第1話
この世界にはワールドゲートというものがある。無数にありそのゲートは他の国へと繋がっている。
義務教育で習う話だ。
普段は政府によって封鎖されていて厳重に施錠されている_________.
これはこの話の主人公、エルサ・スカーレットの話。
━━━━━━━━━━━━━━━
「…え、エルサ!」
誰かの声が聞こえる。
「ねえ!エルサ!」
「ん…、どうしたのサヤ」
「ねえエルサは進路決まった?」
私の友人、サヤ・ホワイトは進路希望調査の紙をぺらぺらと揺らしながら私に聞いてくる。
「…進路?まだ悩んでるんだよねえ。」
「エルサは頭良いんだから大学行けばいいのに、なんでそんな悩んでるの?金銭面?」
「ううん、金銭面もあるんだけどどっちかっていうと私自身の意志?っていうかなんか本当に私は大学に行くべきなのかな…的な?」
「なにそれ!大学行けば大体のところ就職出来るのに、私は頭悪いから大学行かずに就職かなあ…。あれなろうかな、あれ!」
「あれ?」
「ワールドゲート管理職!」
ワールドゲート管理職、言葉の通りワールドゲートを管理する仕事だ。
「やめときなよ!政府の機関なのに黒い布で覆われたみたいに何やってるかわかんないとこでしょ?給料は抜群に高いみたいだけど…」
「しかも入るために厳しい試験もあるみたいだしね、うえぇ、試験とか考えるだけで頭痛い…。」
「あはは、サヤは万年赤点だもんね…。」
サヤは頭を抱えている。
「あ、私もう行かなきゃ。」
「あ、エルサもうバイトの時間?」
「そう、帰るね。」
「いつもマジで偉いよねエルサは…。」
「ありがと、じゃ。」
私は足速に教室から出てバイト先のラーメン屋へと向かう。
━━━━━━━━━━━━━━━
「ふぅ…疲れた。」
夜遅くにバイトが終わり、バイト先のドアを開く。
その瞬間…
「貴方、エルサ・スカーレットさんですか?」
黒い長いジャケットにフードを被った男が声をかけてきた…。
「そうですけど…なんですか?」
私は不審者かと焦り足を1歩ずつ後ろに下げる。
「そんなに警戒しないでください、私はワールドゲート管理局の者です。貴方をスカウトしに来ました。」
「……え?」




