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精霊の友として  作者: 北杜
五章 伯爵家騎士編
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14 新しい職場と地獄の訓練

起床の鐘がなり起き上がり背伸びをする。

従者の仕事をボイコットした従者の……誰だっけ?

……ヴォルグ男爵の親族のモスラだったけ?モグリだったけ?

どうでも良いか!

今まではアルさんが起こしに来ていたのだが今日からは従者無しの生活が始まる。

さてと、少し早いが朝食を取るか。

食堂で自分の朝食を用意してテーブルで食べる。

砦の食事は量だけはあるが美味しくない。戦争中の砦の料理だ。仕方がないだろうな。


「おや?今日は一人かい?騎士のくせに従者がいないぞ?」

「従者にも見捨てられたとは可哀そうに」

「仕方があるまい。子供がコネで騎士になったのだから。そんな者に従者が付く訳ない」


もう少し美味いと良いんだけど。昨日の食堂はボリュームがあって美味しかったな。

しかし五月蠅いな。オレを嫌っている騎士達だ。ブレインさんや王都の出身の貴族達がオレで遊んでいる。

ここ最近はおとなしかったのに、ヴィッツさん達が砦から出たから、またちょっかいを出してきたのか。


「従者にも嫌われた哀れな子供に私が手を貸してやろう」

「おや、何をされるのですか?」

「なに洗濯の手伝いだよ」


……いきなり水をかけようとするので席から移動して水を避けた。運悪く後ろの人に水がかかる。


「いきなり水をかけるとはどういう了見だ?」


顔なじみの騎士に水をかけ、ブレインさん達を睨みつける。

この人って古参の騎士で厳しい人なんだよね。顔がゴツイし、睨まれたら凄く怖い。

そんな人の近くでオレは食事を取っていたなんて知らなかった。どうりで周りに誰も居なかった訳だ。


「私ではありません。そこの子供が水をかけたのです!」

「そうです!私達が見ていました」


……オレに擦り付けるって難しくない?本人がオレの後ろで話を聞いているんだよ。


「お前達の話を聞いていたが洗濯する為に水をかけたのだろう。お前が持っているコップはなんだ?」


睨まれて逃げ腰になる騎士達。


「オレも洗濯を手伝ってやろうか?」

「そういえば用事があったのだ!失礼する!」

「私も用事が!」

「私も!」

「後片付けは従者にさせるので失礼」


逃げ足は速いな。残っているのは騎士達の従者がいるだけだ。

従者達も逃げようと思っているのか「あ、あの」と声を出そうとすると古参の騎士に睨まれた。


「お前達は後片付けの後はこの食堂を綺麗に掃除しろ!お前達の顔は覚えたからな、夕食後に確認に来るからそれまで掃除をしておけ!」


怒鳴って従者達に掃除を命じる。夕食後って半日も掃除をさせるのか。


「さてと、トルクにも罰を与えるか」


オレは避けただけだよ。罰ってなんだ?


「お主が従者から逃げられたと聞いたが、どういう意味だ?」


……その事なら簡単に説明をした。

今までの従者のアルさんが王都に戻ったから、新しい従者を手配されたけど挨拶もなく、昨日から来ていない事を話す。


「馬鹿馬鹿しい、従者が仕事を放棄し、王都の騎士共が子供に威張るとは」


オレもそう思うよ。でも世の中には身分とか地位とかあるからね。オレって子供だからしかたないよ。


「馬鹿者!お主がそのような考えだから馬鹿にされるのだ!お前はワシと同じ騎士だ!お前を馬鹿にされると言う事はワシら騎士を馬鹿にしている事になる!地位や身分など関係ない!お前自身が騎士としての周りに認めさせなければならん!よいか!そもそも騎士とは……」


説教された。何故にして?


「騒がしいな。いったい何をしている!」


アーノルド様が食堂に来て事情を話す。


「なるほど。今まではヴィッツがいたが奴もアイローン砦に行ったからな。騎士としての教育か……。ムレオンよ、お主がするか?」

「よろしいので?」

「ついでに従者の扱い方を教えておくがよい」


なんか勝手に決まっていく。どうして?


「ではトルクはワシの副官として仕事をさせます」

「頼んだぞ」


……頼んだぞって、オレの意思は?下っ端の騎士にはそんなモノ無いよね。

ムレオンさんの下に付くのか。

この人って最前線の城壁で指揮をしている砦でも上位の騎士ですごく偉いんだよね。そんな騎士の副官なんて。


「では騎士トルクよ。今からワシの執務室に行くぞ!仕事を手伝ってもらう!」


午前中は病院で治療を……。


「問題ない。重体患者はおらん。お前が回復し終わった。他の軽傷者は医師に任せればよい!」


他の人から同情されつつオレは食堂を後にした。




「さて、ワシの仕事を手伝ってもらおう」


……なになに。砦の物資の書類だな。何か足りないかを部下からの書類で判断するんだな。

このくらいの書類なら男爵家でもやってきたから問題ない。

あらら、この書類は不備があるな。計算が違う。これも計算ミスだな。こっちは書類の書き方が違っているから再提出。


「……お主はその年で事務仕事が得意なのか?」


レオナルド様の下で働いていたからある程度はできますよ。


「ウィール男爵家のレオナルドか。懐かしいな。奴も砦でワシの下で働いておったのだ。王都の学校を出てこの砦で従者となり、騎士となった。奴は上級騎士になる為に勉強をしていたが身分が足りず、砦に来たのだったな。奴も事務仕事が得意で剣の扱いも上手かった。奴が上級騎士になって王都にいたのなら今のバルム砦はこんなではなかっただろうに」


……回想シーンなのか?一人で考えているぞ?


「現在のバルム砦は人手が足りぬ。騎士トルクのおかげで死亡者や重傷者が激減したが人材が足りぬ。魔法を使える者がもう少し増えたら良いのだが……。昔は騎士も魔法使いも多く帝国など簡単に撃退できたのに、今は撃退するのが精一杯の状況だ。王都にいるバルム砦を支持する者達ももう少し頑張ってもらいたいものだが……。騎士トルクも知っておるだろう。王国の派閥関係は?」

「確か、戦争派と中立派と和平派ですよね。サムデイル様やクレイン様は中立派で、王国では戦争派が大多数を占めている」

「その通りだ。そして戦争派にも派閥があってな。アイローン砦派・バルム砦派、他にもあるがこの二つが大きいな。どちらの砦を優先するかの派閥だな。昔はそんな事はなかったのだが数年前からアイローン砦の派閥が拡大してこちらの砦を支持する者達が少なくなった。アイローン領は下がり気味の領地なのに」


……オレの父親の領地だ。少し情報が欲しい。


「アイローン領の事を少し聞きたいのですが、どうして下がり気味なのでしょうか?」

「ふむ、昔あの領地には水の聖女のおかげで水害が減り、治安も良かったそうだ。しかし水の聖女が亡くなり、次代の聖女は水害を治めきれずに領地に多大な被害を与えてしまった。アイローン領は王都の上流にあり王都周辺にも水害の被害が出たそうだ。その結果、次代の聖女は名前を剥奪されアイローン領地も不作になり、周りの者達の悪事が明るみに出てアイローン伯爵は苦しい立場にある。そして起死回生の策が今回の第二王子がアイローン砦に出兵して手柄を立てさせて名誉回復を図るそうだ」


……なるほど。母親を捨てた報いだ。せいぜい苦しめ!

それから妹は大丈夫なのか?サムデイル様から母親にだけ話しているらしいからオレも詳しい事は知らないんだよね。


「あれだけ人材を集めて負けたら馬鹿者か、それとも帝国が一枚も二枚も上なのだろう」

「私達に出来るのはこの砦を帝国から守る事だけですね」

「その通りだ!騎士トルク。お前のおかげで戦死者が減って楽になった。砦の城壁で怪我人を回復している子供がいると聞いて見に行ったときは驚いたぞ!大盾で守りを固めてその場で怪我人を癒す。怪我人は再度、戦場に戻り敵を叩く。あの時は敵も驚いただろう。なんせ敵の数が一向に減らないのだ。敵からしたら脅威だっただろう」


何百人も治療したからな。敵も味方も驚いただろう。その後は数十人しか治療できなかったけど。

どうして何百人もの怪我人に回復魔法が使えたのか分からない。

考えた仮説は今までの魔力を貯めていた分で魔法を使ったからなのではないかと思っている。

砦に来るまで魔法をほとんど使っていなかった。数日分の魔力が体に溜まっていた。そして数百人に回復魔法を使って貯めていた魔力を使い切ってしまい、今では毎日魔法を使っているから魔力が溜まらず十人くらいしか回復魔法が使えない、という仮説だ。

魔法が使える者に聞いてみたが魔力を貯めることなど出来ないと言われた。

……なら他に何かあるのだろうか?考えているが答えは出ない。母親にも手紙で聞いてみたが分からないそうだ。

王都に行ったら魔法が使える人達に相談してみるか。


「そろそろ昼食の鐘がなるな。昼食を取って訓練をするか」


オレも参加するのですね。


「トルクの教育も兼ねているからな。あとお前の従者と他の従者も訓練するぞ!馬鹿な考えなど出来ないようにしてやる!」


可哀相な従者達だ。ムレオンさんに目を付けられるなんて。

……オレもだけど。




訓練場に、騎士と上級兵が訓練する訓練場に従者達が集まる。

集まった人数は数十人いる。


「……ふむ、全員集まっていないようだが仕方がない。お前達に従者の心得を教えてやる。嬉しいだろう!まずは来ていない従者の分まで腕立て伏せでもしてもらおうか。……なに?仕事だと?安心しろ?お前達が仕えている者達にはワシが言っておく。仕事は夜でも出来るからな。さあ始めろ。お前達も嬉しいだろう!この訓練場は騎士と上級兵のみが訓練できる場所だ。お前達従者がこの訓練場で体を鍛えるなんてそうそう出来る事ではない。……どうした?もう出来ないのか?何?体が動かない?お前よりも年下の騎士トルクはまだやっているぞ!ふざけた事を言うな!出来ないなら出来るようにしてやろう。なに叩けば出来るようになる。……そろそろ腕立てにも飽きただろう。今度は走ろうか?安心しろ、今度はワシも走ってやる。ワシが後ろから追いかけてやるから一生懸命走るように。ワシよりも遅い奴は後ろから蹴り倒すから頑張って走れ!」


……地獄の特訓の開始でした。

周りの騎士や上級兵が見ている中、オレは従者に交じってしごかれる。ムレオンさん地獄の訓練は数年に一回あるらしく連帯責任の重さをみんなに教える為に地獄の訓練を課すらしい。

持久力がない従者達が倒れて起き上がれない。一周したムレオンさんに踏まれて起き上がった従者を再度走らせる。

全員が倒されて走るのは終了した。オレも後ろから倒されて終了。


「さあ次は模擬戦でもするか!……なに?休ませろ?では模擬戦で勝ったら休ませてやろう?勝ち抜き戦でワシか騎士トルクに勝ったら休んでも良いぞ!待っている時間は腕立てでもして待ってろ!騎士トルクは負ける事はしないように!……なんだ?お前たちなにをしている?父親に言う?言ってどうする?……辞めさせる?騎士を辞めさせるのか?では辞めさせられるまでお主を鍛えてやろう。ワシの従者になるか?安心しろ今日は初日だから軽かったが明日からは厳しくいくぞ!ではワシの従者と交代するか。お前が仕えている騎士の名前は誰だ?……あいつか」


訓練場にいた騎士に向かい少し話して騎士と一緒に戻った。


「お前達!こやつも訓練に参加する!嬉しいだろう!さて、模擬戦をするぞ!安心しろ!騎士トルクの回復魔法があるから多少の怪我など問題ない。死んでも戦死扱いだ。貴族の誉れだろう。喜べ!」


どのくらい模擬戦をしたのか……従者は弱かったから負けなかったけど、何十回、何百回も模擬戦をして体力が……。

夕食の鐘がなっても模擬戦するし、周りが暗くなっても終わらない。


「夜襲の場合は月の明かりで戦闘する。お前達も経験できて良かったな!」


本当に夜まで訓練するとは思わなかった。途中で騎士や上級兵、オレの部隊の者達を巻き込んで訓練して従者は全員倒れている。オレも倒れたかったがムレオンさんに叩き起こされてフラフラの状態で立っている。


「明日も訓練をするぞ!従者の者達は全員揃うまでは続けるからな。逃げ出す者、参加しない者がいたらその分、訓練がきつくなるから全員参加させるように!では解散!」


……飯食って体拭いて寝よう。明日の為に体力を回復させないと……。


「おや?参加人数が昨日よりも減ったな。ワシが呼んでくるから準備運動して訓練場の周りを走っておけ!」


次の日の模擬戦場では大多数の騎士や上級兵が参加しているが、従者の数が昨日より減っている。

騎士と上級兵を連れて行くムレオンさん。

少ししたら騎士達と従者達を連れて来た。


「なぜ私が訓練などしなければならん!私が誰か知っているのか!王国貴族の由緒あるグアッ!」

「やかましい!お主はワシが直々に鍛えてやる!全員揃ったところで訓練でも始めるか!逃げ出して参加していない従者がいるが仕方がない。今回は騎士達の協力で全員で訓練をする事になった。従者達も騎士や上級兵に感謝するように!騎士と従者のペアで訓練するぞ!従者が失敗したら主である騎士の責任だ!主として、従者として頑張るように!」


……オレの従者は逃げ延びたのか。凄いな、ある意味感動する。周りから何も言われなかったのか?それを無視して参加しないなんて!


「騎士トルクの従者は逃げたか……。だが心配するな。そいつは訓練に参加するまで宿舎の部屋に入らせないし、食堂で食事を禁止させているから問題ない!……なに?町で食べればよい?その手が有ったか!だが金がいつまでもつか……。貴族だから権力を使ってツケにするか。その可能性もあるな。……その場合は犯罪者として処断するしかあるまい。では訓練を開始するか!今回も連帯責任を教える為全員に訓練を課すぞ!失敗しても大丈夫だ!みんなで責任を取って罰を与えるからな!」


……地獄の訓練が始まる。みんなへとへとのぼろぼろになりながら訓練をこなす。

此処まで過激な訓練は男爵家でもやった事ないぞ!警報の鐘が鳴って敵が襲ってきたらこの砦奪われるんじゃないか?


「こんな訓練など無意味だ!なぜおまえの命令など聞かなければならぬ!」


そう言って王都出身の騎士達が武器を手にしてムレオンさんに向かってくる。一部の従者達も騎士達の後ろから攻めてくるようだ。


「おお!集団戦を始めるのか!良い覚悟だ!トルクよ!集団戦の訓練だぞ」


オレに振るな!相手はお前を狙ってきているんだぞ!なんでケビンさん達がオレの横に立って立ち向かおうとする!


「そらそら!防御が甘いぞ!隣の者と協力せよ!なんだ、その武器の使い方は!従者だからといって敵が手加減すると思っているのか?この戯け!」

……死屍累々。ムレオンさんだけで半分以上を戦闘不能にしたよ。


「ムレオン、相変わらずだな」


「おお、丁度良い所に。アーノルド様も参加しますか?集団戦が終わったので今度は個人戦を開始しようと考えていたのです」


アーノルド様、そろそろ訓練を止めさせてくれ。子供には苛烈な訓練です。大人でもキツイと思うよ。


「帝国の相手もしないといけないからな。訓練はほどほどにな」

「まだ訓練は出来ますぞ!先程準備運動が終わったので。お前達、アーノルド様がお見えだぞ!整列!…………遅い!そんな遅い動作で王国騎士が務まるか!全員腕立て伏せだ!」

「相変わらずの厳しさだ。今後も砦の者達の教官でもするか?」

「私は教えるのが苦手ですから。それよりも敵を屠る事が性に合っています。そこの従者!遅れているぞ!罰として全員追加!」

「しかし、帝国が襲ってきたらこの砦は落ちるかもな……」

「見張りの報告と、私の経験から二日間は大丈夫でしょう。今日で合同訓練は終わりにします。こら!誰が休んで良いと言った!次は起きて走るぞ!時間内に砦を走り終えた者は休憩していいぞ!」

「そうか……、三日目から帝国が動く可能性があるか……」

「少ない人員で前の大規模戦が起きたら苦労するでしょう。騎士トルクの回復魔法の力が必要です。よし!時間内に走り終えた!お前達は休憩してよい!そして時間内に走り切れないかった奴は罰として走り続けろ!トロトロ走る奴は連帯責任で追加させるからな!」

「そういえばトルクの従者はどうしたのだ?そいつが原因なのだろう?」

「そやつは町に逃げたようですな。トルクには他の従者を与えましょう。なにトロトロ走っている!五周追加だ!」

「たしかヴォルグ男爵家の子供だったな。何かしらの罰を受けさせるか」

「それなら私の従者にしましょう。次の従者は騎士トルクの従者をさせるので。我儘な子供を真面目に調教、いや教育するのは楽しいですから」

「……ほどほどにな」

「ありがとうございます。よし!今日の訓練はこれで終わりとする。今回の訓練はヴォルグ家のモリス従者の任務放棄が元で訓練を課した!モリスの行動を見逃した他の従者、主である騎士達の責任だ。騎士として、従者として仕事を無責任に放棄する事は許される事ではない!この砦は皆が責任をもって仕事に当たっているのだ!一人の無責任な行動で全員が迷惑を被る事をお前達は理解したはずだ!今度は全員が一人の無責任な行動を止めるのだ!分かったな!……返事が小さいな。訓練が足りなかったか?よし!大きな声で返事する事は良い事だ。よし解散!」


……疲れ切って飯食って着替えて体拭いて寝た。


誤字脱字、文面におかしな所があればアドバイスをお願いします。

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