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精霊の友として  作者: 北杜
十章 帝国皇城混乱編
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3 再会

 アーノルド様やケビン達に会う為にオレは外出する事にした。

 隣の屋敷だけど護衛は必要とクリスハルトが言ったので、ボルドランがウルリオを護衛に推薦する。

 ボルドランは留守番か?


「もちろん私も同行します。ウルリオは盾役に適任です。それにトルク様の役に立ちたいと願っていましたので」


 ボルドランの説明を聞いて納得するオレ。しかし帝国の英雄がオレの役に立ちたいって何かあったのか? 殺気飛ばされてサクラに気絶させられてから会っていないよな……。大丈夫かな?


「護衛に抜擢していただきありがとうございます。必ずやトルク様をお守りいたします」


 ……何故かウルリオが恭しい。オレが居ない間に何かあったのか? 前と別人の様な気がするぞ!


「トルクの護衛は私だけでも問題無いのだけど、仕方ないわね。名誉挽回の機会を与えてあげるわ」


 ララーシャルはウルリオの同行に不満を露わにしたが納得したようだ。……名誉挽回ってオレに殺気を飛ばした件かな? オレは別に気にしていないんだけど。


「では私が別宅を案内しましょう。最初の客人が御使いというのは幸運な事だ!」


 帝国でも最上位のお偉いさんに案内されるって……。人生何が起こるか分からんな。……最上位のお偉いさんが変態だとしても。

 そんな訳でオレとララーシャルとクリスハルトとボルドランとウルリオと数名の護衛と共に、レンブランド殿下の別宅に行く。

 ララーシャル曰く、サクラも一緒に居るらしい。オレの肩に掴まっているそうだ。

 ……他にも精霊多数と一緒に別宅に行くそうだ。皆に精霊達が同行している事を話した方が良いのだろうか? ……別に良いか。

 ロックマイヤー公爵邸の裏口から変態皇子別宅に徒歩で行く。道路を挟んだ隣の敷地だから距離にして十メートルも無い。

 ロックマイヤー公爵邸の正門には貴族の訪問が多いと聞いていたが、裏口は警備兵が多くて厳重だが人気はない。


「少しの時間だけ人が正門に集中するように仕向けました。今は正門の方に人が集まっています」

 ボルドランって本当に有能だよな……。こいつが本気になったら大陸征服も可能じゃないか?

「……おや? 私の別宅に来客か?」


 レンブランド皇子の案内で向かった別宅の正門には訪問者が居た。馬車から降りて来たのは二人の少女だ。一人は知らないが、もう一人は知っている少女だ。


「ルルーファル! どうしてこんな場所に居る!」

「ごめんなさい、クリスハルトお兄様。この屋敷の事を調べていて……」

「彼女は隣の屋敷に住んでいたエリーゼだったな。どうして此処に?」

「エリーゼが『帝都の屋敷が売却された』と聞いて……」

「お久しぶりですクリスハルト様。父が誰にも相談無く『屋敷を奪われた』と言われ……」


 変態皇子の別宅の前の入居者であったエリーゼさんの説明を聞くと、屋敷の所有権を奪われてエリーゼさんの父親は家族に何の説明も無く強制的に引っ越した。今は親戚の屋敷に居候しているらしい。居候先の親戚からは白い目で見られて針の筵状態だそうだ。


「父に説明を求めても怒って何も説明してくれなく。私が隠した宝箱を取りに行く許可も貰えず……」

「エリーゼから屋敷の事を聞いて、私も調べようと思って来たのですが……。レンブランド殿下、ご無沙汰しております」


 あ、ルルーファルさんが変態皇子の存在に気付いた。そしてエリーゼさんも頭を下げる。


「ルルーファルよ! 私の別宅に来てくれたという事は結婚を承諾してゴフッ!」

「レンブランド、詳しい説明を。もしも私に不快を与えるような事をしたのなら、精霊が黙っていないわよ」


 ララーシャルが重力魔法かけて変態皇子は地面に這いつくばる。……今回は重力魔法の威力に変態皇子は言葉を発する事が出来ない。……動く的に魔法を使うと成長すると言うのは真実だったのかな?


「ララーシャル殿、とりあえずは屋敷に入りましょう。……ルルーファルもエリーゼも一緒に来い。なのでレンブランド殿下の魔法を解いてください」


 ララーシャルが重力魔法を解き、変態皇子は服の汚れを落として「どうぞお入りください」と恭しい行動をとった。……正門が開くと、正門から屋敷の入口まで使用人達が並んで礼をして準備万端だったようだ。


「……ルルーファルさん達と会ってなかったら招待に凄く驚いていたな。でも罰を受けた後だから招待の驚きが半減した」

「……トルク、それを言っては駄目だ。今まで待機していた使用人達に迷惑がかかる。レンブランド殿下はどうでも良いが使用人達には罪は無い。だから使用人達を救う為にレンブランド殿下を罰せないようにサクラ様やララーシャル殿に進言してくれ」

「分かった。とりあえず頑張るよ……」


 クリスハルトから凄く面倒な事を頼まれた。頑張っているんだけど、サクラやララーシャルの行動は早いんだよな。オレが止める前に動くから止める暇がない。……どうにかしないと!

 別宅に入るとエリーゼさんが「エバン! イーラ!」と叫ぶ。知っている人が別宅に居たんだな。


「お久しぶりです、エリーゼ様。ご無沙汰しております」

「他の皆も……。どうして……」

「今まで通りこの屋敷で働かせて頂いております。仕える主人が変わっただけです」

「私達は主人ではなくなったの……」

「……申し訳ありません」


 エバンという年配執事っぽい男性が淡々と説明し、イーラという年配侍女っぽい女性が頭を下げて謝罪している。


「ハルトマン子爵は使用人達に給金の出し渋りをして、使用人達を安い給金で働かせていた。転職しようとしても紹介状を書いてもらえずにいたそうだ。そして人件費を賭け事に使って最後は屋敷をかけて見事に負けた」


 泣きそうなエリーゼさんとそれを慰めるルルーファルさんをよそに変態皇子がオレ達に説明をした。……結構なクズ子爵だな。


「別宅を手に入れた私は使用人の給金を元に戻して働かせ休みも与えてある」


 普段は本当に優秀なんだよな。変態だけど。


「ハルトマン子爵家はロックマイヤー公爵邸の隣にあるのでルルーファルの情報が手に入りやすい。ロックマイヤー公爵邸に侵入も容易く、今は地下通路の計画を……」

「ララーシャル! ちょっと待て! 魔法使うな! 嫌悪感でシメたくなりそうだからって何度も何度も重力魔法使うな! これ以上はクリスハルトやロックマイヤー公爵に迷惑がかかるだろう!」


 変態皇子が気持ち悪い言葉を発してララーシャルの怒りを買ったが、重力魔法を使う前にララーシャルをオレは止める事が出来た。


「マジで黙っていろ変態皇子! これ以上ララーシャルを怒らせるな! 本気で死ぬぞ!」


 ララーシャルの前に立って変態皇子の盾となるオレ。……こんな面倒な事になるなんて。


「申し訳ないトルク殿。しかし私の想いが声に出てしまうのです。これが愛というモノなのです!」

「バツ二が愛を語るな! ロリコン! マジで黙ってくれ! ララーシャルを抑えきれない! ララーシャル! 頼むから! マジで顔が怖いぞ! その笑顔止めてくれ! 笑ってないで喋ってくれ!」


 迫力ある笑顔でフフフと笑いながら変態皇子に魔法をかけようとするララーシャル。早くクリスハルトもボルドランも止めろよ! それからウルリオもオレの盾替わりだろう!

 ……なんとかクリスハルトとボルドランが止めに入って、ウルリオが変態皇子を捕まえて口を塞いで、ルルーファルさんがララーシャルの怒りを鎮めたお陰で、ララーシャルの怒りが収まった。

 ……アーノルド様やケビン達に会うのにどうしてこんな苦労をしているのだろうか?

 そして子供のオレが皇族に対してタメ口を聞いている事に屋敷の執事侍女達が驚いていた。




 別宅に入り豪華な客間に案内されたオレ達。

 ちなみにルルーファルさんとエリーゼさんは宝箱を取りに行った。

 そして豪華な客間で待っていたのはアーノルド様とムレオン様とケビンだった。


「トルク、無事であったか!」

「良く生きていた!」

「トルク隊長!」

「お久しぶりです、アーノルド様、ムレオン様、ケビン」


 三人とも無事で良かった。

 ケビンは涙を流してオレの前で泣き崩れ、アーノルド様はオレの肩に手を置いて「無事で何よりだ」と言い、ムレオン様は一歩後ろで皆を見守っていた。


「久しぶりだ、アーノルド殿。無事でなによりだ」

「お久しぶりです、ロックマイヤー公爵子息。していろいろと説明を求めます。なぜ私達は好待遇で帝都に連行されたのかを?」


 アーノルド様達は清潔で服装も貴族達が着ているものと同じに見える。バルム砦での鎧姿しか知らないオレには新鮮な格好だ。アーノルド様やムレオン様が立派な貴族に見えるし、ケビンも貴族子弟の好青年に見えるよ。


「……私に聞かれても分からん。当の本人に聞いて欲しい」


 クリスハルトは変態皇子に理由を聞く。


「もちろんトルク殿の機嫌を取る為だ! 私の頭髪を守る為にお前達を帝都に召喚した。少しでも点数稼ぎをしてトルク殿に好印象を持ってもらわないといけないからな!」

「……との事だ。理由はどうあれ、とりあえずはトルクとの再会を喜んでくれ」


 変態皇子の答えにため息をついて頭に手を当てるクリスハルト。しかしララーシャルから、


「トルクに対する人質として帝都に召喚したの? 本当に抜け目がないわね。でもそんな事を私達が許すと思うの?」

「人質など全く思っていません! 本当に私の頭髪を守る為にトルク殿に恩を売って頭髪を守ってもらおうと! お願いですからこれ以上魔法を使うのをお止めくださいララーシャル様!」


 本当にただの点数稼ぎだろう。変態皇子はララーシャルに対して必死で嘘をついている様には見えないし。

 経緯はどうあれ感謝しておこう。


「ありがとうございます、レンブランド殿下。この御恩は忘れません」

「では頭髪は!」

「……精霊に言ってレンブランド殿下の頭髪に手を出さないように伝えるから」


 なんでだろう。感謝を込めて敬語を使っているのに、最終的に敬語を使うのが馬鹿馬鹿しいと思った。やっぱり変態皇子には敬語は不要って感じだな。


「……なあ、トルク。どうして帝国の第二皇子がお前に低姿勢なんだ?」


 そうだよね。アーノルド様の言い分は分かるよ。でもなんて説明すれば良いのやら。

 クリスハルトに任せよう。クリスハルト、説明お願い!


「トルクは皇帝陛下が一目置かれる偉大なる御方の力を受け継いだのだ。トルクに命令できる者は皇帝陛下くらいだろう」


 クリスハルトの説明を聞いたアーノルド様達はオレとクリスハルトを見る。オレは「アハハ」と苦笑いしているが、クリスハルトは真剣な表情で頷いている。


「でも皇帝陛下の命令でも嫌だったら拒否するわよ。その辺は分かっているわね、クリスハルト」

「もちろんです、ララーシャル殿。皇帝の命令にもトルクは拒否できます。……ですからトルクはレンブランド殿下よりも地位が高いのです」


 厳格な王権主義の貴族社会で拒否権を持っているオレが特別な存在だと知ったアーノルド様達。でもオレの中では一番の偉い人がバルム伯爵と辺境伯なんだよね。皇帝の命令よりもバルム伯爵達の命令を優先しそうだ。


「アーノルド様達は今まで通りの対応でお願いします。偉いのは帝国での御使いトルクで、王国のトルクはただの騎爵位持ちの騎士ですから」

「い、いや……、しかし、……少し待て。整理する」


 アーノルド様はオレやクリスハルトの説明を聞いて少し混乱している様だ。ムレオン様やケビンも少し混乱しているな。……普通に混乱するよな。


「話が落ち着いた所でお茶でも如何かな? トルク殿、ララーシャル殿」


 レンブランド殿下が指をパチンと鳴らしたらドアが開いて執事や侍女達がお茶とお菓子の用意をする。……特に執事の技術はオレよりも数段上だ。これは習得した方が良いかな? クレイン男爵家での仕事に利となるのでは?


「ちょっとトルク、貴方何考えているの?」

「あの執事さんの仕事と立ち振る舞いが凄くてね。勉強になる。あの人、何者だろう?」

「彼は私の筆頭執事のセバストだ。帝国でも五指に入る執事だよ」


 なるほど。帝国最高峰の執事か! 貫禄があるな!


「お初にお目にかかります、御使い様。セバストと申します。御使い様にお茶を御出しする事が出来て光栄の極みです」

「ど、どうもトルクと申します。セバストさんの立ち振る舞いに見惚れていました。出来れば学ばせて頂ければ幸いです」

「執事の立ち振る舞いとは主の為に誠心誠意努めていれば自然に身に付くモノです」


 す、すばらしい立ち振る舞いだ! 将来はこんな人になりたいかも!


「ちょっとトルク。貴方は御使いよ。将来、執事ってどうなの?」

「精霊の願いを聞く何でも屋的な御使いよりも、執事の方が良い仕事だと思うぞ。クレイン男爵家では元々使用人的な立場だったしな。将来執事って未来もあるかもしれないぞ?」


 懐かしいな。クレイン男爵家出の日々。エイルド様やドイル様やポアラ様のワガママを聞いたり、アンジェ様とポアラ様と一緒にお茶飲んで魔法の的になったり、レオナルド様の執務を手伝ったり、家族の大黒柱として将来の為に頑張ったり、料理を作ったり……。今と変わらなくね?

 精霊達のワガママを聞いたり、サクラやララーシャルの面倒を見たり、厄介事に首突っ込んだり、精霊達の為に頑張ったり、料理作ったり……。成長していないのか?

 ……いや成長しているはずだ! 将来に向けて頑張っているはずだ!


「トルク、百面相して悩んでないで、お茶でも飲んでリラックスしたら? 美味しいお菓子……!」


 どうした? ララーシャル。急に真面目な表情になったぞ。自分でリラックスしろって言っていたのに?


「クリスハルト! レンブランド! 二人は廊下で騒いでいるルルーファルとエリーゼを黙らせて! ウルリオは背後からトルクを拘束! ボルドランはトルクの口を塞いで喋らせないように! アーノルド達はトルクの前に立って落ち着かせる準備を! サクラは精霊達が勝手に動かないようにして!」


 ヘッ? オレ? 口を塞がれて拘束されるの? どうして?

 即座に動いたボルドランとウルリオは「申し訳ございません」と言ってオレの口を塞いで拘束した。

 次に動いたのはレンブランド皇子で廊下に出てオレの視界から消えた。その後レンブランド皇子の

「全員喋るな! 動くな! 口を開いた者は即座に切り捨てろ!」と普段聞いた事ない威厳ある声が響いた。

 どういう訳なのかをクリスハルトがララーシャルに説明を求めるようとするが、外から声が聞こえた。


「レンブランド殿下! どうして姉の婚約者であるローランド様が捕まっているのですか! 何故グフッ!」


 ララーシャルがオレに言葉をかける前に、クリスハルトが察知して廊下に走り出した。

そしてオレも察知した。帝国に連れて行かれた元凶のローランドがこの屋敷に居る!

 同姓同名の他人の可能性もある。しかし確認すれば分かる事だ!

 確認に行こうとしたが、ウルリオに拘束されて身動きが取れない。

 拘束を解いてもらおうと頼みたいが、ボルドランが口を塞いで話しかける事が出来ない。


「トルク様! 落ち着いてください! 冷静に!」


 ウルリオの声が後ろから聞こえる。ボルドランも同じような言葉でオレに冷静さを求めてきた。

 オレは冷静だよ。だからローランドの所に行かせてくれ! ……ボルドランに口を塞がれているので「フゴフゴ」としか言えないけど。

 アーノルド様達はローランドの事は知っていたのか? ……その様子では屋敷に居る事は知っていたけど、オレが恨んでいる理由までは知らない様だ。

 少したら廊下からレンブランド皇子とクリスハルトが戻ってきた。


「申し訳ない、ララーシャル様。本来は適切に説明した後でローランドをトルク殿の前に出す予定でした。しかしこんな事になるとは……」

「ローランドの事を確認していて捨て置いていた私にも責任は有るわ。私も後でトルクが怒らないように説明するつもりだったけど……」


 どうして教えてくれなかったんだ? 二人とも?


「普通の説明ではトルクの怒りに呼応した精霊達が、ローランドに襲い掛かって屋敷の半分が無くなる可能性があったからよ。だからトルクに説明するときは怒らせないようにする手筈だったのよ」


 ララーシャル。オレは冷静だぞ。だからそろそろ拘束を解いて欲しいんだけど?


「トルク。冷静になれ! 今のお前はいつものお前ではない!」


 クリスハルト。オレは冷静だぞ。心が落ち着いている。とても自然体だ。


「怒りの上限を突破すると逆に冷静になります。現在のトルク様はその状態です。心は冷静でも雰囲気はいつもとは違います」


 ボルドラン。そんな事ないぞ。普通だぞ。だからそろそろ口を塞ぐのを止めて欲しいんだけど。そして後ろでオレを束縛しているウルリオが頷いている気がする。


「……なあ、ララーシャル殿よ。どうなっているのか説明してくれんか?」


 アーノルド様が説明を求めて来る。その後、


「ローランドがトルクを帝国に連れて行き、エディオン子爵の部下達がトルクを殺害しようとした事は聞いているが……」


 エディオン子爵! スレインの部下! アイツ等も居るのか! オレとランド爺さんを殺そうとした奴等が!


「トルク! 冷静になって! アーノルドはトルクを怒らせないで!」

「目を瞑って深呼吸しろ、トルク! 怒りに身を任せるんじゃない!」


 ララーシャルとクリスハルトが冷静になれ、怒るなと言う。でもあの時を思い出してしまう。


「トルク様! 精霊が貴方の怒りに呼応します! 心穏やかに!」

「ヤバいぞ! トルク様が拘束を逃れそうな勢いだ! おい! トルク様の部下! お前達も手伝え! トルク様を拘束しろ!」


 ボルドランとウルリオがなんか言っているが、そろそろオレの拘束を解け! 

 ……あれ? この感覚はフュージョンの感覚? サクラが勝手にオレの中に入って来た? サクラも協力してくるのか?


「トルク、少しだけ休みましょう。おやすみ」


 サクラの言葉が聞こえたら目の前が暗くなって意識が遠のいた。


誤字脱字、文面におかしな所があればアドバイスをお願いします。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 誤字報告になってしまうのですが、タイトル「再開」は「再会」では? [一言] いつも更新を楽しみにしています。
[気になる点] この様子だと政治的な理由とかで極刑なしっぽいですね。 私はそんなに気にする事かなって思いますが貴族は嫌がるらしいので、最低限ハゲにするぐらいはしていてほしい。
[一言] まずアレのお兄さんがフザケタ家臣の首を持ってきて主人公の前でアレを斬るのが一番軽い対応だと思う。重いと族滅だろうし
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