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こんにちは下人のトルクです。今日は男爵家の勉強の出来事などを教えます。
これは脳内日記です。誤字脱字がある場合はアドバイスをお願いします。
男爵家の勉強は文字の書き取り、算術、歴史・地理、礼儀作法、ダンス等がある。男性は武術と乗馬を習い、女性はお茶会のやり方、刺繍、音楽などを習うらしい。
エイルド様は武術に剣を習っているし乗馬の練習もしている。
ポアラ様も奥様と一緒にお茶会を開いて練習をしているし、刺繍の練習もしている。
今日はエイルド様と一緒に剣術の練習をする。男爵家の兵たちとレオナルド様で訓練をする。たまにクレイン様が参加をする。
男爵家の訓練では剣術・馬術を主に練習している。剣術は素振りからはじまって防御の練習をしてから模擬戦重視で訓練をしている。なんでもこれが男爵家の練習方法だそうだ。模擬戦を多くして経験を積ませるらしい。
オレはエイルド様と一緒に剣術の練習に参加をしているが、さすがに大人と模擬戦では剣術だけでは勝てない。素手有り蹴り有り魔法有りのなんでも有りの模擬戦で何とか勝てるレベルだ。魔法で落とし穴を使って足元を崩してバランスが崩れた所で倒したり、水魔法で顔を狙って目を潰して倒すといった方法で戦っている。一回目はそれで倒せたが二回目からは対策を取られて負けたから、オレは色んな戦術を試している。
他にも土を目に投げて目くらましをしたり、口に水を含んで顔に含んだ水をかけ毒霧をしたり、相手の足のすねを狙って攻撃したり、関節技を仕掛けたり、猫だましをしたり卑怯な技で勝っています。実戦形式のなんでもありの訓練だから、やられた方が負けてもみんな納得をしている。
今では相手の方が「もっと卑怯な技を使ってこい。いい経験になる」と言う始末。なんでだろう?
もう少し剣術の腕が上がればいいのだけど現在は小手先のやり方で戦っている。まだ子供だから力や体力は大人に負ける。
しかしエイルド様はそんな小手先の事をしないで大人に勝てる。大人が手を抜いているのかは分からないが、大人が負けた時の悔しさがすごいので手は抜いていない様だ。エイルド様マジで強いな。エイルド様が勉強から逃げ出したときの最初の勝負は良く勝てたと思う。大人に勝てる人に勝てたのは本当に運が良かったな。
今からエイルド様と模擬戦をする。純粋に剣術だけの勝負だ。木刀が当たらない様に避けないとな。
エイルド様は脳筋なのでフェイントは使わない。相手の太刀筋を読めば避けたり受け止めたりできるが、剣速が早くて重い一撃を打ってくる。上段からの振り下ろしや胴を狙って薙ぎ払いをしてきて一撃が重く、受け止めるのは困難だ。受け止めるとバランスが崩れるので基本的に避けて隙があれば攻撃をする。オレの攻撃は手や腕、足などを狙って相手を無力化する攻撃方法だ。エイルド様の腕を狙うが木刀を弾かれる。エイルド様がオレの木刀をはじいて腹を狙って打ってくる。何とか木刀で受けたがバランスを崩して倒れかける。その隙を狙って上段からの一撃だ。上からの一撃がくるが膝をついた状態で受け止め、その後の横からの攻撃を食らって負けてしまった。
「それまでだ」
レオナルド様の終了の合図で模擬戦が終わった。
また負けたか。エイルド様に段々勝てなくなってきている。
「エイルド様の攻撃は隙が多いです。だから避けられたら逆に攻撃をされます。反撃をされないように大振りの攻撃を控えて最小限の動作で攻撃を心掛けて下さい。後はフェイントを覚えましょう。トルクは攻撃を避けるのは良いが避けすぎる。剣で受けて良い場合の攻撃も避ける。その結果、少しずつ姿勢が悪くなって避けられない。攻撃を受けるための姿勢が悪いからバランスを崩してしまう。避けるのだったら最小限に避けてバランスを崩さないようにする事、後はもう少し反撃をしろ」
レオナルド様から注意を受けてオレは他の人と模擬戦をする。やはり勝てないな、大人相手ではさすがに勝つのは難しいです。
模擬戦が終わって次に馬に乗る練習をする。オレは初心者なので馬の歩かせ方から走らせる方法、馬の癖を習っている。エイルド様みたいに馬上で剣を振る練習はしていない。
エイルド様は馬に乗って剣を振っている。馬上戦闘訓練をしている様だ。剣よりも槍の方が馬上訓練には良いと思うのはオレだけだろうか。
オレは馬に乗って走らせたり歩かせたりの訓練をしたり、あとはエイルド様が乗っている馬を引いて従者のような事をしている。
乗馬の練習が終わったら、馬の世話をする。旅先で馬の世話をしないといけないから、その為の練習らしい。
ポアラ様の魔法の訓練はオレとポアラ様以外にはいない。近くでメイドさんと兵隊さんが待機をしているが、魔法を使える人間は男爵家ではオレとポアラ様の二人しかいないからだ。ポアラ様は魔法をアンジェ様の実家で覚えたそうだ。男爵家では魔法が使える教師がいないから、家では本を読み教師から教えてもらった事をやっているだけだ。
しかしオレが魔法を使えるから二人で一緒に練習をする。まず、ポアラ様がどんな魔法を使えるかオレも把握しないといけない。
「ポアラ様はどのくらい魔法が使えるのですか?」
「下級の魔法なら使える。トルクは?」
「私も下級の魔法です。後は水の壁は出来ます」
「水魔法は中級なのね」
「はい、魔法を教えてくれた母親が水魔法の上級まで使えましたから」
「私にも教えて」
「その前に、ポアラ様はどの程度魔法を使えるか見せてもらう事は出来ますか」
「わかった」
と言ってオレに魔法を当てようとする。下級水魔法の水の玉だ。ギリギリで避ける。
「なんで私に魔法を当てるのですか?」
「魔法は当てるもの。そう教わった」
「私を的にするのではなくて、そこの木の的にして狙ってください」
「動く的に当てるのが魔法だと教わった」
誰がそんな事を教えたんだよ。
「ポアラ様がどんな魔法を使えるか教えて下さい。的はオレではなくてあっちの木が的ですよ」
残念そうな顔をしながら木で出来た的に当てる。下級の水の玉、火の玉、石礫を的に当てて風魔法で風を出す。的に当てる命中率が凄い様な気がする。
「トルクの魔法も見てみたい」
「分かりました、いきますよ」
的を狙って魔法を使う、水の玉、火の玉、石礫を当てる。
「トルクの方が魔法の発動が早い!」
そうだ、オレの方が魔法の発動が早い。いつも魔法を使っているから慣れている。昔は発動が遅かったが今では手を動かすように魔法を使っている。
「ちなみにこんな事も出来ますよ」
右手で火の玉を出して左手で水の玉を出す。そして両方とも的に当てる。次に石礫を出して魔法を使おうとするが止めた。この魔法は石に回転をさせて発射する速い魔法だ。前にこの魔法を使ったときは的の木に石がめり込んでしまった。この魔法をポアラ様が覚えたらオレの身が危ない。
「すごく器用ね。私にも出来るかしら」
「慣れたら直に出来ますよ」
「頑張る」
ポアラ様は両手で魔法を使う練習をはじめた。そういえばポアラ様はいつもどんな練習をしているのかな?
「ポアラ様、いつもはどんな練習をしているのですか?」
「いつもは、魔法を的に当てているだけ」
「では、水の壁の練習をしてみましょうか」
オレが使える中級魔法の水の壁。応用としては火の玉を防いだり、矢の威力を弱めたり、中級魔法の炎の壁を相殺したり出来るらしい。
魔力を集中して目の前に水の玉を作りそこから水を増やして水の壁を作る。たぶんこれが一番やりやすい水の壁の作り方だ。今では緊急時にスグに出せるようになったが、慣れていないと発動に三十秒位かかった。
「これが私の作った中級魔法の水の壁です。まずはこれを覚えてみましょうか」
「わかった」
これでいいかな。ポアラ様は水の壁を作る為に水魔法の練習をはじめた。この応用で中級魔法の炎の壁や土の壁を作りたいがオレはまだ出来ない。丁度いいからオレも今から炎の壁や土の壁を作る特訓をする。
「何をしているの?」
魔法の特訓に集中していたらポアラ様に呼ばれた。
「どうしましたか?現在、魔法の特訓をしてますが」
「休憩。一緒にお茶を飲む」
休憩ですか?あ、メイドさんがお茶の用意をしている。オレも手伝いをする為、お茶の用意をしようとするが、ポアラ様に袖を掴まれた。
「今日は座ってお茶を飲む」
「へ、お茶会に参加をしていいのですか?」
「今日の勉強のお礼」
勉強のお礼か。しかし下男と一緒にお茶会に参加をして良いのかな?オレと一緒で良いのか聞く前にアンジェ様が来た。
「あらポアラ、トルクを初めてお茶会に参加をさせるの?私も参加していいかしら?」
「うん」
「アンジェ様、私も一緒でよろしいのでしょうか?」
「ポアラ主催のお茶会ですもの。大丈夫よ」
「お茶会の作法が解りませんので、よろしければ教えて頂いてもよろしいでしょうか」
「いいわよ、ポアラと一緒に今度、教えてあげるわ」
「ありがとうございます、アンジェ様」
「二人とも、お茶の準備が出来た」
後日、アンジェ様とポアラ様のお茶会に参加した事がクレイン様に知られて、嫉妬混じりの気持ち良い笑顔で話しかけられる事になる。
ちなみに魔法の訓練によってポアラ様は水魔法の水の壁を習得し、オレも土魔法の土の壁を習得して中級レベルになりました。
誤字脱字、文面におかしな所があればアドバイスをお願いします。




