表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/10

1-04罠にかかった君にキスをする

「遅くなっちゃったね、母さん」

「そうねぇ」


「でも英語の成績が上がってるから、目標の大学の合格圏内だって、これで鈴と同じ大学に行けるよ!!」

「………………裕介は、鈴くんのことが好きなの?」


「好きだよ、今更どうして? 鈴のことは前からずっと好きだよ、だから大学でも一緒の部屋にしたいんだ」

「………………この前ね、ちょっと鈴くんとお話したからよ」


 今日は三者面談があって僕は英語の成績が上がっているから、目標の大学もこれなら合格できるだろうと言われた。天才である僕の親友の鈴が合格するのは当たり前だから、これで大学でも鈴と一緒にいられるわけだ。鈴はずっと前からとても大事な僕の親友だ、ちょっとエッチなこともするくらいの親友だ。だから僕は三者面談の結果を鈴にも伝えたくて、母親の許可を貰って僕は明日は休みだし、今夜は僕は鈴の家に泊まることにした。


「こんばんは、お邪魔しまーす」

「おう裕介、もう夕食ができてるぞ」


「あははっ、お腹ぺこぺこ、鈴。三者面談の結果、鈴と同じ大学を狙っていいってさ!!」

「そうか、良かった。でも油断せずに勉強しろよ」


「分かってるよ、僕は鈴みたいな天才じゃないからね」

「裕介と同じ大学に通えたら、俺はすごく嬉しいぜ」


 僕は三者面談の結果を鈴に伝えてホッとした、そう言えばもう一つ鈴に伝えなければならないことがあった。一週間前、僕と鈴はいつものエッチな遊びで、セックスまでしてしまった。それで僕は親友とセックスをしていいものか悩んでいた、でも考えてみればそんなことを禁止する法律はない、誰も傷つける行為ではないから親友とセックスしてもいいという結論を僕は出した。


「そういえば鈴、いつもの遊びにセックスを取り入れるかどうかだけどさ」

「まさか駄目とかいうなよ、こっちはお前に一週間も拒否られてたまってる」


「ううん、別に良いんじゃないかって、法律で禁止されていないし、男同士なら子どもができる心配も無いでしょ」

「うん、実に裕介らしい結論だ。多分、そう言ってくると思ってた」


「一週間もたまってるって、彼女候補を抱いておけば良かったのに」

「もうすぐ大学に行くわけだろ、だから彼女候補も片付けはじめてるんだ」


 僕は鈴が一週間もエッチなことができなくてたまってる、という言葉に首を傾げた。確かに僕たちはもうすぐ大学へ行くのだ、人間関係の整理をしておくべきだった。とは言っても僕には鈴以外親しい友人がほとんどいなかった、彼女に至ってはモテない僕には存在すらしなかった。友達や彼女候補が多い鈴は大変だなぁと僕は思っていた、その点は僕なんて人間関係の悩みは全く無かった。


「ごちそうさまでした、美味しかったよ。鈴」

「まぁな、俺が作ったものだからな」


「鈴はなんでもできるね、僕も大学に行って一緒に住むようになったら、料理とかできるように頑張る」

「いいんだよ、裕介は何もできなくて。俺が家事は全部やってやる」


「そんなの鈴に悪いよ、大学に行って一緒に住むなら、家事も家賃も折半だよ」

「だからいいんだよ、俺がそうしたいんだから」


 僕は一緒に住むのなら家事も家賃も折半すべきだと考えていた、でも鈴は僕と違って家事は鈴がするものだと言った。確かに実家暮らしのおかげで、僕は家事が苦手だった。でも一緒に暮らすのなら鈴に頼りきりなのは気が引けた、それで僕は鈴に家事以外で僕にできることはあるかと聞いた。すると鈴はニヤリと笑って、食器を洗い終えたあとに、コンドームを持ってきた。


「一週間分たまってんだよ、しっかり相手しやがれ」

「そうきたか、僕は鈴の玩具じゃないんだよ」


「おう、大事な親友さ。親友は困ってる俺を見捨てないだろう?」

「確かにね、僕の親友の困っている鈴を見捨てられない」


「それじゃ、さっそくしようぜ」

「うん、鈴のベッドに行こうか」


 鈴のベッドに移動してコンドームをつけて、お互いに性器を手で触ったり、口を使っていかせたり前儀をした。その間ずっと鈴は上機嫌だった、すっごくいやらしく僕の性器をコンドームごしに舐めたりしてくれた。そしてセックスをしようとして僕は気がついた、鈴の下の穴には前儀はいらないのだろうか、そう聞いたらもう鈴がほぐしておいたと言った。


「そう、俺を押し倒して、ローション使って、ケツの穴に入れてみろよ」

「うんっ、うわぁ、最初はキツイけど入り口を通ったら、そのあとは案外楽に入るね」


「ああっ、いいっ!! 裕介のが入ってくるのが凄く気持ち良い!!」

「鈴、全部入ったからそろそろ動くよ」


「あああっ!! ひぁ!! そここすって!! そう裕介、もっと強く!! あああああっ!!」

「鈴の中が締め付けてきて気持ち良い!! ここ? 鈴の弱いところはここだね!!」


 僕は鈴をベッドに押し倒してローションを使い、性器を鈴のお尻に挿入して激しく動いた、鈴の性感帯も見つけて鈴が気持ちよくなるように腰を振った。鈴はまた前にさわらなくてもいっていた、鈴から僕は抱き着かれて鈴がいくときには背中に爪を立てられた。ちょっと痛かったがそれだけ鈴が感じてるっていうことで、気にせず僕は自分がいくまで腰を振った。


「はぁ、はぁ、はぁ、裕介。コンドーム取り替えてまた入れろよ」

「一回じゃ収まらない?」


「一週間分だぞ、まだ足りねぇ」

「それじゃ、今度はバックでやってみようよ」


「おう、それもまた良さそうだな」

「それじゃ、鈴。前を向いて、お尻をこっちに突き出して、ゆっくり入れるよ」


 そうして今度は鈴の背中側から性器を挿入して僕は腰をふってみた、鈴はまた凄く興奮していて前にさわらなくてもいっていた。一週間前した時と同じで僕が一回いく間に鈴は三回はいっていた。裕介、裕介としきりに僕の名前を呼ぶので、鈴の耳元で僕は大丈夫ここにいるよと囁いた。そうして僕がまたいって性器を抜いたら、鈴はゆっくり振り返って僕に抱き着いてきた。それだけなら良かったのだが、鈴は僕にすっごくエロいディープキスをした。


「ああ!? 僕のファーストキス!?」

「なんだ、ディープキスは初めてか?」


「キス自体が初めてだよ、もう僕のファーストキスを返して!!」

「えっ、お前のファーストキスは、幼稚園の頃に俺がもらったぜ」


「ええ!? 嘘!?」

「裕介くんちゅーって、覚えてないのか?」


 鈴に言われて僕は突然思い出した、鈴が幼稚園の女の子にモテて、あちこちでちゅーして回っていた頃の話だ。鈴はその一番はじめに僕にちゅーしたんだった、鈴は裕介が一番だから最初になと言いながら、僕に抵抗する隙を与えずに素早くファーストキスを奪ったのだ。僕はそれに怒って鈴と口喧嘩したんだった、そんな可愛い思い出の全てを僕は思い出した。


「思い出した、あの時も鈴は僕の許可なくキスしたんだった」

「そうそう、それで口喧嘩になったよな」


「でももう幼稚園から帰る頃には僕は忘れてた」

「ファーストキスの相手に失礼な奴だな」


「だって幼稚園児だよ、三歩あるけばもう忘れるって」

「あーあ、裕介の薄情者。俺もファーストキスだったのに」


 その後、すねてしまった鈴を宥めるのは大変だった、僕はまた鈴を押し倒して抱くことになった。鈴は乳首にさわってくれとか、後ろと一緒に前もさわって気持ち良くしてくれとか、いろんな性感帯の刺激の仕方を僕に覚えろと言った。そうして僕が三回目にいく頃には、鈴は疲れてぐったりしていた。あんなにすねていたのに最後には、鈴は上機嫌でとても嬉しそうだった。


「裕介の初めては全部、俺がもらってやる」


 僕も刺激的なセックスを三回して疲れていた、ローションや鈴の精液が体についていたのでお風呂を借りることにした、だから鈴が言っていることにも気がつかなかった。お風呂でいろいろついていたものを洗いながしてさっぱりした、鈴も次にお風呂に入っていた。そうして僕たちはそれぞれの布団で眠ったのだが、いつの間にか鈴が僕の布団に入ってきていた、これもよくあることだったので僕は気にせずにまた眠ることした。


「俺の裕介、もう絶対に逃がさない。裕介は俺だけのものだ」

お読みいただき、ありがとうございました!!


最近の作者の制作意欲は、読者である皆さまにかかっています!!


ブクマ、評価、いいねをよろしくお願いいたします!!


★★★★★にしてくださると作者は泣いて喜びます!!


どうか、どうか、よろしくお願いいたします!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ