侍女さんがみんなにお茶を置いた。

クレイン様がお茶を取って飲むのでオレも真似してお茶を飲んだ。真似をしておけば大丈夫かな。後はポアラ様やアンジェ様としたお茶会のマナーを思いだそう。


「さて、トルクよ。お前に頼みたい事がある」

「はい」


どんな事を言われるやら。


「トルクが考えてた料理のレシピを教えてほしい」

「はい?」

「おお良いのか、ありがたい。実を言うとアンジェから新しい料理が増えたと手紙で教えてもらっており、伯爵領で広めたかったのだよ」


オレは別にいいけど。頼みたい事ってそれだけ?


「トルクが考えた料理のレシピは王国中に広がるだろう。しかし男爵領から広がっては他の貴族から何かしらしてくるだろう、残念ながら爵位は低いからな」

「だからね、伯爵家から広げようと思うの。バルム伯爵家は由緒ある貴族だしね。伯爵領から広めていけば他の貴族も手を出しにくいはずよ」


男爵夫婦も料理を広めたいようだ。確かに他の貴族の嫌がらせがあるなら爵位の低い男爵家からではなく伯爵家から広めた方が良いよね。


「それにワシ等の派閥にも教えておくのも良いの」

「派閥の人達以外にも新しい料理の事を知ったら伯爵家に味方してくれるかもね」


伯爵夫婦は料理のレシピをいろんな事に使うようだ。オレはこの世界の政治や駆け引き等はよくわからないからまかせよう。

オレはお茶を飲みながら大人達の会話を聞く。あの貴族がどーたらこーたら、あの子爵には教えようとか、レシピと引き換えに味方に引き込もうとか、ボケーと聞いていたらドイル様が声をかけてきた。


「ねえトルク。おじい様達は何を話しているの?」

「そうですね、……簡単に説明をすると「旨い料理で友達を増やそう」という事です」

「どうしてそんな事をするの?」

「友達が増えたら出来る事が多くなるからでしょう」

「出来る事が多くなる?」

「少ない友達と遊ぶよりも多い友達と遊ぶ方が楽しいでしょう」

「友達が多い方が楽しいよね」


ドイル様が納得してくれたようだ。子供に説明をするのがこんな話でいいのかな?

そろそろお腹が空いてきたな、オレはまだ夕食を食べてない。どうしよう、食堂を出る訳にはいかないし、お茶に振舞われているお菓子は食べて良いのだろうか?食いしん坊のエイルド様を見てもお菓子には触れていない。食べられないのかな?


「ねえ、トルク」

「はい、まだ食べてません」


あ、しまった。お菓子の事を考えていたら変な事を口走った。


「すみません、何でしょうか?アンジェ様」


アンジェ様からお声が掛かった。変な事を言ったから少し顔が熱い。顔が真っ赤になっているかも。


「どうしたの?」

「いえ、なんでもありません」


お腹が空いたからお菓子を食べて良いか悩んでいるなんて言えない。でも美味しそうなお菓子だよね。クッキーかな?


「貴方の料理にはお菓子とかはないのかしら?」


……お菓子。それはオレには無いレシピです。クッキーとかだったら作れると思うが前世では一人暮らしだったから少しは料理の知識は有るけど、お菓子はコンビニで買って食べることしかしなかったからお菓子は詳しくは分からない。食べたお菓子で出来る物といえばポテチは出来るか?後は簡単なクッキーとかくらいかな。ケーキは無理です。スポンジの作り方を知りません。


「研究しないと難しいと思います」

「そうなの、残念ね」


悲しそうな顔をするアンジェ様。オレにも出来ない事はあるよ。そんなに顔をしないで下さい。ポアラ様も残念な顔をしているし。

第一、お菓子なんて甘ければいいってもんじゃないんだぞ。美しさや食べ心地、歯ごたえや匂いを考えて作らないといけないのにオレの知識では難しいです。


クレイン様がお茶を飲んだからオレも真似してお茶を飲む。お茶が空っぽになったから侍女さんがオレとクレイン様にお茶を入れてくれた。クレイン様もお茶ではなくてお菓子を食べてほしいな。そしたらオレも真似してお菓子を食べれるのに。腹減ったな。


「お母様、大丈夫」

「どうしたの、ポアラ?」

「トルクにお菓子の研究をさせればいい」

「でも、時間が無いわよ。貴方やエイルド達と一緒に勉強や剣や魔法の勉強もしているでしょう。男爵家に帰ったら仕事で忙しいわよ」

「大丈夫、お兄様に付いている時間を削ったら時間がとれる」


さすがはポアラ様。なんて自分勝手なお言葉でしょうか。相変わらずオレやエイルド様達の事は考えてないですね。

その言葉を聞いたアンジェ様は笑いながら。


「それはいい考えね。ついでにポアラの魔法の勉強の時間も減らしたらどうかしら」

「それでお菓子が作れるなら問題ない」

「そ、そう。ではポアラと一緒に魔法の勉強は止めで、その時間はリリア様とマナーを学びましょうか?あと裁縫も勉強しましょう」

「え」

「頑張りなさい。魔法の授業を少なくして他の勉強をしましょう。トルクにはお菓子の研究をしてもらいましょう」

「え、え」

「あとマリーちゃんと裁縫やマナーの練習とお茶会の練習もしようかしら」

「お母様、魔法の勉強は?」

「トルクと一緒の魔法の勉強は止めて、マリーちゃんと一緒に勉強を頑張りましょう」


ポアラ様の勉強科目が変えられてしまったな。アンジェ様の顔を見ると笑顔でニッコリと笑っているが目が笑ってない。笑顔でポアラ様を喋らせない。ポアラ様が好きな魔法の勉強が減ったようだ。


「お母様、裁縫より魔法の勉強が……」

「ダメよ、裁縫や勉強もしないとね」

「お母様」

「ダメよ」


ポアラ様、口は災いの元、言わぬが花、雉も鳴かずば撃たれまいです。これを機に悔い改めて下さい。

しかし、本当に腹が減ったな。クレイン様がお菓子を食べないのではなくてみんな食べてない。どうして?

エイルド様とドイル様は眠たそうだ。大人の会話が子守唄になっているみたいだし、ポアラ様は先程の会話がショックなのか動かない。伯爵夫婦はゆっくりお茶を飲んでクレイン様と相談をしているしアンジェ様は勝ち誇った顔をしながらお茶を飲んでいる。誰もお菓子に手を付けていない。お茶会ではお菓子を食べたらダメなのか。お菓子は花瓶に飾られた花なのか?ホントに腹減った。

まさかお菓子を食べない理由はお菓子がまずいからか?でもポアラ様とお茶会に参加した時のお菓子は素朴なクッキーみたいで美味しかったけど……。まさか伯爵家と男爵家ではお茶会のマナーが違うのか?本格的に貴族のマナーを教えてもらわないと運が悪ければ罰を受けるかもしれない。どうすればお菓子を食べれるか考えていたら。ドアからノックが聞こえた。使用人がドアを開けたら母親が入って来た。


「失礼します。トルクがこちらに居ると伺いました」

「すまない、リリア殿。今はトルクと一緒にお茶を飲んでいたのだ。リリア殿もどうだ?」


伯爵様が母親をお茶の席に誘うが。


「申し訳ありません。もうすぐ食堂で食事が出来なくなります。まだトルクが食事をしていないのでトルクに食事をさせてもよろしいでしょうか」

「おお、すっかり忘れていた。トルクはまだ食事をしてなかったな。トルク先に食事をとってきなさい。後で呼ぶからすぐに来るように」


お母様、ありがとうございます。ようやく夕食が食べれるよ。でもお菓子も食べたかったな。二人で部屋を出て使用人用の食堂に向かう。


「ねえ、トルク。貴方なにをしたの?」


……今日、オレの行動はエイルド様達と傭兵ギルドに行って模擬戦をして、伯爵家に帰って料理を作ろうとしたら料理長にケンカを売られたから買って街に出かけて材料を買い、イーズの実家でハンバーグの下ごしらえをして伯爵家食堂に乱入してエイルド様とドイル様にハンバーグを食べさせた。明日は料理長と料理合戦の予定だな。


「エイルド様と傭兵ギルトに付き合って、伯爵家料理人見習いと一緒に街に行きました」


嘘は言っていないはず。


「貴方はまだ怪我をしているのだから安静にしてないとダメでしょう」

「ごめんなさい」

「まったく、早く夕食を食べましょう。マリーちゃんも待っているわよ」


二人で話しながら食堂に向かう。使用人用の食堂にはまだ何人か夕食を食べている人がいる。マリーがオレ達に気付いたようだ。


「お兄ちゃん、遅いよ。お腹が空いてたけどずっと待っていたんだよ」

「ごめんごめん、クレイン様達に捕まってね」

「まったく、早くご飯食べよう。叔母様も早く座って。夕食持ってくるから待っててね」


マリーが食事を取りに行くので、オレも一緒に付いていく。


「手伝うよ。早くご飯を食べようか」


マリーと一緒に食事を取りに行って三人でゆっくり夕食を食べる。食べながらみんなで今日はどんな一日だったか聞く。


「ポアラ様とアンジェ様とネーファ様と叔母様と一緒にお茶会に参加したんだよ。初めてのお茶会で緊張をしたんだ。お菓子がとても美味しかった」

「マリーちゃんも言葉使いの練習をしないとね」

「オレはエイルド様達と一緒に傭兵ギルドに行ってきたよ。エイルド様がGランクになったよ」


ここの料理はあまり美味しくないな。男爵家のデカルさんの料理の方が美味しいよ。なんか味が薄い。


「それからポアラ様と一緒に魔法の勉強を始めるよ」

「ポアラ様は魔法を人に当てる癖があるから気を付けておくように」

「昔、王都では「魔法は動くモノに当てる」という魔法の教育が流行っていたわね」


その教育を考えた人間出てこい。変な教育を流行らせるな。


「叔母様、使用人の教育ってどんな事をするのかな?」

「まずは礼儀作法ね。それからポアラ様の身の回りの世話をする事になるわ」

「後はポアラ様の事を知っておく事だと思う。ポアラ様の好みとか、好き嫌いとかかな」


食事が終わり、みんなでいろいろと話していたら、レオナルド様が入って来た。


「トルク、そこにいたか。明日の朝食を食べた後はクレイン様達と話をする。食事が終わったらバルム伯爵の執務室に行くから付いてくるように」

「食事が終わったら呼ばれるはずでしたけど」

「今日ではなく明日の朝食後になった。それから今日はもう休んでいいぞ。色々と疲れただろう」


なんかレオナルド様も疲れているな。大丈夫かな。あ、食事を食べてないのかな?


「レオナルド様は食事を食べましたか?」

「うむ、食事はイーズの実家の料理店で食べた」


イーズの実家の料理店か……。あそこは材料も豊富だったし設備も良かったと思うし大きい店だったな。


「なかなかうまい料理だったぞ。男爵家の料理には劣るがな」

「デカルさんに言っておきます」


笑った後に少し呆れた顔をしたレオナルド様だったが頭を振って。


「まあいいか、食事が終わったら迎えにいくから準備をしておくように」

「わかりました」

「では」


レオナルド様は食堂から出て行きオレ達は食堂でお茶を飲んで三人で話して部屋に戻って休んだ。

今日もいろいろあったな。


誤字脱字、文面におかしな所があればアドバイスをお願いします。

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