第2話
私は車の助手席に乗せてもらい、ワールドゲート管理局の本拠地にまで連れて行って貰うことになった。
「……あの」
私はフードを被った男性に話しかけようとする。
「ああごめん、名乗るのが遅れたね。俺はワールド管理局のクン・グレイス、よろしくね。」
そういってフードを取り…、。白に近い青髪の整った男性が出てきた。
「よろしくお願いします…ところでスカウトって…?」
「あはは、スカウトは建前だよ。」
「え?」
「君を拉致しに来た。まあスカウトなのは間違いないけど強制スカウトってやつ?」
私はそれを聞きシートベルトを外し急いで助手席から降りようとする。
「無駄だよ。」
「ッッ !?」
お腹に痛みが走る。
痛みが走った先を見ると鎖のようなものでお腹が固定されていた。
その鎖はみるみるうちに手足や首にも伸び助手席に完全に私を縛り付けてしまった。
私は初めてした体験に震えが止まらない。
鎖がひとりでに動き出すという…。
「ごめん、ちょっとキツかったかな。」
そう男性が言うと、鎖が徐々に弱まっていくのが感じた。
「……」
私はあまりの衝撃に言葉が出ない。
「手荒な真似をしてごめんね。俺達はどうしても君を逃す訳にはいかないんだ。」
「…なんでですか?」
「まあ詳しくは着いた先で話すよ。一応これでも政府の機関だから安心して欲しいな。」
「……」
こんな鎖で縛り付けた状態で安心してなんて言わないで欲しいと私は思ったが身動きが取れないため黙る事にした。




