はやくにんげんになりたい
未だ人間ではないのでしょうね
半世紀を経ても
できないことばかり
ときがすぎても
しらないことばかり
ひびをすごしても
このよへと
うまれおとされて
よろこびと
くるしさをしって
いくとせをかさねても
まだいたらぬことばかり
ほんとうにうまれておえるまで
ひとであったと
みたされてゆくのだろうか
ゆけるのだろうか
うれしかったと
たのしかったと
かなしかったと
くるしかったと
それでも
ひとでよかったと
ひとを愛することができたと
ひとになれた歓びに
こころ温めることができるのだろうか
ひとはまず
人として生まれてはこない
ひとはまなび人になる
生まれるのではなく
学び教わって人として生を受ける
そうやって人に生るのだ
みずからのためばかりでなく
ひとのためばかりでもなく
ひととせかいとつながりあい
よろこびのわをひろげるように
だんだんと日のくれる
この坂道をくだりながら
いつか道のいただきを
一目みることをのぞみつつ
とぼとぼとした歩み
わずか重ねつつもすすむ
いつかのひかり
てのなかの温かさをおもい
あの日のこころ
ひめるものをにぎりしめる
まだいたらぬひとである身で
未だ至らぬ人の世をいきる
いたらぬ人の治る世界のなかで
人として想いゆけることをのぞみつつ
蒼空を見上げる
ああ
きょうもよい日であったと
そうおえられることを
せかいをおもう
そしてひとを
あすも良い日でありますように
そのおとずれを想う
よくわからない、まとまらない言葉で申しわけありません。
世の中の出来事を観ながら、なんとなく出てきたことです。
世界が進歩して、上へと向かうようにも見せているなかで、
傾きつついる自分の視点のせいなのか、
倒れかけた世界が、下り坂へと急速に向かっているようにも感じたりしております。
多分、いろいろとできそこなった自分自身の問題でしょう(笑)
はやくにんげんになりたいものです
いや
そう思える人になろう