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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

キャラクター外伝#5 -黒海_重複投稿

作者: ナメクジ

もっと多くの方々が近づきやすい『フラットフォーム』でも活動を並行していきたいと思い、無理を承知の上で小説家になろうとの並行を決めました。 約束は必ず守るので見守ってもらえると嬉しいです。

「黒い大聖堂が壊れていく姿を見つめていた。」

どんどんなくなっていく足場から逃げ飛び出した

そこは底のない泥の海であった。



真っ黒い泥にとした星人(オリジン)の残骸

輝きを忘れたまま、自分という潜在力(ポテンシャル)を全て

閉ざされた操り人形に落ちてしまった。



王冠を簒奪され、彼女の駒になってから、

見えるものも聞こえるのも以前と変わらなかったが、

内側では到底破れない卵の中に閉じ込められてしまったような

もどかしさが、首を締め付けていた。



自分が誰だったかさえ無感覚になるほど

漆黒の臓器()にかぶせられていた頃、

とても久しぶりに地面を踏んだ。



そこは とても小さな星だったが、

どこか見覚えがあるにもかかわらず、

バグが掛かったように激しく襲ってくる裂け頭痛に

言葉を失って大声を出して暴れた。



しばらくそのように暴れ回っていたが、

苦痛に慣れた頃、自ら歩いてきただけで別れの多くの

生命に大きな被害を与えていることが分かった。



自らの痛みに自らを持て余っていることに気づきつつ、

「己から逃げるな」と言う一針のような胸を貫く剣撃に

黒い霧のかかった川沿いで、いくつかの記憶の片鱗(へんりん)が思い浮かんだ。



それは遥かに下等で微弱な生命(人間)が振り回した人知の結晶体《剣》

燦爛たる黄金の閃光の剣(星骨剣)に〔カルメン〕は満ちる

記憶と罪悪感に 目眩を感じ不安定なっていく自分を制御できず

その場から逃げだした。



「私...は一...体 にを たー、こ...は、彼奴...星ー。」

ようやく安静にしている彼女は,まだ不安定な姿を見せ,

〔ソレア〕の名前を取り戻した。意識を取り戻した

〔カルメン〕は長い間含んでいた瘴気に取り散らかれた

記憶を取り戻そうとした。



彼女自身の内側はとても暗い夜道で、あちこちに灯火(記憶)

置かれてはいるものの、その光に沿って歩いていると

いつの間にか灯りの光は消え、手足から食い込んできた

鎖に全身を引きちぎられ、意識が散乱してしまった。



「私...の 願望...は...。」

僅かな精神の欠片がわずかに崩れ 組み立てられることを

繰り返し見つかった己の缺點、瘴気() に汚染されていた

〔カルメン〕は自分の穢れた魔力をありのまま吐き散らした。



泥がどんどん下がって行き僅かな光かりに映る空間が見えた。

あっちこちのびているつると雜草でほとんどが廃墟のように見える

どこかの聖堂だった。光が入ってくる窓から流れてくる

川と下流はは水ではない泥に満ち溢れていた。



目が覚て ぼんやりとした内側の景色を後にした彼女の前に

全ての〔怪異〕が頭を下げていた。〔カルメン〕自身が寝込んでいた時行き

場を忘れただ溢れ回った膨大な魔力は周りの環境に影響を与えていた。

さらに暴れた感情()は上位個体の〔怪異〕を生み出すことに一助した。



〔怪異〕の王として仕え、貸館を行ったカルメンから感じられる各外れの圧倒感。

計り知れない魔力と端雅ながら交差する銀河を抱く

宇宙空間のような美しい姿は正に〔怪異〕になり果てた星人であった。



「ここに王として告げよう、()はあの都市社会の間抜けどもを

踏み潰して我らの価値を証明する一階段にしようじゃないか!!!」

追從者を扇動する上品なカリスマこれこそリーダーにふさがしい

品位は百鬼夜行(黒夜)の狼煙となった。



rb:憎いやつ(〚ソレア〛)の欠片を一番濃く受け繋いだ天才である子を見た。

完全無欠な絶望を与えるために大事に守っていた全てを

塵として消すまで徹底的に踏みにじんだ。



〔カルメン〕に意味があってからこその行う物はいなかった。

あったとしても今のまだ泥挟まれている

彼女には物事すべてが無意味感じていくだけだった。

(〚ソレア〛)もその一部になって行く最中だった。



いくら落としても刃向かってくるその忌々しい瞳は

固い野良薊を思い出させた。〔カルメン〕にとって瞬きのような

時間がたった。痛みを乗り越え己の才能の最盛期に至り

数多の知恵を得た彼と再会した。



自分の過去の記憶以上に格の上がった悟の中のソレアを見て、

カルメンは刺激を受けた。 聖堂はまだ半分泥まみれになっていたが,

次第に建物全体の姿を見ることができた. 〔怪異〕として、王として、

聖人として再び激動の過程を経たカルメンは、

自分の黒い神殿から彼らを見下ろしていた。



「ほお、自分の役割に覚醒したか。ま、いい。

確かにあの時はつまらなかった。余を見て

頭を下げなかった無礼を許してやろ。どれ、楽しませてみろ。」

片手に持っていた研究員を投げる同時に手で線を引いて

一人の生命を粉々にまき散らした。



【バキッ】一瞬、0.1秒の音速で〔黒の王〕に怒ったアメリアが

投げた拳が彼女の顔面に触れて潜り込んでいた。

音速を超えた証券とそれに載せられた〔ウロボロス〕が生み出す

衝撃波(ショックウェーブ)で界隈がめちゃくちゃに壊れた。



衝撃波で一帯がほこりで覆われると、3人はそれぞれの位置に

ついて〔カルメン〕の動きに対応した連携攻撃を行った。

弱点は相手を間違えたこと以外は立派な連係だった。



どんどん単調になる攻撃に興味を失い始めたカルメンは動き出した。

「もう底は見えたか。ならよい先ずは茨のガキ」

手足を結んでくる薔薇の花(とげの茎)を地面から引っ張った。

遠くから〔ロセアイ〕で戦っていたノアにちかずいていた。



刹那の瞬間、顔面がつぶれた拳は久しぶりに感じた感覚だった。

その奥までぴりっと響く戦慄に〔黒い王〕は目が眩んだ。

「いい、殺意だ女。やる気はこれくらいにならなきゃさすがに興が覚める。」

全力のアメリアの一撃をくらった〔カルメン〕は

ほこりをほこりを払い落としながら立ち上がった。



「さすが〔怪異〕の王様って訳かあれで何ともないとはな。」

「余を〔怪異〕と語るか、それも違っくはない。今は期限が良い少し話そうか。」

張り裂けそうな耳鳴りと緊張感漂う瞬間いつでも起こり得る戦闘に、

悟たちは構え取った。優れた殺し屋のように一瞬カルメンは闇に同化して

姿を消しいつの間にか若き魔術使いたちの背後に立っていた。



〔カルメン〕の歩きに合わせて少しずつ周りの景色が変わって行った。

真ん中に玉座のある黒い大聖堂に王は3にんも客を招いた。

招待されたそこは〔カルメン〕の内側を再現した【[[rb:数多に交差する銀河(スターダイオプサイド)

完全体大聖堂が放つ威壓感に押されいる中、悟の目が光り始めた。



「その輝小僧じゃないな、貴様。」

カルメンが漆黒の大釜をさとるに振るいながら脅した。

「さあぁ、どうかな――。今の僕が誰だろうとやるべきことは変わらないからな。」

カルメンの工房に対し悟はなぜかここの影響で強化された

〔アバロン〕で同じく工房を展開した。



どっ黒いの大釜の刃が襲ってくるたび花たちがちって作られた

槍との攻防戦が続いた。どっちも触れただけでしまいの全力の殴り合い、

その瞬間、盛り上がる流れは急に途絶えた。



工房内に入ってからずっと気を失っていたアメリアとノアが悟が予想したより

早く起きてしまって気が緩んだ一瞬をこの黒い〔怪異〕は見逃ず

動いを誤魔化してやく1秒の認知の時間悟の意識を逆方向に向かわせノアに近づいた。



【ザアァッ――】聞くだけで鳥肌が立つ音に振り向いた悟の目に

映ったのは粉々に切られて体の半身がこっぱみじんになったノアの姿だった。

目の前受け入れにくくて溢れ出す情報たちに思考が止まり

戦闘意思を失ってしまった悟とアメリアを見てカルメンは

「貴様らはよく争った。これは余から与える大サービスだと

思え次はもっとたのしませてくれよ。」



「大サービス?じゃこれは僕からの特大サプライズだ...カルメン!」

工房を開いていた空間に残塁した魔力がすべて悟の手元に

集え〔黒の王〕を切る一撃を生み出した。斬撃は〔怪異〕に届き

斬撃は〔怪異〕に届きそれを十分切り捨てる威力であった。



その斬撃自体はカルメンの本質に触れていなかった。

悟たちが使うエゴのように彼女の己を仕える高位の

〔怪異〕をエゴとして己の武具のように使っていた。



鎧だけ切ったことを手応えで分かった悟は再び〔カルメン〕と

一騎打ちのために遠く吹き飛んだあれについていきゆるしのも感情もない

無慈悲な連撃を持って開けた平地に誘導した。



「おおっと、いきなりここまで変わるとは期待しなかったが。

でもこれは悪くない。まだ全力ってわけじゃないだろう。

もっとだ、もつと見せてみろ。」

血まみれなった顔でにいっっと笑うその黒い人外の物姿は文字通り

漆黒の王冠(黒の王)としか言い切れなかった。



「ああ、はなからそのつもりさ」

【ハッ】互いの胴体から暴れる魔力交差する一点先を読めた悟がこく自然に

躱しながら打ち上げ落とした星の熱を含んでいた七つの槍たちが〔カルメン〕の

からだを槍しまくりカルメンを汚していた泥を燃やすための火を付けた。



攻撃に気を取られすぎたせいかそれとも人知を超える景色(叡智)を見すぎたせいか

過負荷かかってしまった悟の肉体は血を吐きながら倒れた。

「ああ、まだ...終...わってない...。」

「おい!早く終わらせろ不愉快だ!」

いつの間にか悟の槍は消え解放されたぐたぐたの〔カルメン〕の前は

倒れた悟を押せて帰ろうとするアメリアが見えた。



「どこえ行けると思うのだ?」

圧制が掛かった言葉ふりに足が動かなかった。

アメリアは蛇を被って命をかけた一撃をを

〔カルメン〕に食らわせ全速で逃げた。



逃げたかれらを追いかけるために地面に埋め込まれた

体を起こそうとするカルメンはいきなり血を吐いた。

「チッ、時間切れか...早く戻らなきゃ...。」

なんて一人言葉を呟きながらカルメンは闇の中に消えた。



[終]

去年11月からpixiv小説で活動始めたナメクジと申します。 以前から小説家になろうで活動することを考えていたのですが、アトリエ環境を見直しながら併行することになりました。




完全に並行が可能に慣れるまでは時間が少しかかると思いますが、多くの方々に私が製作するコンテンツを楽しんでもらいたいと思っております。

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