表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
65/231

第64話 夢魔リフエム

レイちゃんを乗っ取っていた裸の悪魔に忠誠を誓われた訳ですが。

結局着せるものがなかったので、シーツにくるまっている訳なんですが。


頼むから胸や、太モモや、お尻をチラリズムしてくるのはやめて。意識しちゃうから。


「えーと、リフエムちゃん。

 なぜ下僕になりたいなんて言い出したのかな?」


「それは、私を魅力的だと熱弁してくれたし。

 そんな人なら大切に扱ってもらえるかなって、思ったんです。

 それと、せ・え・き、が美味しかったので。」


「生気ね!変な言い方しない。」


「フフフ。ご主人様は面白いお方ですね。

 あんなに私の魅力について熱く語っておられたのに。」


「それはですね、紳士ですから。」


「フフ、そんな殿方を熱く狂わせるのが、私の役目。

 好きにして、いいんですよ。」


うう、いかん。やはり悪魔的魅力だ。

ここはきっぱりと。


「悪いけど、下僕とかそういうのは要らないんだ。」


「何故です?ではあのレイスは違うのですか?」


「ああ、レイちゃん?

 あれはですね成り行きと言うか、

 したくてそうなった訳じゃないんだ。」


「だったら私も…。」


「別にレイちゃんは俺の下僕って訳じゃないし。

 普段は自由にしているよ。

 リフエムちゃんはどうしたいの?」


「ヒトシ様に支配されたいです。」


「それで?」


「いっぱい可愛がってもらいたいです。」


うう、なんだこの子は。かわいすぎる。


(ダメよヒトシさん。)


あ、レイちゃん。


(これも彼女の術中よ。分かってるでしょ?)


はい、半分。

ワシの妄想を地でいっとるからのう。怪しいとはおもっとったんじゃ。


(何でいきなり年寄り臭くなってるのよ。)


こうでもしないと俺の若さが暴発してしまうから。

きゃっ!言っちゃった!


ま、支配してほしいって言うんだから支配してあげましょう。


(…どっちが悪魔かわからないわね。可哀想に。)


何言ってるの。レイちゃんを乗っ取られてただで済ませる訳ないでしょ。


(はあ、よく恥ずかしげもなくそんなことが言えるわよね。

 でも…、ありかと。)


フフフ、俺の理想の女の子をどうしてやろうか。


(…やっぱり今の撤回。私の感謝を返して。)


あれ、なんか間違った?


「そうか。わかった。いっぱい可愛がってあげるよ。

 お望み通り支配のスキルでね。」


目を見開いて凍り付くリフエム。


「支配の、スキル?そんなの聞いてない。

 それじゃあほんとに下僕にされちゃう!」


「そうして欲しいって言ったのは君だよね。」


「それは、えっと。」


狼狽えるリフエム


「じゃあ、いくよ。」


「ま、待って。お願い、スキルなんて要らない。

 身も心も貴方の物だもの。」


「そうか。なら一つ質問に答えてくれ。」


「はい、何なりと。」


「君の主人は誰だ?」


「はい、ヒトシ様です。」


「そうじゃなくて。前の主人。」


「それは…。」


言いよどむリフエム。


「言えないの?」


「いえ、ヴォルフガング様です。」


「そう。あの人こういう卑怯な手も使うんだ。」


「卑怯だなんて。そんなことはありませ…。」


擁護しようとするリフエムをジロリと睨む。


「あ、えと。」


「ヴォルフガングは何が目的なんだろうね。」


「それは分かりません。ただ身近な女を使いヒトシ様を虜にしろと。」


「それで。でもよくレイちゃんを見つけたね。」


「はい、最初はヒトシ様の夢に入って、

 身近な異性を探ろうと部屋に侵入したんです。

 そしたらレイスがいたので。乗っとりました。」


「そういうことができるんだね。」


「はい、夢魔ですから。」


「そうか、それでそんなに魅力的なんだ。」


「だから、早く可愛がってほしいんです。」


ハラリとシーツがはだけ、華奢で魅力的な身体をさらけ出す。


ムッハ!たまりませんな!


…心の中から冷たい視線を感じる。


リフエムは腕に抱きつき。左右に身体を捻り膨らみを擦り付けてくる。


「気持ちいいですか?ご主人様。」


「はいぃ。気持ちいいですぅ。」


「ふふっ。」


「あ、今あと少しって思ったでしょ?」


ハッとして、離れるリフエム。

腕をつかみ、支配発動。


瞳から輝きが失せる。


「はい、今思ってたことを正直に。」


「男なんてみんなこんなもんよ。チョロいわ。

 ああ、またこれでヴォル様に一つおねだりができる。

 今度はもっと激しく愛してもらうんだから。

 あぁ、考えただけで疼いちゃう。」


支配を解く。


「あ…。嘘。」


みるみる頬が赤くなる。


再び支配を掛ける。


「この前はどんなことしてもらった?」


「おしり叩かれながら罵られたの。

 それで更に汚い女だと罵られた。

 あまりの興奮と快感で気を失ってしまいました。」


解く。


下腹部を押さえ、ガクガクと小刻みに震えている。


「もう、やめて。止めて下さい!」


「で、次はどうしたいって?」


三度支配を掛ける。


「後ろから、窒息するくらい首を絞められて、

 気絶するくらい激しくしてほしい。

 ああ、ヴォル様。考えただけで…。」


解く。


「ふうっ。」


腰に力が入らなくなったのか、ヘタリ込んでしまった。

どうやら彼女はマゾの気質があるようだ。


「こんなに恥ずかしいことを喋らされて夢魔として終わりだな。」


「はぅ、そんな。」


「そうだろ?誘惑するはずの男の前で自分の恥情を晒しているんだから。」


「それは、…その。」


「首を絞められて、気絶するくらい激しくだっけ?」


「そんなこと…。」


どんどん声が小さくなるリフエム。


「いい趣味だな。失敗して帰れば、また沢山罵られて、またいっぱい感じれるな。

 それじゃあな。」


「そんな、待って。待ってください。」


縋り付くリフエム。


「薄汚い淫魔の分際で、俺にさわるなよ。」


「お願いです、もう帰る場所なんて…。

 支配でもなんでも受けますから。」


「違うだろ。

 支配されて体も心も自由を奪われる感覚が気に入ったんだよね?」


「それは、ちが…。」


「ヴォル様のことを思いながら他の男に思うままに操られる。

 恥辱と背徳と期待と敗北と入り乱れて、気が狂うほどだろ?

 このままこの男に身も心も縛られて果ててしまったら、

 どれ程の快感を得られるか。期待してしまっている。」


「うっ…。」



「図星か。この変態が。」


「はぁ。ふぅ。お願いです。この卑しい淫魔めに、どうか無慈悲なる支配を。」


「無慈悲?慈悲の間違いだろ。それを欲しがってるお前にとってはな。」


「そうです。あなた様の支配がほしい。

 抗うことの叶わない完全なる支配が。

 今すぐ私のすべてを支配して下さい。

 すべてを貴方に捧げます。」


えっと、どうしようレイちゃん。


(どうしようって、知らないわよ!何で悪魔に忠誠誓わせてるのよ。)


「ヒトシ様?どうされました?早く支配を。

 恥辱も恋慕も敗北も期待もすべて支配してください。」


再び擦りよって来るリフエム。


ま、負けそうです。


(自分で仕掛けといて収拾付けれなくなってどうするのよ。)


いや、夢魔としてのプライドをへし折ってやろうと思ったんだけど。

やり過ぎましたかね…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ