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精霊の友として  作者: 北杜
七章 帝国公爵領編
178/275

閑話 公爵家当主の悩み事①

アクセス10,000,000突破!

皆様に感謝を!

 私の名はデックスレム・ルウ・ロックマイヤー。帝国の貴族で公爵位についている。

 面倒事の多い帝都からようやく公爵領に戻ってくる事が出来た。

 息子である次期当主のクリスハルトが王国と和平を結ぶ事を考えた為、それまで中立の立場を取っていた公爵家は和平派に鞍替えする事になり、派閥間の調整をしていた。その最中に、先帝陛下の隠し子が発覚して皇族方が対立し、派閥の調整が出来なくなった。さらには王国の砦の一つであるアイローン砦を落とした為、その事後処理に帝国は混乱状態になった。

 帝都では近年稀に見る混乱状態で、戦争を継続する事が出来なくなった。帝国の上層部はアイローン砦とバルム砦に現状維持を命令して、帝都の混乱を抑える事に尽力する。

 先帝陛下の隠し子疑惑でファーレンフォール伯爵家の者達が帝都に召喚されたが、その子供達が行方不明となって更に混乱を呼んだ。

 誘拐されたと騒ぐ貴族達。それを敵対勢力の貴族に濡れ衣を着せて責める貴族達。

 皇族の継承順が変更する可能性があるので、皇族達も配下や貴族達を使って権力闘争している。

 行方不明になった子供達の保護を考えている皇帝によって一時期は混乱が収まったかに見えたが、水面下では暗闘が続いている。

 妻のフローラは貴族夫人とのお茶会を渡り歩いて情報を集め、クリスハルトも若い世代の貴族や騎士達から話を聞いて情報収集に余念がない。

 貴族達が公爵家を味方に付けようとするが、情報だけを吸い出してお帰りを願った。

 ファーレンフォール伯爵家とロックマイヤー公爵家との関係は浅い。だから私は無関係だと思われている。……私がその様に情報を操作しただけなのだがな。

 フローラとその子供達の母親は学院時代の先輩後輩の間柄で仲が良い。毎年手紙のやり取りをしているが、他の者達はその事を知らない様だ。

 その後、私達家族は予定通りに領地に戻ることにした。妻と息子は私と一緒に領地に戻り、娘は皇女殿下の側近として城で情報収集をしてもらう事になっている。

 領地の屋敷に戻り、荷物を執事達に任せて私達は食堂で昼食をとる。


「少し、疲れたわね」

「そうだな」


 家族で昼食を取り終えた後に妻がつぶやく。私も食後のお茶を飲みながら相槌をうつ。

 確かに帝都ではいろんな事が起きており、その対応に追われていた。アイローン砦を落とした事で帝国内では次の戦略を練っていたのだが、先帝陛下の隠し子問題が発生してそれどころではなくなった。

 最前線で戦っている者達には関係ないと思われるが、戦略や物資補充計画等は帝都で立てられている。その帝都で混乱が起きてしまったのだ。そのせいで王国に攻め入るのは見合わせるしかなく、王国との戦争は現状維持の状態だ。


「私は帝都に残って、混乱に乗じて王国との捕虜交換を行いたかったのですが……」


 クリスハルトの言葉には反対だ。今の混乱した帝国の状態を王国に教える訳にはいかない。それに息子には領地経営を教えないといけないからな、強引に領地に戻るように命じた。

 クリスハルトは自分の部下を使って人探しをさせつつ、帝国と王国の和平を本気で考えている。クリスハルトが捕虜から戻った後に、私を説得して和平の為に動き出した。もともとロックマイヤー公爵家は中立の立場だったが息子の行動により和平派となった。私としては、和平派は少数だから、馬鹿な事を考える他の派閥に攻められない様にと中立を保っていたのだが、そういえば祖父は戦争派で、父は和平派だったな。当主によって派閥が変わる事は良くある事だ。


「どうせすぐに帝都に戻る事になる。それまで領地内の仕事を手伝ってくれ」

「わかりました。しかし帝都に戻ったら、私の手伝いをお願いします」


 交換条件を出してくる息子に呆れつつお茶を飲む。捕虜から戻って来て変わったな。一皮むけた息子が頼もしいと思った。

 娘も皇女殿下の側近兼学友として帝都に残り、私達の代わりに城での情報を集めている。皇族の近くにいるのだから情報も集めやすいし、何かあってもお優しい皇女殿下が助けてくれると娘は言っている。

 子供達に恵まれて私は幸せ者だ。


「何か、騒がしいな」


 クリスハルトが席を立って窓から外を見る。正門へ兵士達が走り集まっているだと? その直後に門の方で爆発が起きた。私も急いで席を立って門の方を見る。門が炎に包まれ、兵達が風に煽られて飛ばされていた。


「確認をしてきます」


 クリスハルトが騎士達を連れて部屋を出ていった。フローラは門の惨状を見て言う。


「精霊の仕業なのかしら? でもお母様が屋敷に来るなら前もって手紙で伝えるのに」

「奥様、ラスカル男爵から手紙が届いています。食後に渡そうと思っていたのですが」


 執事長のスクートが申し訳なさそうに言う。妻はラスカル男爵から来た手紙を読む。表情が段々と強張る。


「……お母様の寿命が二ヵ月を切ったらしいの。今はラスカル領にいるのですって」


 妻の母親は御使い様と呼ばれる方で、大いなる力を持つ精霊の友。帝国でも上層部しか知らない事だ。その昔、御使い様の力を利用しようとした皇帝が精霊の怒りを買い、頭髪を奪われてハゲ皇帝となったと聞く。皇帝は御使いに頭を下げて謝ったそうだ。ちなみに皇帝の家族や側近も同様にハゲとなった。女性までも頭髪が無くなったらしい。

 ……話がそれた。妻から手紙の内容を聞こうと思ったら、クリスハルトと一緒に出て行った騎士が戻ってきて報告した。


「クリスハルト様からの伝言です。「ルルーシャル様の後継者が来られました」との事です。現在、クリスハルト様と一緒に庭の大樹のところに居ます。そして客人の御兄妹を部屋で休ませてくれとの事です」


 騎士の伝言を聞いた妻は立ち上がり、後継者の事を聞き出す。訪れたのは成人女性と十歳くらいの子供。その子供がクリスハルトが探していた子供らしい。新しい御使い様は女性だと思っていたが、騎士の説明だと子供の方がが後継者と名乗ったそうだ。

 妻は次代の御使い様の誕生が嬉しいのか、騎士にその子供の背格好や髪や目の色などを聞く。ラスカル男爵家の騎士の身分証を持っていた事を聞いて、ラスカル領の子供なのか騎士に聞くが流石に違うだろう。きっとラスカル男爵が用意した身分証だろう。

 クリスハルトが戻ってきた。どうした? 暗い顔をして、何かあったのか?


「私が探していた人物が御使い様となり、精霊の頼みを叶える為に大樹に話を聞いたそうです。……庭の大樹には精霊が居て、その精霊が他の土地に移動したいと言っているそうです」


 耳がおかしくなったのか? 庭の大樹が他の土地に移動したいと聞こえたが……。それ以前にあの木には精霊が居たのか。


「それでトルクが、御使い様が許可をほしいと……」

「……もしも不許可だったらどうなるのだ?」

「わかりません。トルクに精霊を抑えるよう頼んでいます。ちなみに門を破壊したのは精霊の仕業らしいです。トルクも精霊を抑えていたらしいですが……」


 領地に戻ってきて急に大変な事態に陥った。どうすれば良いのだろう。……妻に相談しよう。


「とりあえず、会って話を聞いてみましょう」


 そうだな、至極真っ当な意見だ。


「それからトルクと一緒にいた二人の兄妹ですが、今話題のファーレンフォール伯爵家の兄妹です。何故かトルクが保護した様です」


 頭が痛くなる話題をクリスハルトが伝える。……どうして我が領地に居るのだ!


「スクート、応接室に客人を入れる準備を、大至急だ」


 妻よ、どうすれば良いと思う?


「……とりあえず、会って話を聞いてみましょう」


 素晴らしく至極真っ当な意見だな。




 客人達が部屋に入ってくる。順番はファーレンフォール伯爵家の兄妹で次にトルクと女性。

 女性はどこかで見た事があるような気がする……。駄目だ、思い出せない。今までのショックのせいだろうか? ララーシャルという名前も聞いた事あるが思い出す事が出来なかった。

 ファーレンフォール伯爵家の兄妹が訪問の目的を伝える。兄妹の母が以前フローラに出した手紙をラグーナ様に見せてほしいという伝言だった。その言葉を聞いて妻は部屋を出て手紙を調べにいった。私もラグーナ様の事を考える。

 ラグーナ・オルネール・ベルンダラン。名前で分かるように皇族で皇帝陛下の妹君だ。グラックライト公爵家に嫁いだけど離縁して皇族に戻った女性だ。

 離縁の理由は後継者問題だった。ラグーナ様は子宝に恵まれなかったが、側室には子供が数人生まれた。それを理由に離縁したと言うのが表向きの話だ。だが真実は違う。公爵がラグーナ様に見向きもせず側室たちに何人もの子を生ませた上に、義理の父である先代公爵に襲われそうになった。その為、父子共々を殴り倒して離縁状を叩きつけたというのが真相だ。

 ラグーナ様は子供の頃からお転婆で体を動かすのが好きな女性だった。剣術の才能があり、周りに内緒にして独学で鍛錬を続けて騎士達よりも強くなった。それを知った兄である皇帝陛下は、結婚させておしとやかにさせようと思ったのだろう。しかし公爵は女好きで何人もの側室が居た。ラグーナ様は正妻ではあったが子供が生まれず、側室にしか生まれなかった。夫は正妻が好みではないようで、自分の好みの側室達しか相手にしなくてラグーナ様は肩身の狭い思いをしていた。

 それを悲しんだ義父の先代公爵が義娘に手を出そうとしたので、ラグーナ様は堪忍袋の緒が切れて剣をとり、先代公爵、公爵、側室達を半殺しにして、兄である皇帝に嘆願して離縁をとりつけた。しかし公爵家親族を半殺しにした噂が流れてしまい、ラグーナ様は城の後宮で静かに暮らしているそうだ。

 その事件は確か十数年前の事だった。……まさかファーレンフォール伯爵家の兄妹があの騒動に何か関係があるのか? 詳しい話は妻が手紙を持ってきた後だな。


「トルク殿の事はクリスハルトから聞いている。バルム砦でクリスハルトや負傷した兵を助けたと。そして和平に賛同して力になってくれた事。しかしクリスハルトの部下に殺されたと聞いている。先ほど聞いた話ではルルーシャル様の後を継いだとか? 後ほど詳しく聞きたいのだが……主に大樹の事を」


 御使い様の後継者の話だな。公爵家の象徴である大樹の事もある。あの大樹が無くなるなんて事になると周りの者達が何を言ってくるか……。そんな事を考えているとクリスハルトがトルク殿に今までの経緯を聞く。確か王国出身でバルム砦に居た回復魔法を使える子供だという事だが、どうしてルルーシャル殿に会ったのか、御使い様になった経緯を聞くべきだな。

 トルク殿から聞いた話は酷い内容だった。本来は捕虜収容所に送られるはずだったが、目を潰されて半殺しにされつつ死人が多く出るという犯罪者が多い鉱山に入れられた。なんとか脱走したが今度はエディオン子爵の部下に殺されそうになり、運良くルルーシャル様の付き人に助けられ、御使い様の隠れ家に逃げ延びた。その後、ルルーシャル様に助けられて、御使いの才能があったので後継者になったと言う。

 頭が痛い内容だ。当家に仕えている貴族がトルク殿を害したとは……。トルク殿はその者達を酷く恨んでいる。話している最中に段々とトルク殿の目が暗く澱んでいき、陰鬱な殺気を宿し始めた。その為、護衛の騎士達が緊張し、私達を守れるように静かに移動を始めたが、そんな事を気にせずにトルク殿はクリスハルトと話している。

 途中でララーシャルという女性がトルクの怒りを収める事に成功した。トルク殿の纏う雰囲気が初めて会ったときと同じものへと戻る。少し冷や汗が出たぞ。こんな子供が大人を戦慄させるほどの殺気や怒気を纏わせるなんて、本当に酷い経験をしたのだな。子供をそんな境遇に落とした者達をどうするべきか考えよう。はっきり言ってそんな者達よりも御使い様の方が大事だ。御使い様に恩を売る事が出来るなら安いモノだ。

 その後、戻って来た妻が手にしていた手紙を調べる。……特に変わった事は書いていない。普通の手紙の様だった。ラグーナ様に会わないとわからないな。ファーレンフォール伯爵家の兄妹にはラグーナ様に会わせる約束をして、休ませる事にした。ロックマイヤー公爵家としてはこの次の話の方が大事だ!


「先ほど部屋に居た騎士や侍女達は信頼できる者達で御使い様の事を知っている。しかしクリスハルトの話を聞いて退出させた。新しき御使いよ。大樹を移動させるのか?」


 部屋に残っているのは御使い様の事を知っている騎士や使用人達で、一度、ルルーシャル様の御使い様としての御力を見た事がある者達である。私がとある事件に巻き込まれたときに、ルルーシャル様にフローラと一緒に助けてもらった事がある。そのときに一緒にいた者達やフローラに付いてきたラスカル領の騎士や使用人達だ。みんな御使い様の事を知っている。

 トルク殿から話を聞くと、大樹が移動する理由は隠居してゆっくりする為とのことだった。大樹の精霊が私達を見放した訳ではなかったのは本当に良かった。先祖代々大事にしてきた大樹が実は嫌な思いをしていたのだと言われたら落ち込んでいたぞ。その後にトルク殿は言った。


「すいません、ラスカル領でも引っ越しを考えている大樹があってですね。その大樹と庭の大樹を交換する案が出ているのですが許可出来ますか? 木の大きさも同じくらいだと思いますし、庭に木が無くなることもないので良い案だと思いますが」

「……なるほど、この大樹とラスカル領の大樹を交換するのか。精霊がいる大樹がここに来る事に……。わかりました、許可しましょう。よろしくお願いします」

「いろいろとすいません。私も初めての経験で」


 頭を下げるトルク殿を見る。利発な子供だな。責任感もあるようで礼儀もしっかりしている。少し前に騎士達を緊張させた子供と同一人物とは思えないな。

 ……隣にいたララーシャルという女性が消えた。トルク殿以外の人間が驚く。これも御使いの力なのか? 消えた女性の事を聞いた。


「ララーシャルは特殊な精霊で実体化の出来る精霊です」


 精霊を見る事が出来た事は喜ばしいが、先に教えてほしかった。妻に話を振られたので当たり障りのない言葉で褒めた。……混乱の最中でも妻に話を振られても対応できる私は素晴らしいな……。

 妻はトルク殿から妻に宛てられた手紙を受け取り読む。……表情を見ると良い話題ではないようだ。


「……お母様の寿命は後一ヵ月なのですね。届けてくれてありがとうございます。貴方、私はラスカル領に行きます。私はお母様の側に……」


 妻が言う前に私はラスカル領に行く許可を出す。本当は私も行きたいのだがラスカル領は馬車で十日近くかかるのでおいそれと行けない。それに領地の事やファーレンフォール伯爵家の兄妹の事がある。恩人である義理の母親の見舞いに行けない自分が情けない。だからクリスハルトに私の代わりをさせようと思う。

 後は準備だな。帝都から戻ってきたばかりだし、少し体調を整えてから出発させようと考えていたら、トルク殿から思いがけない提案をされた。


「あの、少し良いですか? サクラが言っていたんですけど。ラスカル領に大樹を移動するときにフローラさんも一緒に行く事になっているのですけど。……私達と一緒に空を飛んで」


 空を飛ぶ、その言葉を聞いて妻は狂喜する。そして私も言った!


「私もラスカル領に行けば空を飛べるのか!」

「トルク! 私も空を飛んでみたい!」


 妻から空を飛んだことがあると聞いて、私も空を飛んでみたいと思っていたのだ。クリスハルトも私と同じ気持ちの様だ。しかしクリスハルトは赤子のときに空を飛んだことがあるのだぞ! 一回も飛んだことがない私が優先されるはずだ!


「一緒に行くなら空を飛べると思うよ」


 驚いた表情でトルク殿が言う。……私もラスカル領に行くぞ! 最後の挨拶をする! トルク殿に宣言して私は段取りを相談する。出来れば三日後以降が望ましいと伝えたら、精霊に都合を聞いてみるそうだ。是非良い返事を期待したい。

 クリスハルトはトルク殿の手を引いて庭の大樹の方に向かった。妻も旅の準備と同行させる者達の人選を考えている。

 私は急いでラスカル領に行く為の準備をする。急ぎの仕事以外は出来る者達に任せて……、クリスハルトにも手伝ってもらおう。


「デックスレム様、フローラ様、是非私を同行させてください」

「私も同行します!」

「同行したいです!」


 部屋で話を聞いていた騎士や使用人達が同行を願う。……やはり皆も空を飛んでみたいのだな。しかし多くは連れて行く事は出来ないぞ。五人くらいかな? 部屋に居た者達は十人だから半分はラスカル領に行けないだろう。今回の同行者の人選はフローラに任せる事にした。


「ではくじ引きをします。騎士は三人、侍女が二人です。同行者はこの部屋に居た者達だけですよ」

「待ってください! 執事は駄目なのですか!」

「使用人は女性だけではなく男性も!」


 部屋に居た者達は騎士が六人、侍女が三人、執事長のスクートとその補佐。執事は二人とも、騎士は三人、侍女は一人だけがラスカル領に行けない。不平を言うが流石に全員は無理だろう。諦めて次回に期待するんだな。


「デックスレム様……」


 執事長が情けない声で私に言う。お前はこの屋敷を取り仕切る役目があるだろう、今回は諦めてもらうぞ。

 こんな情けない顔で落ち込むスクートは初めて見るな。……それとなくトルク殿にまた別の機会に空の旅が出来るかどうか聞くから落ち込むな。私の言葉に「絶対ですよ! お願いします!」と言って普段の表情に戻る。

 空の旅をする為に急いで仕事を消化しよう。大変な数日間になるぞ! 空を飛ぶ夢が叶う数日後に私は期待を膨らませながら仕事に励む。


誤字脱字、文面におかしな所があればアドバイスをお願いします。

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[一言] 第三者の視点からの話の蒸し返が多すぎて本編が全く進んでない。 本編を進めて下さい。
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