ろっく? びじゅある? ろかびりー? 【すげどう杯企画】
ナッシュビルと聞いて何か連想するだろうか?
何も連想できなかったあなた、勉強しましょう。
アメリカを連想したあなた、人並みの頭脳です。
テイラー・スウィフトを連想したあなた。通ですね。
チェット・アトキンスを連想したあなた。渋いですね。
グレッチを連想したあなた。カントリー野郎ですか? それともロカビリー小僧ですか?
アメリカ合衆国テネシー州ナッシュビル市。
そこはカントリー音楽の聖地である。
「カントリー音楽って何じゃいや?」
「田舎の音楽かぁ? うちにもあるでぇ?」
「えろう古くせぇ音楽じゃろぉ?」
なんて勘違いしてはいないだろうか。
日本での発祥は進駐軍が来た頃。私がまだ若かった頃、ギブミーチョコレート! ギブミーチューインガーム! なんて言っていたものだ。
いかりや長介がベースを弾き、寺内タケシがギターを弾いたマウンテン・プレイボーイズなんてのもある。
それはともかくカントリーの聖地ナッシュビルである。
そこにはカントリーの殿堂『グランド・オール・オープリー』がある! アメリカ最古のラジオ番組なのだ!
それはともかく、日本ビジュアル学会員である私がなぜカントリーを語ろうとしているのか? 大して詳しくもないくせに。
簡単だ。
好きで好きで仕方ない曲があるからだ。
全てのギタリストが弾きこなすことを夢見る名曲『キャノンボール・ラグ』
カントリーの歴史のみならずギター史に偉大な足跡を残した男『マール・トラヴィス』の曲である。ハウリング問題を解決するギターの開発にも関与しレスポールに多大な影響を与えた男である。
そんな情報はどうでもいい!
『キャノンボール・ラグ』を聴いてくれ!
『Canonball Rag』だ!
ストレイキャッツのブライアン・セッツァーだって弾こうと試行錯誤しているんだ!
名曲なんだ!
何が凄いかって?
聴 け ば 分 か る!
え? 1人で弾いてんの?
どこ弾いてんの?
何で弾いてんの?
そんな感想を覚えること請け合いだ。
最初に聴いた時の印象は、スーパーマリオワールドの最初の面ぐらいの曲に似ているなぁーだった。
そんなマール・トラヴィスだが、ギターもカッコいいのだ!
なんと! フィンガーボードに『MERLE TRAVIS』と刻印されているのだ! 完全にトラヴィスモデルと化している。かなりオシャレなギターである。
絶対聴いてくれ!
さて、今回の企画は『すげどう杯』
すげーどうでもいいような、ろっくな生き様を示す必要がある。
私もかつてはビジュアル界の片隅に身を置いた男。しかし、ろっくな生き様はどうやったら示せるのか。
『キャノンボール・ラグ』を弾いてYouTubeにでもUPするか? 無理だ。弾けるわけがない。
文章でエピソードを載せるべきか? 無理だ。品行方正な私にろっくなエピソードなどない。いけない薬もケンカもしたことなどないのだ。
そう、だからすげーどうでもいいのだが、せめてカントリーな生き様を示したいと思う。山口県を本拠地とする日本ビジュアル学会。超イナカである。バスはもう来ない。コンビニまでは車で山を越えなければならない。風呂は五右衛門風呂を蒔で沸かす。薪割りはお手の物だ。チェンソーから斧まで任せてもらおう。夏は蝉がうるさく台風が来れば田んぼの水が気になる。そんなカントリーだ。
ところで、すげーどうでもいいのだが600話超えの異世界を舞台にした金融ファンタジー『異世界金融』にはキャノンボール・ラグをモデルとしたキャラが登場している。
その名も『ラグナ・キャノンボール』
ちゃきちゃきのお姐さんである。
さあ『キャノンボール・ラグ』が聴きたくなったよなぁ?
ROCK NEVER DIE!
『本作は「すげどう杯企画」参加作品です。
企画の概要については下記URLをご覧ください。
(https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/1299352/blogkey/2255003/(あっちいけ活動報告))』