航空祭の英雄達
2009年…在日米海軍と海上自衛隊により厚木海軍飛行場で航空祭が行われることになった
この航空祭では零戦やP-51、bf109やスピットファイアなど過去に活躍した
各国の飛行機が沢山登場し特に栄エンジンを復元し機体も復元した日本製零戦五二型と
アメリカ軍のP-51マスタング、F6Fヘルキャット、P-38ライトニング
ドイツ軍のFw190、bf109、me262
イギリス軍のスピットファイアやハリケーンなどの飛行可能な機体はそれぞれ編隊を
組むというイベントもある。
ブオオオオオオオ…
零戦、ヘルキャット メザシ(P-38)が編隊を組む、戦時中ならばありえない光景だが
こうした光景を見るのも悪くは無い
続くP-51とme262が並んで飛行する
その後ろを交差する感じでFw190とハリケーンが飛行し最後はbf109とスピットファイアの
模擬空戦が行われる
ブオオオオオオオオ…
どれも第二次世界大戦中の名機であるが観客のほとんどは日本人、それだけに
零戦への期待が高まる
ところが…
零戦パイロット、航空自衛隊よりかりだされた宮藤はとんでもないものを発見する
「なんだあれは!?」
なんとこちらにとんできたのは全翼機だ、しかも痛いことにストパンの絵が描かれている。
オタクがんばったな
どうやら痛戦の祭りじゃないから痛戦じゃない航空機を破壊しにきたらしい
ロシアのmig-15が爆弾でやられた!
「ウラァァァァァ!!!!」
ロシア人は泣いた
飛行している全機は飛行機を守る為念の為装備しておいた武装で勝負を挑んだ
ブオオオオオオ…
「くそっ! 速くて追いつけない!」
「クレイジーだ!!」
レシプロ戦闘機が追いつけない敵…だがこの全翼機に追いつける飛行機が
一機だけここに飛んでいた
キィィィィィイ!!!!!!!!!!!!
「luftwaffeの底力みせてやる!」
me262、ジェット戦闘機だ
時速は870キロ以上の当時としてはかなり高速だ
30粍機関砲を叩き込む
ドドドドドド…
「堅い奴だ!」
「どけ! 俺は対地攻撃用のロケット弾をなんとかあててみせる!」
そういったのはメザシのパイロットだ
「俺はこいつを当てる自身がある!」
ゴオ…
ドオオン!!
見事に命中した だが全翼機は落ちない
「くそ!!」
するとヘルキャットとハリケーン、が全翼機の前へ
「俺らがおとりになる! 皆は敵を集中攻撃しろ!」
まずFw190とbf109が攻撃を加える
「よし煙が出た!」
続いてme262とP-51も攻撃する
「木っ端は飛び散っているが…」
「だがだいぶ壊れてきたぞ!」
トドメをスピットファイアが…と思ったら
「くっそ…こいつは初期型だから武装が貧弱だ!」
「まかせろ! ボロボロの敵は20粍機銃をぶち込めば落ちる!」
零戦の攻撃だ!!!
ドゴオオオオン!!!
ついに…痛戦がないからキレた変人の自作全翼機を撃墜することに成功した
これ以降、厚木の航空祭は人気となった
めでたしめでたし
シメは零戦ですよね。
ご感想お待ちしております。