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精霊の友として  作者: 北杜
七章 帝国公爵領編
189/275

22 説明終了と新たな問題

 オレの話を聞き終わって、公爵さんは頭を下げる。


「公爵家の騎士達の非礼を詫びる、申し訳ない。そしてオーファンとベルリディア、そしてグラデッシュ伯爵家の姉妹を救ってくれて感謝する」


 グラデッシュ伯爵家? 誰だ? それよりも貴族が簡単に頭を下げていいのか?


「キャメロッテ様とモンリエッテ様の事です。お二人はグラデッシュ伯爵家の御方です」


 執事長のスクートさんが教えてくれた。そうか、行方不明のモンリエッテ嬢はキャメロッテ嬢の妹だったのか。しかしどうして行方不明に?


「まだ寝込んでいますので、詳しい事は分かりません。一人だけ会話が出来る者が居たので、その者から少しだけ話を聞きました」


 そういえば、スクートさんに詳しい説明をしないで保護してくれと言っただけだったな。説明の出来る女性がスクートさんに、屑騎士モルダーの屋敷から救出されたという事を話したらしい。

 そして説明をしてくれた彼女は近くの村娘で、モルダーの部下に脅されて屋敷に連れて行かれた。しかしモルダーの好みではなかったから、部下に払い下げられて、奴隷のような扱いをされていた。その話を聞いてオレは、


「これ以上の話はここでする話題ではありません。もしもサクラとララーシャルが聞いていたら……」

「……モルダーが殺されるのか?」

「屋敷ごとモルダーが殺されたら良い方で、最悪は……」


 オレの言葉に喉をならして、サクラとララーシャルが寝ている寝室を見る。大丈夫です、昨日は遅くまで深酒をして寝ているはずですから。


「このような話題はお耳汚しでした。御使い様、申し訳ございません」


 深々と頭を下げる、スクートさん。公爵さんも「すまない」と頭を下げる。


「そういえば、クリスハルトは?」


 話題を変えよう。クリスハルトの事を聞いてみる。


「クリスハルトはキャメロッテを看病している。仕事があるからずっとという訳にはいかないが、可能な限り側にいるようだ」


 そうか。クリスハルトはキャメロッテ嬢の事を寝取られても愛しているんだな。

「しかしまだ目覚めていないそうだ。どこにも怪我はしていないのに」

「……キャメロッテ嬢は手首を切って死のうとしていたから。回復魔法で治したけど、流れた血まではもとには戻らないから。多分そのせいで目覚めていないのかもしれません」


 オレの言葉に公爵さん達は驚いている。初耳でしたか? ……その様ですね。


「なんという事だ。……自殺しようとしていたとは。あのような屑から、娘に等しい子を助ける事が出来なかったなんて……」


 公爵さんの深い後悔の理由をスクートさんが教えてくれた。もともとロックマイヤー公爵家とグラデッシュ伯爵家とは親しくて、婚約者のキャメロッテ嬢やその妹のモンリエッテ嬢とも子供の頃から知っていた。特にキャメロッテ嬢は息子の婚約者であるから、娘同然だったとの事。しかし屑騎士モルダーの策略で息子の婚約者を奪われて、グラデッシュ伯爵家からも頭を下げられて、最後にキャメロッテ嬢のお腹には子供が居ると言われて、公爵さんは婚約の破棄を許した。


「そのときの旦那様はとても悲しみにくれました。誰も恨むのではなく、ただ悲しみにふけっておられました。奥様もキャメロッテ様が義理の娘になる事をとても楽しみにしておりましたが、それが叶えられないと知って、数日間臥せっていました」


 そうだよな、子供の頃から知っている女の子が、息子の婚約者が、騙されて寝取られたと聞かされたら、親族達は発狂するんじゃないか? そういえば前世でも彼女を寝取られた友人が酒に逃げて、慰めるのが大変だったな。友人達と一緒に慰めて、復活に一ヵ月くらいかかったな。


「それでトルク殿、屋敷に戻ってくれませんか? 皆様を貶した馬鹿共は騎爵位を剥奪して実家に戻させました。二度と不快な事を言わせませんので」

「もう少し、時間をください。ララーシャルの機嫌が直ったら、屋敷に戻れると思います」


 ララーシャルの怒りは、昨日の酒の席で、これでもかって言うほど聞いたからな。「屋敷の男達が変な目で私を見る」とか「一人のときに話しかけられて気持ち悪い」とか「下心まる出しの言葉で口説いて来て対応が面倒」とかそんな話を聞く。皇女時代はそこまで気にしなかったけど、精霊になったら相手の感情が分かって嫌な気分になるそうだ。その他にも「トルクを下に見て気分が悪い」とか「陰でトルクの悪口を言っている」とか聞いて頭に来ているそうだ。

 オーファンとベルリディアと一緒にララーシャルをなだめて


「屋敷の者達の代わりに謝罪します。申し訳ございません」

「ララーシャル殿の近くには女性に対応させる。男は近寄らせないようにしよう。スクート、頼むぞ」


 スクートさんは汗を拭きながら頭を下げて謝り、公爵さんも対応策をとる。オレはサクラとララーシャルが起きたら、屋敷に戻る様に説得する事を約束した。

 その後、屋敷に戻った公爵さん達。オレはテーブルにあるコップに水魔法で水を入れて一口飲む。そして、


「聞いていたんだろう。サクラ、ララーシャル」


 ……二人が居る寝室では何も聞こえない。寝室を覗いてみたら二人ともまだ寝ていた。……恥ずかしい、誰も聞いてなくて良かった。




 昼過ぎまで寝ていた精霊二人。一人はピンピンしていて、もう一人は二日酔いで体調を崩して気分が悪そうだ。


「おそよう、大丈夫かララーシャル。水飲むか?」

「頂戴……」


 水魔法の水をコップに入れてララーシャルに渡す。サクラも水飲むか?


「頂戴。昨日はよく飲んだわ」


 精霊には二日酔いというのはないんだな。昼飯はどうする?


「後で食べるわ。今は気分が悪いから」


 ララーシャルは水を飲んで寝室に戻った。

 オーファンとベルリディアはララーシャルが起きる前に起きてきて、気分が悪いとの事なので、水を飲んでベッドで休みを取っている。


「サクラと昼飯を食べに行くから、ゆっくりしてろよ」


 ララーシャルに言ってオレはサクラと一緒に昼食を取る。

 二日酔いで寝込んでいる者達の為に従業員に二日酔いの人でも食べられそうな果実を食べやすいように切ってもらい、お皿に盛りつけてもらった。

 ……豪勢な盛り付けになったな。

 部屋に戻り果実の盛り合わせをテーブルに置いておく。気分の悪い三人の看病をしようとしたらサクラが声をかける。


「トルク、今日の予定は?」


 予定か……。三人の看病しながら昼寝でもするか。このところゆっくりしてないから昼寝でもして日頃の疲れを癒そう。


「じゃ、私と遊びに行きましょう!」

「さっき、昼寝するって言ったじゃないか。オレも寝たいんだ、三人の様に寝たいんだ! 自堕落に寝たいんだ」

「寝るのは夜に出来るでしょう。昼間は私と遊びましょう」


 話を聞かない精霊だ……。分かったよ、遊びだな。何をする? トランプか? しりとりか? 怪談話か? 意表をついて利き酒でもするか?


「街に居るんだから、ショッピングに決まっているじゃない。今まではラスカル領の町でしたウィンドウショッピングしか出来なかったけど、トルクが居るなら買い物が出来るわ。何を買おうかしら?」


 ……精霊がウィンドウショッピングって。雷音さんの影響なのか?


「公爵領の街は栄えているわね。良い物がいっぱいあるわ!」


 他人から見たら一人で店をうろついている子供だと思われるだろう。女性用装飾品を眺めたり、宝石店に入ったりしている。さすがに女性用洋服店は勘弁してくれと、サクラに頼んだ。店員さんに変態と思われたくない。

 しかし昨日の暴動があったのに、そんな事を思わせない繁盛ぶりだな。この街の人は強いんだな。あ、旨そうな串肉の屋台があるな。


「サクラ、少し休憩しよう」

「分かったわ」


 サクラの分の串肉を買って広場のベンチで休憩する。


「この街はいろんな物があって面白いわね。楽しかったわ」

「オレは疲れたよ。女の子の買い物に付き合うのは」

「何言っているの、買い物なんてしていないでしょう。ララーシャルが居ればトルクは荷物持ちになっているわよ」


 ……その状況が凄く想像できる。苦笑いをしながら串肉を食べ終えた。

 サクラは広場に居る精霊達に捕まってなにやら話し込んでいる。オレはその風景を見ながらゆっくりしていたら、


「すまないが、ワシも少し休憩して良いかな?」


 杖をついた老人が隣に座る。「今日は良い天気じゃの」とか言っている。オレに話しかけてきたので相槌をうっていたら、


「お前がトルク・フォウ・バルムだな。オレは王国側の密偵だ。仲間を助けてくれて感謝する」


 表情はにこやかな雰囲気を出しながら、口調がいきなり変わった。老人ではなく中年男性の声だ。


「驚くな、変装中で老人の格好をしている。お前の伝言を受けた仲間は王国側に戻った。オレは帝国に見つかっていないから帝国で情報収集を継続しているのだ。バルム砦で捕まった者達は他の領地の施設に居るはずだ。どうしてお前はロックマイヤー公爵領に居るのだ?」

「オレだけ別の場所に、鉱山に連れて行かれたからです。そこで暴動が起きて逃げてきました。その後、帝国の人達に助けられてここに居ます」

「どうしてロックマイヤー公爵家当主がお前の泊っている宿に来た? それにあの宿は普通の宿屋の数倍の宿泊料がかかる。その金はどこで手に入れた?」


 結構前からオレの事を調べていたんだな。どう説明をすれば良いのか?


「他にもお前は、数日間公爵家に居たな。何をしていたのだ? まさかと思うが王国側の情報を売ったのか?」

「子供がどんな情報を持っているのですか? 王国の秘密なんて知りませんよ。でも帝国側の情報なら少しは知っていますよ。先代皇帝の子供の事とか」

「それは帝都に居る者達の管轄だ。昨日、その子供を誘拐しようとして屋敷に侵入したけど失敗したらしい。騎士達に囲まれて捕まったそうだ」


 ……それって騎士を人質にとった賊の事なのか? あれって王国側の密偵だったの?


「屋敷の情報を教えたのに無駄だった。それより私が知りたい情報はロックマイヤー公爵家が和平派となった理由だ。中立派だった公爵がどうして和平派になったのかを調べている」


 それは知らんよ。そんな情報は初めて聞いたから。……騎士を複数人連れた偉い人が来たよ。何か用か? クリスハルト。騎士さん達はクリスハルトとベンチを中心に警戒する。穏やかな広場が騒々しくなる。


「トルク、勝手に屋敷を出るな。本気で心配したぞ!」

「すまん、クリスハルト。いろいろと事情があってな」

「事情は父上から聞いた。すまなかった」


 公爵家次期当主が王国騎士に謝罪する光景に、密偵さんから驚きの気配が感じる。そしてオレの隣に座っている老人を見て言った。


「隣の老人は?」

「休憩中の人だよ。話し相手になっていた」

「はじめまして、クリスハルト様。この子とはどういったご関係ですか?」


 密偵さんは老人の演技をしながら、クリスハルトとの関係を聞く。仕事しているな。


「トルクは私の命の恩人でな。王国のバルム砦で捕虜になっていた時に助けてもらったのだ。私の部下達を回復魔法で癒してくれた恩人だ」

「牢屋で会話してたらクリスハルトは和平を考え始めたんだよな」

「そうだ、トルクと話してこれ以上戦争を続ければ帝国も王国も疲弊するからな。父上が中立派だったから、和平派に鞍替えするように説得するのに苦労したんだぞ」


 密偵さん、和平派に鞍替えした理由が分かりましたか? これで良いですか?


「ご立派で素晴らしいお考えですな。さすがは次期当主様です。さて、私が居ると迷惑でしょう。休憩も済みましたからワシは失礼します」


 そう言って密偵さんは杖を突きながらゆっくりと歩いて帰った。


「そういえばララーシャル殿は? 近くには居ないのか?」

「ララーシャルは体調不良で宿で休んでいる。近くに居るのはサクラだけだ」

「トルクに頼みがあるのだ。キャメロッテを助けてくれ」


 助けるという意味が分からん。どう助けるんだ?


「キャメロッテの目が覚めたのだが……。私の顔を見た瞬間に他人を見るような顔で「どなたですか?」と言ってな。妹のモンリエッテや家族の事は覚えているのに、私の事だけ記憶が抜け落ちているのだ」

「クリスハルトの事だけ忘れているのか。あの屑騎士モルダーの事は?」

「モルダーの記憶は分からない。キャメロッテの記憶を確認していたら、急に頭痛で頭を押さえて思い出すのを嫌がり、恐怖に怯え、狂ったように叫びだすのだ。謝ったり、許しを請うたりもしている」


 心が壊れないように記憶を消去したのか? それもクリスハルトの記憶だけ。そして悪夢を思い出すと拒絶反応が起きるようだ。


「キャメロッテは気絶したので医者に診てもらったが、……医者は匙を投げた。心の傷は治すことは出来ないと」


 その後、キャメロッテは目を覚まして、少しずつ記憶の確認をしたそうだ。しかし頭を抑えて恐怖し、記憶を思い出す事を嫌がる。


「モンリエッテが落ち着かせて、私達との思い出を聞いても、思い出せない……」


 医者も匙を投げたのか……。回復魔法でも無理だろうな。仮に魔法で癒す事が出来ても、全部思い出して気が狂って精神が壊れるかもしれないし。……年の功で精霊に相談してみるか。


「ちょっと待て、サクラに聞いてみるから。おーい! サクラー!」

「なに? いま広場の精霊達とトルクの子供に付ける精霊の印について相談しているんだけど、親と一緒の場所にするか、別の場所に印をつけるか相談中なの」


 ……どうでもいい相談内容だな。集まっている精霊達は何を考えて暮らしているんだ? 少し話があるからこっちに来てくれ。

 サクラは精霊達と別れ……なく、精霊達と一緒に来た。小人の精霊、シカ姿の精霊、背中に羽がある人型の精霊、首だけの人型精霊だ。……最後の首だけの精霊は怖いな!

 集まった精霊達と一緒にサクラにキャメロッテ嬢の事を説明した。


「なるほどね、心が壊れる前に記憶を消したのね。たしか自殺しようとした子だったわよね。心を壊したから自殺しようとしたのかしら? もしくはその逆?」

「分からん。でもクリスハルトの記憶が消えて、悪い記憶も思い出すと発狂するみたい。治す事は出来る?」

「……出来ない事はないけど。一つは屑騎士の出会いから今までの記憶を消す事ね。二つ目は本人が乗り越える事ね」

「一つ目の方が楽そうだな」

「でもピンポイントでその時間から消すことは難しいのよね。最悪二十年くらい誤差が出るの」


 ダメじゃん。最悪の場合は記憶全部消すつもりか?


「二つ目もあの子じゃ難しいわ。記憶を乗り越える前に、発狂して死ぬでしょうし」


 ダメだな。二つ目も却下だ。他に方法はないのか? 他の精霊達も考えているなか、首だけの精霊がサクラに声をかける。


「オレ、闇の、精霊。相手の、洗脳、得意。恐怖心を、愛情に、変える」


 髪の毛が長く、顔も口だけしか見えないが、低い男の声だった。そして喋り方も怖い。


「なるほど、屑騎士モルダーの行いに怖がっている心を、クリスハルトの愛情に変換するのね。確かに記憶を消すよりも洗脳の方が楽ね」


 ……最後の『楽』って意味はなんだ。それ以前に相手の心を洗脳ってヤバくないか?


「なあ、サクラ、首だけの精霊さん。もっと……、人道的な方法ってないかな? 洗脳とかヤバくない?」

「他の、方法。……恐怖心を、殺意に、変えて、憎んでいる、敵を、殺す」

「なるほどね、相手を殺して、達成感を持って心を落ち着かせるのね。悪くない手だと思うわ」


 もっと温厚な方法ってないのか? 他人が聞いたらドン引きするぞ。


「なあ、サクラ。キャメロッテ嬢がクリスハルトの事を思い出して、二人が落ち着いて会話が出来れば良いと思うんだけど。記憶を消すとか、洗脳とか、殺すとかという答えを、クリスハルトは求めてはいないと思うんだが」


 オレがサクラや周りの精霊に伝えた言葉にクリスハルトが反応する。物騒な言葉が出てきたんだからな。クリスハルトが喋ろうとしたが、


「オレ達はキャメロッテ嬢が発狂している現場を見ていないだろう。どんな状況なのか確認してから相談した方が良いと思うぞ」

「そうね、でもララーシャルが行きたがらないし……」

「トルク、その通りだ! 屋敷に戻って来てくれ! 今度は不愉快な事が無いようにするから!」


 オレはどうでも良いけど、問題がララーシャルだからな。ララーシャルが屋敷の人達を不審に思っているからな。サクラは……問題ないと思う。

「……ララーシャルを説得してみるよ。だけど条件として、平民とラスカル男爵家を嫌っていない人達で、ララーシャルを変な目で見ない人で、言葉の毒から守ってくれる人が望ましいけど」

「……女性の騎士、もしくはトルク達を守れて他の貴族達の矢面に立てる者だな」

 難しい顔をしながらクリスハルトが考えながら答える。

「条件が厳しいと思うけど、ララーシャルが思う最低限の条件じゃないかな? サクラの条件は?」

「私の条件? お酒が欲しいわ。それからトルクが作った料理くらいかしら?」


 サクラの条件はどうでも良いな。とりあえずオレとサクラだけで、屋敷に行ってキャメロッテ嬢の容態を見るか。ララーシャルは二日酔いでまだ宿で寝ているだろうし。屋敷に行ってキャメロッテ嬢の容態を見る事を伝えると、クリスハルトは喜んで広場の外で待機している馬車に一緒に乗って屋敷に向かった。

しかしララーシャルは二日酔いを回復魔法で癒さないのだろうか? 知らないのか?


誤字脱字、文面におかしな所があればアドバイスをお願いします。

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