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おてんばプリンセスと小さなナイト
パタパタと足音を鳴らせ追いかけっこをしている二人組をポツンとひとり見守りながら小さな女の子はそれまたポツンとつぶやいた。
「わたし、世界を見てまわりたいの」
小さく、まだ10歳も満たない女の子だが自分の立場がどれほどのものなのかはしっかりと理解している。それほどまでに他者とは違う特別な女の子。その女の子のつぶやきに二人組の男の子は走るのをやめた。
「一国のお姫さまが何寝ぼけたこと言ってんだよ。王族がのんきに観光出来るほど他所の街は安全じゃないぞ」
「そうだよ、いくらおてんば娘でも遊びにでるのはここまでぐらいにしておきなって」




