表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/24

12話

久しぶりの投稿です。遅れて本当にすみません!

しかし、先に謝っておきます。今テスト期間なので投稿できないと思います。すみません!マイペースに投稿するのでよろしくお願いします!



では本編へ どうぞ!

「はい!カットーー!いやぁー、優斗君、君ー、演技初めてにしてはいいねー!」


「いえ、ありがとうございます。もっと頑張ろうと思います。」


「そうかそうか!謙虚だねー。」


今は未来の俺が今の俺に会うシーンの撮影をしている。弘さんは、演技に関して全くわからない俺に演技についてとことん教えてくれた。まるであの噂が嘘なのかのように。多分、演技にはとても真面目な人なのだと思う。俺は素直に感謝しようと思った。

そんなこんながあってある程度演技は上手くなっていた。


「妃奈ちゃんもいいねー」


俺が少し休憩をもらい、休んでいると妃奈さんの演技している姿が目に入った。一言で言う。まるでこの映画のヒロイン、萌なのかと思った。それくらい上手かった。俺は妃奈さんを見て頑張ろうと気合を入れ直し再び撮影に向かった。


そして、1週間後花澤さんに呼び出された。


「優斗君!来週に貴方のライブが決定したわよ!

今は映画作成で忙しいかもしれないけど、あなたの本職はアイドルだからね。とりあえず来週ライブが控えてるから、頑張ってね!」


花澤さんの口から出た言葉に俺は唖然とした。俺は映画作成中はアイドルの活動は停止すると思ってた。だからいきなり来週ライブだと言われて驚いた。でも今考えると当たり前だと思う。なんの知名度もない人が映画に出ても人気が出ないからだ。俺は花澤さんの段取りに驚きつつも


「はい!頑張ります!」


とにっこりと笑って返事をした。






俺は1週間、映画の撮影を止めてもらい、レッスンに励んだ。歌のレッスンの時にデュエット曲の練習をさせられた。当日スペシャルゲストと歌うそうだ。俺はそのスペシャルゲストが気になりつつも、ゲストの人に恥をかかせないようにさらに頑張った。







そして1週間後、俺は今6曲目を歌っている。俺の目の前の一番前の列には妃奈さんと花澤さんが座って俺の歌を聴いている。後から聞いた話によると、花澤妃奈さんを北条 弘 近づけないようにするため同伴したらしい。

俺はいつも以上に感情を込めて歌った。そのおかげか、歌い終わると会場は黄色声援で包まれてきた。

「キャーーー!優斗くーーん!カッコイイ!」

「こっち向いてー!優斗くーん!」

などと送られてくる声援に俺は笑顔で応える。するとさらに声援が大きくなる。流石に次の曲を歌わないといけないと思った時に急に花澤さんがステージに出てきた。観客は、


「乱入かなー……?あなたー!早く降りて来なさい!優斗君が迷惑してるじゃない!」

「優斗君ファンとしてその行動は許せないわよ!」

「おーい!そこの君、降りなさい!」


などと罵声を上げていた。そんな声に花澤さんは微動だにせずスタッフからマイクをもらって言った。少し会場のテンションが下がる。しかし、それを遮るかのように花澤さんはハキハキと喋りだした。


「えー、皆さま大変お騒がせしました。私は 如月 優斗 のマネージャーをさせていただいています、花澤 飛鳥 と言います。」


花澤さんが話し出すと会場は疑問に包まれた。俺も今から何が起こるのか疑問に思っている人の一人だった。なんせ、マネージャーがステージに上がるなど前代未聞だからだ。しかし花澤さんのこの一言でそんなことがどうでも良くなるくらいに会場の雰囲気最高潮に達した。


「今日はスペシャルイベントとして、優斗 と あの国民的アイドル 白石 妃奈 のデュエットでラストを飾りたいと思います!」


俺はとても驚いた。まさか妃奈さんとライブするとは思ってもいなかった。花澤さんはウィンクをしてステージから降りた。それと入れ替わるように華やかな衣装を纏った妃奈さんがステージに上がってきた。

俺の心臓は張り裂けそうなくらいに鳴っていた。妃奈さんをこんな間近で見たのは初めてだった。妃奈さんも少し頬が染まっている。俺は妃奈さんを見つめてしまっていた。会場が少しガヤついて、俺はやっと現実に戻ってきた。そして、俺は軽くトークを交わしてラスト曲を歌い出した。


「僕の瞳に映るのは 君の眩しい笑顔だよ♪

僕の耳に響くのは 君の綺麗な声だよ♪」

『私の瞳に映るのは 君の優しい姿だよ♪

『私の耳に響くのは 君の素敵な笑い声♪』

「君の声がするのは 僕の左側だよ♪」

「あなたの声がするのは 私の右側だよ♪』

「神さまいるならどうか 僕の願いを聞いてください♪」

『神さまいるならどうか 私の願いを聞いてください♪』

「『いつまでも いつまでも 愛する人がとなりにいますように

  手を伸ばせば触れるとこに いつもあなたがいますように』」

           ・

           ・

           ・



妃奈さんの顔は少し汗をかいたのかライトに当たって輝いてる。俺は今妃奈さんと、普通なら会う事さえ難しい妃奈さんと歌うことができたということを再認識し、妃奈さんにこう伝えた。


「今日はライブに来てくれてありがとう!」


こうして俺の特別なライブ、妃奈さんというスペシャルゲストと初めて作りあげたライブが無事終了した。


1週間後テレビで妃奈さんと俺のデュエットを見て、匠が俺が出ていることを口走りそうになったのは別のお話。


ありがとうございました!


最近、どんどん1話の文字数が少なくなってるような……。ってことはさておき、先に予告しておきます。次は長くなるかもしれません。「かも」ですよ(笑)。主はとても変わった人なのでイメージしにくい場面などあると思いますが、イメージ豊かにしてお願いします!では、次の話で

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ