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精霊の友として  作者: 北杜
七章 帝国公爵領編
179/275

閑話 公爵家当主の悩み事②

三周年記念! 

皆様のお陰で無事に三年間頑張れました。

ありがとうございます!

 クリスハルトからラスカル領に行く日程を教えてもらった。三日後だ。

 急いで準備を始める。同行する人間も決まり、今は仕事を消化している最中だ。妻もクリスハルトも準備をしている。そしてトルク殿も空を飛ぶ為に魔力を貯めているそうだ。妻によると御使い様が使う精霊術という技であるとのこと。詳しくはわからないが魔力を濃くする術らしい。

 夜遅くまで仕事をしているとスクートが執務室に入ってきた。用件を聞く。


「トルク様のお部屋が荒らされまして。事情を聞くと精霊から体を乗っ取られそうになって抵抗し、大樹の精霊が助けてくれたお陰で助かったとの事です。しかしそのせいで部屋が酷い事になったと言って謝っております」


 ……精霊に襲われそうになったけど、大樹の精霊に助けてもらったという事なのか? しかし精霊に荒らされて部屋に被害が出たのだな。うむ納得した。それでトルク殿は?


「中庭の大樹の精霊の近くの方が守ってくれて安全だからという事で、大樹の側で野宿するとの事です。食事も大樹の所に運んでほしいと言われました」

「……野宿に必要な道具を準備して、トルク殿に渡してくれ。それから食事も頼むぞ」

「わかりました。準備します」


 そしてスクートはトルク殿の現状を説明した。

「トルク様の事ですが屋敷の者達に不評の様です。ラスカル領の騎士という事もあり、クリスハルト様に不敬な言葉遣いで話しているので、事情を知らない者達がトルク殿を不審に思っているようです」

 頭が痛くなるような報告だ。トルク殿は御使い様なのだぞ。御使い様といえば皇族レベルの扱いで皇帝の次に偉い位だぞ。屋敷の騎士や使用人風情が何を言っているのだか。スクートにトルク殿を悪く言った奴を叱っておく様に頼んで、ため息をつきながら仕事を再開する。

 ラスカル領に行く為に執務室で書類を裁いているときに、エディオン子爵家出身の騎士が私の書類整理の邪魔をしに来た。


「デックスレム様、ラスカル男爵領から来た騎士と名乗る平民は何時まで此処にいるのですか?」

「黙れ! 私の客人になんという事を言っている!」


 日毎にトルク殿を悪く言う者達が増える。いや日毎どころか時間が経つ毎に増える。クリスハルトにも妻にもトルク殿への不満を訴えているらしい。悪態をついていないのはあの時部屋に居た者達だけだ。その者達はトルク殿を擁護しているが、何を言っても屋敷の者達はトルク殿を悪く言うそうだ。

 スクートが調べてみたが、ローランドとエディオン子爵家の事を悪く言った事が不評の原因らしい。トルク殿と最初に会ったときの部屋の騎士達の中にエディオン子爵家の人間やその親族がいた。スレインやローランドを悪く言ったラスカル男爵領の騎士を憎んでいるとの事だった。

 完璧に逆恨みではないか! 何を考えている!

 

「ラスカル男爵領の騎士と長年仕えているエディオン子爵家のどちらを信じるのですか!」


 エディオン子爵家はクリスハルトの信頼を裏切った事を忘れているのか? その事を聞いてみる。


「エディオン子爵家はクリスハルト様を裏切ってはいません。スレイン様もローランド様もクリスハルト様の事を想っています。裏切りなどしておりません」


 ……頭を抱えてため息をつく。こんな馬鹿が近くに居た事に驚きを通り越して呆れる。


「……質問をする。クリスハルトを想って行動をしたのなら、どうしてローランドは謹慎させられている?」

「それはクリスハルト様の成長の為です。現在、ローランド様はクリスハルト様の成長の為に謹慎していますが、クリスハルト様もきっと分かってくれています。ローランド様の行いは正しかったと」

「そうか……。それなら私が今からローランドを命令違反で死罪にしても問題ないな。クリスハルトの成長の為だと思えば」

「いけません! たかが命令違反でローランド様を処罰するなんて間違っています! もうすぐ謹慎を解くはずです。だから……」

「誰がローランドの謹慎を解くと言った? お前の考えか? それともエディオン子爵家の考えか?」


 頭がおかしいのかこの馬鹿は。会話している気がしない。


「お前はどうして公爵家の客人を非難する。それが正しいとどうして思う? 答えろ」

「わ、わた、わたしはエディオン子爵家の騎士でロックマイヤー公爵家に忠誠を誓っている騎士です。ロ、ロックマイヤー公爵家に害となる者は処罰をしなければいけません」

「誰が害となる者だ? お前か! 貴様の様な者がロックマイヤー公爵家に居た事が恥だ! エディオン子爵家の騎士はそんな考えしか出来ないのか! 命令違反がクリスハルトの為だと? 誰がそんな事を信じるのか! 貴様やローランドの行動でエディオン子爵家の騎士の信頼は地に落ちたぞ!」


 言い訳を喚いているが、こんな奴の言葉など何一つ信じる事が出来ん。屋敷から追放してやるからエディオン子爵領に戻れと言ったら叫びだした。耳障りだから部屋から追い出すよう騎士達に命じる。ドア越しでも聞こえる声がうるさい。さっさと屋敷から出せ!

 三日後の昼、その日の夜にはラスカル男爵領に行く予定だ。昼食も片手間にギリギリまで政務を行っている最中にクリスハルトが執務室に入って来た。


「トルクの食事がまずいスープとパンのみだった事が判明しました。なんでも使用人がトルクにパンだけしか渡していなかったようです」


 ……トルク殿は今までパンしか食べていなかったのか? 私はスクートに食事の用意も命令したはずだが、パンだけしか渡していなかったのか?

 執務室に居たスクートにどうしてなのか聞く。


「申し訳ありません。確認までしていませんでした。トルク殿付きの使用人と侍女には食事の事は伝えていたのですが……」


 大至急、その使用人と侍女を呼んだ。どうして客人にパンしか出さなかったのか理由を聞く。

 先日、公爵家から追放したエディオン子爵家の騎士に命令されたかららしい。


「平民には公爵家の食事など勿体ないだろう。逆らうのなら貴様達の家族に不幸が起きるかもな」


 と脅迫されて、トルク殿への嫌がらせを命じられたそうだ。

 執事長のスクートに伝えようと思ったけど、家族を人質に取られた上に、件の騎士が使用人を一人追加してその指示に従うよう命じた。その使用人はもともと居た使用人と侍女よりも上位の者で口答えが出来なかった。

 その使用人もトルク殿はロックマイヤー公爵家に相応しくないと思っていたそうで、もともと居た使用人と侍女を使ってトルク殿の食事に細工して、パンしか出さなかったそうだ。

 塩辛いスープを昼食としてトルク殿に出した理由をクリスハルトが聞くと、嫌がらせだと返ってきた。怒りで我を忘れそうだ。しかしクリスハルトが先に怒りを爆発させ、使用人を激しく叱責した。

 エディオン子爵家の騎士は最後までなんて事をしてくれたのだ! 公爵家の客人を蔑ろにするとは何を考えている! 処罰してやるぞ! そしてクリスハルトが対等な言葉使いを許可した客人をどうして使用人のお前達が侮辱するのだ! 

 ……怒っている場合ではない。トルク殿に謝らないといけない。急いで昼食の用意をしよう。ついでに私も一緒に食べるか。そうだ、妻と一緒に三人で食べよう。

 妻に事の次第を説明して二人でトルク殿に謝罪するつもりだが、それで怒りを収めてくれれば良いのだが。クリスハルトはスクートと一緒にトルク殿付きの使用人と侍女に説教をしておいてくれ。処罰も許可する。


「……なんて事でしょう。御使い様に無礼を働くなんて。トルクさんには私の使用人や侍女を付けましょう」

「そうだな、手配を頼む。トルク殿が怒ってなければ良いのだが」


 私達の後ろでは、トルク殿と昼食を食べる為に侍女達が食事を運んでいる。今までの謝罪も含めて食事は豪勢に用意させた。料理長には私の無茶を叶えてくれて感謝だな。

 トルク殿は庭の大樹の側で目を瞑って座っている。妻によると御使い様の技である精霊術を使っている最中とのことだ。どのような術なのだろうか? 今度トルク殿に聞いてみるか。

 トルク殿に話しかけようか迷っていると、人の気配がしたのか、食べ物の匂いにつられたのかトルク殿が目を開ける。私はトルク殿を御使い様と言って謝罪して妻も頭を下げる。謝られた本人は特に気にしていないようで食事に目を向けている。何事もなくて良かった。

 昼食の準備が出来たので三人で食事をとる。トルク殿はパンを美味しそうに食べて、作り方を習いたいと言う。……今までパンしか食べさせなかった皮肉なのか? 妻の笑顔が固まる。話を逸らしてファローをしよう。子羊の肉はロックマイヤー公爵領の名産で皇帝陛下にも献上している逸品だ! そのことを伝えてみるとソースの隠し味を当てられた。屋敷の料理人が考え抜いた味を当てるなんて、御使い様は味にも精通しているのか?

 ……話題を変えよう。初めての空の旅での注意点を聞き、妻がお土産の話をする。やはり妻と一緒に来て正解だった。妻はトルク殿に好きな料理や嫌いな食べ物を聞いて夕食の献立の参考にするようだ。しかし「なんでも食べられる」という難しい答えが返ってきた。夕食の献立は料理長と相談しなければならないか。帝国でしか食べる事が出来ない料理を考えてみるか。


 夕食の時間になり、主な者達は食堂に集まる。私と妻、ファーレンフォール伯爵家の兄妹はテーブルに座り、執事長のスクート、侍女長、配膳を担当する者達が待機している。クリスハルトはトルク殿の接待役をさせているので、今はトルク殿の部屋へ迎えに行っている。今回の夕食はロックマイヤー公爵家の威信にかけて成功させないといけない。客人を厚遇できないなんて噂が広まったら公爵家の恥だ。

 ファーレンフォール伯爵家の兄妹は今まで疲れを癒してもらっていて、待遇には問題ないとスクートから聞いている。


「公爵様、今回は夕食に招いて頂いて感謝します」


 兄妹がそろって礼を言う。屋敷で不都合な事がないか聞くが、「伯爵家での生活よりも快適です」と明るい声で返してきたので兄妹は大丈夫だと判断した。スクートに礼を言わなければならないな。

 ドアが開き、クリスハルトとトルク殿が食堂に入って来た。クリスハルトが子供の時に着ていた服が良く似合う。貴族の子弟だと勘違いしそうだな。


「ようこそ、トルク殿。食事のときくらい屋敷で取れば良いではないかと思って招待したよ」

「お心遣い感謝します。しかし精霊達の暴走で破壊した部屋の事を考えると、屋敷よりも大樹の側の方が安心できるので」


 礼儀作法もしっかりしていて本当に貴族の子弟だと勘違いしそうだ。テーブルに座らせて夕食を開始する。食事中の会話でトルク殿が王国出身である事を初めて知った兄妹は驚き、ラスカル男爵領の事を悪く言う。……妻がラスカル男爵領出身という事を知らないのか? ラスカル男爵領から来た者達が少し怒っているぞ。

 そしてトルク殿はアイローン砦が落ちた事を知り、アイローン伯爵が寝返って帝国についた事に驚く。売国奴だが前線で戦っている者達の犠牲が減るのであれば仕方がないと判断している。クリスハルトも王国を知る為にアイローン伯爵に会おうとしていたが、信用できる人間ではないだろう。国を裏切り、領民に悪政をひき、自分の子供を酷い政略に使おうとしている人間だ。政略結婚は貴族の常であるとしても、娘を元敵国の帝国貴族に売ろうと考えていると聞いて、同じ娘を持つ父親として嫌悪しか感じない。


「アイローン伯爵の娘は。……オレの妹かもしれない。オレの父親はアイローン伯爵だ」


 トルク殿の発した言葉に、部屋に居た全員が唖然とした。トルク殿の父親がアイローン伯爵だと? トルク殿は自分の生い立ちを打ち明け、王国に残っている母親やバルム伯爵が妹を助け出そうとして失敗したのだろうと語る。トルク殿はクリスハルトに、ラスカル領での用事が済んだら帝都に行って詳しい事を調べてくれるよう頼む。快く承諾するクリスハルト。陰ながら私も手伝おう。

 ……まったく驚く事が多い食事会だな。もう少し楽しい会話の流れに持ち込まなければ。そんな思いを察したのか妻が旅の事を話題にする。これなら楽しい話題になるだろう。するとファーレンフォール伯爵家の妹の方がラスカル領に行きたいと願う。……しかし今更人員が増えるのは難しいはずだが、トルク殿が追加人員を許可したので私はその用意の為に食堂を後にする事にした。


「デックスレム様、なにとぞ私を同行させてください」

「わかっている。訳を知っている者達は……、スクート以外は連れて行こう」


 喜ぶ者達を背にスクートが食ってかかる。


「デックスレム様、どうして私は留守番なのですか! 私も同行します!」

「執事長が不在で屋敷をどうやって維持する?」

「数日間なら大丈夫です! 私の代わりの執事もいます!」


 次回は必ず同行させるとスクートを説き伏せて今回は諦めさせた。




 深夜、皆が睡眠をとっている時間に私達は庭の大樹の近くで待機している。ラスカル領に行く準備を終えて後は出発するだけだ。表情を見るだけで空を飛ぶ事を楽しみにしている者達と暗い顔をしている者達と事情を知らない者達がわかる。

 暗い顔をしている者達は空の旅の同行者から外れた者達、事情を知らないのはファーレンフォール伯爵家の兄妹だけで後の者達は知っている。かく言う私も楽しみにしていて、普段よりも雰囲気が明るいと妻に言われた。なにやら童心に戻った感じだ。

 ファーレンフォール伯爵家の兄妹をビックリさせようと思い、空の旅の事は伝えていない。兄妹の疑問を逸らしながら今か今かと待つ。

 おや? トルク殿がクリスハルトに土産用の酒を頼んだ。それを受け取ると酒は消えてしまった。……精霊がトルク殿の近くに居るのか? ではもうすぐ出発か? そんな事を思っていたら周りの者達から驚きの声が聞こえた。「大樹が浮いている!」「凄い!」「あそこにも木が浮いているぞ!」と叫んでいる。

 庭の大樹が周りの大地と共に浮き始め、その近くには別の大樹が浮いていた。そして庭に大きく空いた穴の中に大樹が大地と共にゆっくりと落ちる。落ちた衝撃で少し揺れたがそれ以前に大樹の周りに生えている花が美しい。……この花は月華草だ!

 トルク殿に詳しい話を聞こうと思ったが、クリスハルトに先を越された。……月華草の交渉は満足いく形で終わった。大至急留守番をする者達に伝えなければ!

 スクートよ! 庭師に説明を頼むぞ、精霊が居る大樹だから大切に世話する様に! ラスカル領から帰ってきて明るいときに見る月華草はとても綺麗だろう。楽しみだ。


「クリスハルト! そろそろ出発の時間だぞ。準備はいいか?」


 もうすぐ出発か……。もう少し月華草を見ておきたかったが仕方がない。皆を馬車に乗りこませる。


「公爵様、馬を引いていない馬車に乗ってどうやって馬車を引くのですか?」

「ラスカル男爵領まで空を飛んで行くのだ」


 オーファンとベルリディアは公爵家家族と一緒の馬車に乗り質問をしてくる。そろそろ真実を話そうと思い伝えたがあまり驚いていない。……内容が理解されていないのか? 仕方があるまい、空を飛ぶなんておとぎ話の魔道帝国の物語にしか出てこないからな。

 トルク殿とララーシャル殿は私達の馬車に乗り込んで精霊と話をしている。その後、トルク殿は意識を失い気絶した。驚いた私達はララーシャル殿にトルク殿の状況を聞く。


「精霊に魔力を渡したのよ。流石にこれだけの大きな木を運ぶのは精霊でも難しいから」


 大樹が空を飛んで移動していく。……しかし大樹が空を飛んでいる事を他の者達にバレたら騒ぎになるのでは?


「大丈夫よ、サクラが認識阻害しているからバレないわよ。もうすぐみんなにも見えなくなるから。それじゃ、私達も出発しましょう!」


 ララーシャル殿はそう言って馬車を宙に浮かせる。 浮いている! 浮いているぞ! 凄い! 段々と上昇している! 窓の下に目を向けると、暗い地上に屋敷の明かりが小さく見えていた。

 ドン! という音で一気に上昇をした。何が起きた? そして今度は落下している!


「うーん、少し難しいわね。二台となるともう少しコツが必要ね」


 今度は横から衝撃を受けてファーレンフォール家の兄妹が叫ぶ! 他の馬車からも叫び声が聞こえる。 私も叫びたい! しかし横からの衝撃で荷物の下敷きになり声が出せない。


「ララーシャル殿! もう少しゆっくりお願いします!」


 息子が馬車で転がりながらララーシャル殿に頼む。


「わかっているわ。……こんな感じかしら?」

「ギャー!」

「助けてー!」

「死ぬー!」


 ……途中で叫び声が聞こえなくなった。私はなんとか荷物の下から這い出て周りを見るとクリスハルト以外は気絶していた。隣の馬車も男の叫び声しか聞こえず侍女達は気絶しているようだ。


「ク、クリスハルト、大丈夫か?」

「な、なん、とか。しかし、空の、旅が、こんなに凄いとは」

「私も、そう、思う」


 ララーシャル殿がラスカル男爵領近くでコツを掴んだと言ってくるまで悪夢のような空の旅を堪能した。


誤字脱字、文面におかしな所があればアドバイスをお願いします。

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